<バズる美女>


戌年如月閑話休題。
ひと月ほど前、つまり年が明けた頃、スマートフォンを新調した。7年間使ったiPhone4から最新型iPhoneXへ機種変更。今どき7年間も使い続けるかぁスマートフォン…。小学生が大学生になっているわけだ。電話はほとんど使わないので、用途はもっぱら移動中のメールとネット徘徊、YOUTUBE。機能そのものは古い機種でもあまり問題なかったのだが、しかしさずがに通信速度は遅いし、カメラ性能は低いし、ということで重い腰を上げた。変えてみればやはり隔世の感有りで、今更ながら3GからLTEになった通信は安定して速度も格段にアップし、最新のアプリも制限なく使えるようになった。そしてカメラ性能も見違えるほどに向上した。


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きょうは仕事帰りに立ち寄った本屋で雑誌を物色。
「バズる美女」というタイトルと物憂げにたたずむ表紙の平成美女に惹かれて月刊PENをピックアップ。レジに持っていくのが少々気恥しく、音楽好きで珈琲好き、美女はついでに…という言い訳を心で唱えつつ、他の2冊を上にのせてレジに差し出した。高校生の頃、桃色雑誌を買うときに数Ⅲ難問集を上にのせてレジに出す、あるいはこの歳になっても美女ジャケ買いのアルバムだけでは気恥しく、つい渋いブラームスの盤を一緒にのせてレジに差し出す。そんな感じを久々に味わった(^^


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食卓テーブルに上に雑誌を並べて、ほんのわずかな光だけでiPhoneXのシャッターを切ったがクリアに写る。撮像素子と画像処理エンジンの進歩に加え、光学的手ぶれ防止機構も入っているようだ。このところのブログ記事の写真もiPhoneXで撮ることが多く、もしかしたらすでに気付いていた輩がいるかもしれない。「バズる美女」の何たるかは、どうぞ書店店頭でご確認のほどを。そういえば月刊PENは数年前にも美女特集があった。2011年2月号。やはり2月、7年前。そうか、ちょうど先代のスマートフォンを手にした頃のものだったかと、妙な符合に不思議MAX。山下達郎のサンデー・ソングブック25周年特集のBRUTUSはポピュラーファンならずとも必見の一冊。ポップス半世紀の足取りエッセンスです。


月刊PENの平成美女もいいが、ぼくら世代にはやはり昭和の美女が…





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ブログ記事



自虐的に言う必要もないだろうが、このブログの記事にはほとんどオリジナリティはない。多少は自分の感想、考えを書いてはいるが、大半はすでに世にある情報の繰り返しに過ぎない。取り上げる盤もたまたま聴いた盤を思い付くまま選ぶだけ。…ではあるが、それでも、演奏の印象をどんな風に表現しようか、参考になるようなYOUTUBE音源は何を貼ろうかと思い巡らす。そんな中、だいぶ前から気になっていることがある。このブログで取り上げた盤やジャンル、話題や貼ったYOUTUBE音源などをそのまま取り上げた、あるいはそれにきっかけを得て仕立てたような他のブログ記事を散見するようになった。ありていに言えば「何となくマネされているなあ」と感じることがあるのだ。

一度や二度なら偶然もあるだろうが、何度か続くと偶然とも考えにくくなる。ある知人からこんな話を聞いた。その知人は自分の趣味に関するインスタグラムを開いていて、写真と併せて考え抜いた簡単な説明や感想を記載している。知人によると、フォローし合っている他のインスタグラム利用者の記事に、しばしばその知人が考えたフレーズが使われているのだそうだ。知人曰く、そのフォロワーは知人の記事に対して「いつも素敵なフレーズで楽しみにしています」とコメントしてきたそうだ。知人としては、アクセスされるのはうれしいが、そのまま何のことわりもなく自分の言葉やフレーズが流用されるのは、やはり愉快ではないという。敬愛するその道のプロや作家をトレースするのはよくあることだし、ぼく自身は問題とは感じない。しかし素人が素人のマネをするのは感心しない(プロがプロの…も同様)。ブログを書く動機や目的は様々で、勝手気ままに書けばいいと思っているが、だからこそ自分の頭と感性の範囲で書けばよいと思う。アクセス記録を解析して何がしかの「裏取り」は可能だろうが、そんなことをする気もない。せめて「与太さん、その記事・音源ナイス!いただきます!」くらいのコメントがあると休心する。

…そういう与太さん、アンタの記事もあちこちのマネが多いぜ…と言われるかもしれない。ぼく自身はブログを始めてからというもの、自分の記事を書くのに精一杯で、他のブログをみることが少なくなったから、そもそもマネすべき記事に触れる機会が少ない。それに、もし自分が記事にしようと思っていたようなことが書かれているブログを見たときは、意識的に(心情的に)同じ話題は避ける。それでも偶然やその他の要因が重なり、そう思われることがあるかもしれない。そんな風に考えていると、こんなブログなどやめ、ひとり静かに音楽と接していた方がいいかなと思うのだ。


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迎春2018



あけましておめでとうございます。
昨年同様本年も、天下国家と人生は語らず。道楽人生成れの果てのお粗末を、ぼちぼち、ほどほど、のらりくらりと書いていきます。引き続き宜しくお願いいたします。


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さて、昨今当地の世間への露出度は増加しつつあるものの、その取り上げられ方は北関東勢の栃木・茨城との県民ショー的底辺争いの様相。それほどまで民度が低かったかと今更ながら認識。首都東京から1時間余の通勤圏、天災少なく安定した気候風土、豊かな自然と農畜産物、良好な企業立地雇用環境、中々生活しやすい土地ではあるが、生活のしやすさだけでは誰も振り返らないのが現実。世界遺産(富岡製糸場)とゆるキャラ(ぐんまちゃん)での地域再生も限界かとも実感するが、さて今年はいかに…。 当ブログの与太話も、そんな平々凡々なローカル環境の中にありながらも、アンテナ程々に上げて何とか続けていこうかと、年頭にあたり恒例の世相回顧クロニクルを。過去を見据え、今年そして未来を占いませう。


■10年前 2008年 平成20年
リーマンブラザーズ破綻と金融危機、中国製ギョーザ事件他食品異物混入続発、秋葉原無差別殺傷事件、年越し派遣村、洞爺湖サミット、iPhone3G、崖の上のポニョ、おくりびと、北京オリンピック 物故:江藤俊哉、市川崑、ホルスト・シュタイン、服部正、赤塚不二夫、寺内大吉

■20年前 1998年 平成10年
若貴兄弟横綱誕生、和歌山カレー毒物事件、北朝鮮テポドン発射三陸沖着水、明石海峡大橋開通、iMac、Google設立、踊る大捜査線、長野オリンピック 物故:テンシュテット、石丸寛、石森章太郎、高橋竹山、村山実、黒澤明、淀川長治

■30年前 1988年 昭和63年
リクルート事件、青函トンネル開通、東京ドーム開場、瀬戸大橋開通、ミニ四駆、「乾杯」「酒よ」、ラストエンペラー、となりのトトロ、ソウルオリンピック、カルガリーオリンピック黒岩彰銅メダル 物故:宇野重吉、荻昌弘、茅誠司、ヘンリク・シェリング、ムラヴィンスキー、 誕生:佐々木希、榮倉奈々、前田健太

■40年前 1978年 昭和53年
キャンディーズ解散、日中平和友好条約、インベーダーゲーム流行、、成田空港開港、宮城県沖地震、「UFO」「君のひとみは10000ボルト」「与作」、スターウォーズ、未知との遭遇、野性の証明 物故:花森安治、古賀政男、ハチャトゥリアン、田宮二郎、水原弘 誕生: 村治佳織、菊川怜、釈由美子、小泉孝太郎

■50年前 1968年 昭和43年
3億円事件、小笠原諸島日本返還、大学紛争、巨人の星、「三百六十五歩のマーチ」「恋の季節」、黒部の太陽、2001年宇宙の旅、メキシコオリンピック、 物故:円谷幸吉、カイルベルト、ウェス・モンゴメリー、万城目正 誕生:川井郁子、葉加瀬太郎、舞の海、桑田真澄、ブル中野


富岡製糸場の紹介



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2017年回顧<覗機関編>



年末恒例本年回顧。ブログタイトルをなぞって<音曲編><六弦編>に続き、きょうは覗機関=のぞきからくり編。覗くためのからくり…まあ、オーディオって感じですかね。


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万事に変化の乏しい日々日常。だが、オーディオに関しては今秋、久しぶりの大きな更新を行った。かねてより懸案だったアキュフェーズのセパレートシステムを一気に導入。アンプとCDプレイヤーの全面入れ替えとなった。

 パワーアンプ:アキュフェーズ A-70
 プリアンプ:アキュフェーズ C-2450 (フォノモジュールAD-2850)
 SACD/CDプレイヤー:アキュフェーズ DP-560
 アナログプレイヤー:CEC 930
 カートリッジ:オルトフォン SPU-G
 スピーカ:アヴァロン ECLIPSE
 ヘッドフォン:ゼンハイザー HD800ソニー CD-900ST
 イヤフォン:シュア SE535

一昨年あたりから、まともにスピーカーを鳴らす機会が減った。夜半になって、食卓テーブルにおいたノートPCで与太ブログを書いたりネットを覗いたりしながら、PC付属のドライブにCDをセットしてそのままヘッドフォンリスニングということが多い。オーディオ的には及第点に届かない構成だが、うるさいことを言わなければ深夜のチョイ聴き確認にはオッケーのレベルだ。

スピーカーと対峙して聴くときには、もちろん音楽を楽しむことに違いはないが、数年前にスピーカーをアヴァロンECLIPSEにしてからは、ECLIPSEが提示する音場感に浸るのが主目的になってきた。オーケストラはもちろんミニチュアサイズだが、左右の広がり、前後方向の奥行きなど、実際のステージをイメージして聴く。ピアノやチェロ、ギターなどの器楽曲は、音量設定を適切に行えば実際の楽器を目前にする感じにかなり近く、リアリティ満点だ。 スピーカーの解像度や音場感が向上すると、音盤に刻まれた情報にはまだ奥があるのではないかと<欲>が出てくる。そんな欲がゆえに、オーディオの泥沼にずぶずぶと沈みこむ輩も多いわけだが、その気持ちも理解できる。理解は出来るが、それを具体化するためには相当な財政出動が必要。そこで逡巡、停滞、撤退、突進…と分かれることになる。そして今年は秋になって、一気に突進となった。

プリアンプの最新モデルC-2450は、音盤からピックアップした情報を細大漏らさずパワーアンプへ送り込み、予定していたモデルからワンランクアップしたパワーアンプA-70は、音楽を色付けしない摩天楼型のエネルギーバランスを保ちながらも、押し出しのいい低音を聴かせてくれる。当初、アンプが変わっても音に大きな変化はあるまいと踏んでいて、アンプの入れ替えは、ちょっとしたお楽しみとして散財のカタルシスを味わうくらいだろうと予想していた。しかし実際に入れ替えてみるとの、その音の刷新ぶりに驚いた。それまでがアンプL-570・プレイヤーD-500ともにラックスマンの、それも四半世紀前のモデルで、同社のまったり系キャラが濃厚なモデルだったこともあって、アキュフェーズの高解像度路線の音に接したときには、月並みな表現だが「こんな音まで入っていたのか」と驚いた。同時に、アヴァロンECLIPSEの身上とする音場感がより一層際立つようになり、前後左右に加え、上下方向の空間再現もより明確になったように感じる。

まともにスピーカーと対峙して音楽を聴くことも以前と比べ少なくなった状態でオーディオセットを入れ替えるのはどうしたものかとも思ったが、限られた機会、限られた時間だからこそ、そのときは出来るだけいい条件で聴きたいと、勝手な理屈でちょいと散財。結果的には今回の突進作戦は無事勝利。音楽の聴き方をより深化させ、投資回収に努めようと思っている。


☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆

さて、今年もいよいよ押し詰まり、残すところわずか。代わり映えのしない本ブログの与太記事にお付き合いいただき、まことにありがとうございました。年内更新はこれにて終了。来年もまたマンネリMAXでスタートの予定。引き続きよろしくお願いいたします。 最後にこれも年の瀬恒例の長講一席。冬の噺<二番煎じ>をじっくりと、そして大晦日の晩は五郎との再会で本年も大団円のクロージング。それではみなさま、よいお年を。年明けにまた!


2001年に急逝した志ん朝は若い頃ドイツ語を学び、大のクラシック音楽ファンでもあった。



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2017年回顧<六弦編>



本年回顧<音曲編>に続き、きょうは<六弦編>。マイ・ギターライフを振り返る。
クラシックギターを始めたのは1970年高校一年のときだから、足掛け四十年余ということになる。といっても長いブランクもあり、本格再開したのは50歳を前にした頃。 再開後は遅れてきた道楽バブルよろしく、楽器調達に他流試合にと楽しく過ごしてきた。幸い、若い頃に比べて指が動かなくなったという感じはない。当時弾けたものは今も弾ける、弾けなかったものは今も弾けない。しかし還暦オーヴァーとなった今、それもいつまで続くか。短時間でも毎日楽器に触れるようにしたいと思うが、中々それも出来ずにいる。

現状
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恥ずかしい過去
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◇楽器◇
今年は楽器の出入りはなし。一昨年からメンバー固定継続。ギター再開から十年余となり、この間、恥ずかしいほど様々な楽器を手にしてきたが、ここにきてようやく収束の感がある。ハウザー3世、ラミレス3世、オルディゲス、サイモン・マーティー、田邊雅啓、英チャペル、手持ちの楽器のいずれもがそれぞれに個性的な音を奏でてくれていて、不足も不満も少ない。もし今後出入りの可能性があるとすれば、かねてよりいくつかの楽器店に声をかけている楽器が入荷したときくらいだろうか。サントス、エステソ、アグアド…そのあたりで状態のよいものがあればという話だが、何としてもというほどの熱意もなくなった。

◇宅録◇
今年は年頭に小品をいくつか録音したものの、それ以降は録音からも縁遠くなってしまった。そもそも、身辺諸事情もあって楽器を手にする時間が激減してしまった。何週間も楽器を手にしないこともあって、たまにケースから取り出しても練習らしい練習には至らず、気ままにスケールやエチュードを弾いておしまいということが多かった。
あちこちで見聞きした受け売りのブログ記事など書いているよりは、楽器は弾く身であれば下手でも演奏録音のアップの方がずっとオリジナリティーがあるだろう。録音して聴いてみると、自分が意識せずに弾き飛ばしているところ、意識しているが理にかなっていないところなど、よくわかる。楽器弾きは録音すべし、と自戒の一年だった。

◇アンサンブル◇
アンサンブルに関しては、同じギターの他フルートやチェロの相手にも恵まれながら、ぼくの個人的事情でお誘いに応じられない状況が続いている。今年は三月にチェロ相方の弾くヴィヴァルディのチェロソナタに<なんちゃって通奏低音>で参加したのが唯一だった。アンサンブルはソロ演奏よりずっと楽しい。何とか時間を作ってトリオやデュオで遊ぶ機会をもちたいと思っている。


以下はYOUTUBEにアップしている演奏音源。楽譜を開いて、初見プラスアルファでチョイ弾きした小品ばかり。それぞれがプレイリストになっている。リンクをクリックして<すべて再生>を押すと連続再生がスタートする。繰り返し聴く気になるようなものではないが、まあひやかしに覗いて「下手くそ、このスットコドッコイ!」とでも叫んで下さいな(^^;

◇佐藤弘和 48のやさしい小品集より Part1◇
https://www.youtube.com/playlist?list=PLjAvYRun0efOLDDkOMwokgUCGY3GUTuha
◇佐藤弘和 48のやさしい小品集より Part2◇
https://www.youtube.com/playlist?list=PLjAvYRun0efMx1g8mfgVwTs01Mb2mcFyu
◇佐藤弘和 48のやさしい小品集より Part3◇
https://www.youtube.com/playlist?list=PLjAvYRun0efMzw-WemSAXiJn6tH6RWYZt
◇佐藤弘和 48のやさしい小品集より 短調作品三題◇
https://www.youtube.com/playlist?list=PLjAvYRun0efODQA8HTN1EoudAw9qt7jsX
◇カルカッシ 25の練習曲より◇
https://www.youtube.com/playlist?list=PLjAvYRun0efNzj41ayqkwX7nnC_lymnUN
◇初級定番課題曲三題◇
https://www.youtube.com/playlist?list=PLjAvYRun0efNJHgnBPU02uKzWvj3TO0mq
◇フルート・チェロとのアンサンブル◇
https://www.youtube.com/playlist?list=PLjAvYRun0efOSB3ANatVR54NDEbZnt_yy


以下の本ブログのギター関連記事リンク。
◇ギター工房訪問記◇
庄司清英(大阪)
野辺正二(浦和)
中山修(久留米)
堤謙光(浦和)
廣瀬達彦/一柳一雄・邦彦(名古屋)
松村雅亘(大阪)
西野春平(所沢)
田邊雅啓(足利)
田邊工房2014年

◇ギター関連カテゴリー◇
カテゴリー<楽器談義>
カテゴリー<ギター全般>
カテゴリー<演奏録音>


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2017年回顧<音曲編>



今年も残すところ数日となった。
マンネリMAX、与太記事続きの本ブログだが、年の終わりのまとめとして本年述懐。ブログタイトル<六弦音曲覗機関:ろくげんおんぎょくのぞきのからくり>の成り立ちより、本日はまず<音曲編>を。ここ数年の述懐とほとんど変わらない状況に、我ながら進歩のなさと加齢を実感しつつ、まあ仕方ないかなあと。

さて、今年2017年は270本余の記事を書き、その中でおそらく200枚程の音盤を取り上げた。10月にはブログ開始から7年が経過し8年目に入った。記事の総数はまもなく1800。記録していないので定かでないが、記事にした盤は1500枚程度になるだろうか。
昨年あたりからそうであが、音盤棚の目に付くところにあって、よく聴く盤は大体取り上げたかもしれない。もっとも総在庫4000枚余の確認を記事にしていると一生続きそうになるが、そう意識して確認するつもりもないし、土台無理な話だ。もちろん新たな音盤購入は皆無といっていい状態だし、中古レコード店巡りはもうやるつもりはない。魅力的ながらCDのボックスセットに付き合うのもそろそろ止めにしようと考えている。


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…といった舌の根も乾かぬうちにナニではあるが、わずかながら新規調達もあった。
わずかながら…といいながら、トータル300枚ほどになるアンセルメのボックスセット。この夏、暑さのピークにあった頃、フランス編・ロシア編・その他欧州編の3セットを大人買い。メジャーレーベルの英デッカ盤ではあるが、相変わらず続く音盤デフレ状況の産物ということもあって、廉価で手に入れた。呑み助なら居酒屋飲み代数回分。下戸のぼくにはその出費はないから問題ないだろうと勝手な理由付け。もっともこのセット購入には、アンセルメのドイツ物が意外にいいという評判もあってのこと。ポケットマネーがあったので、つい手が…という安易な理由でもない(そんな言い訳はどうでもいいのだが…)。手にしたアンセルメ&スイスロマンド黄金期の記録は聴き応え十分。よい買い物だった。特にベートーヴェン、ブラームス等ドイツ物は期待を裏切らないもので、このコンビのドイツ物を色眼鏡で見る必要なまったくないと合点した。本命のフランス編やロシア編は、実のところまだあまり聴いていない。このコンビの全録音中、相応の枚数に及ぶボックスセットだが、よくみるとファリャ:三角帽子、ストラヴィンスキー:春の祭典、といって重要曲のステレオ録音盤がいくつか抜けているのが少々残念。いずれもこのコンビの看板のような曲でもあり、レギュラー盤のセールスに影響しないようにとの企画意図だろう。もちろん膨大なカタログをもつこのコンビのコンプリートセットというわけではないので、仕方がない面もある。

アンセルメのセット以外で新規購入した盤はごくわずか。益田兄弟の弟:益田展行のバッハアルバム、大木和音のチェンバロは、いずれも演奏会会場でのメモリアルとして手に入れた。 益田展行氏の演奏会はアルバム同様、オールバッハという意欲的なもので、当日の出来もすこぶる良かったのを思い出す。 大木和音の演奏会とこの盤は、チェンバロ末期の大型楽器のレプリカを使い、バッハやソレルといった当時のオリジナルに加え、アルベニスやグラナドス、モンポウなど、スペイン近代のピアノ曲をチェンバロで演奏するというもので、ギター弾きにもお馴染みのこれらの曲に新たな光をあて、まったく違和感はなく楽しめた。益田兄の正洋氏のよるグラナドス:スペイン舞曲集と福原彰美のブラームスはごく最近手に入れたもの。いずれも近年聴いた盤の中ではもっとも印象に残るものの一つで、企画・演奏・録音ともに優れた盤だと感じた。福原彰美のブラームスについては、近々あらためて取り上げたい。

今年手に入れた盤は以上。かつて年間200枚以上買っていた頃にくらべたら、ゼロに等しい。そもそも、以前のように音盤と対峙してい聴くようなことも数えるほどになってしまったし、新しいものに手を出そうという意欲も日に日に減退している。音盤棚の手元在庫に関しても、あれこれ未聴盤がまだあることを承知していながら、相変わらずバッハ、ハイドン、ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーと、独墺偏重の在庫確認に終始した。


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そんなこともあって、音盤在庫もいずれ整理しようと思っている。その「いずれ」がいつなのか。健康寿命を残り20年と勝手に決め、ボチボチと…という意識にはなってきた。 数年前に、音盤に押されて場所を失った書籍千冊程を処分した。処分する前には、後悔の念に襲われるのではないかとも思っていたが、実行してみればあっさりしたもので、どうということはなかった。レコードやCDもと思うのだが、こちらは高校時代に最初に買ったレコードからして、ほとんど処分していないという現実があって思案中だ。できれば、ぼくよりふた周りくらい若い世代で熱心な音盤マニアがいれば、みんな持っていって!とお願いし、20年後には手提げ鞄一つに道楽の品を収まる程度にして、跡を濁さずの状況を作りたいのだが、さて実行かなうか、かなわざるか。去年の今頃も同じうようにつぶやいていたが、今年もまた同じかと、進歩のなさに溜息MAXの年の瀬述懐である。


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クリスマス・2017



休日と重なったクリスマスイヴ。ちょっと忙しく過ごした。午前中、往復200キロのとんぼ返りドライブ。要件は…2015~2016年にボランティアで一年間お預かりしていた盲導犬パピー(その後適正検査に合格して現在は盲導犬デビューを前にした最終訓練中)を年末年始にお預かりすべく所属協会へ。昨年の年末年始にも里帰りしていて、一年ぶりの再会となった。


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この10月から新たに迎えている、まだまだヤンチャ君のパピーが歓迎の大はしゃぎ。二歳年上のお姉さんは余裕の対応で受け流し、お互い疲れてようやく落ち着き、眠りについたところのツーショットです。

昼過ぎからは車ディーラーへ。あれこれ思案していた車の納車。11年間15万キロ乗ったプリウス号とお別れし、新たな相棒となるVWゴルフとご対面。当初二か月ほどかかるとふんでいた納期が意外に早く、年内納車となった。 なんちゃってレッドカーペットもどきがある<納車室>でパチリ。40年間何台か車を乗り継いできたが、納車時の写真を撮るのは初めて。子供じみていて少々恥ずかしいが、あとにも先にも今回だけということで、ひとつ…


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<納車の儀>を終え、自宅まで足慣らしドライブ。1.4リッター直噴ターボは、出来のいい7速デュアルクラッチトランスミッションとのコンビネーションもよく、低回転域から最大トルクを発生し、アクセルを軽く踏むだけで力強く加速する。乗り味、静寂性、いずれも文句なし。カーナビゲーションを中心とするデジタル系情報管理はスマートフォンとの連携で様々な機能を提供してくれるようだが、とても短時間では把握しきない。まあ、ボチボチ確認しましょう。


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帰宅後、夕方まで少しの時間で聴いたのはこの盤。
モーリス・アブラヴァネル(1903-1993)指揮ユタ交響楽団によるルロイ・アンダーソン名曲集。手持ちの盤は1998年に<ヴァンガード・クラシック特選名盤>というシリーズでキングレコードからミドルプライスで出たときのもの。1967年録音。収録曲は以下の15曲。

 そり滑り、ブルー・タンゴ、トランペット吹きの子守歌、舞踏会の美女
 ラッパ吹きの休日、忘れられし夢、シンコペーテッド・クロック、
 プリンク・プレンク・プランク、フィドル・ファドル、サンドペーパー・バレエ
 タイプライター、サラバンド、ベルの歌、ジャズ・ピチカート、セレナータ

聴いていて幸せな気分になる音楽はいくつかあるが、アンダーソンの曲のその一つだろう。ウィンナワルツ集も素敵だが、どこかあらたまったよそいきという感じだし、モーツァルトのホルン協奏曲も晴れがましく最上の気分になるが、やはり高貴さが先に立つ。その点アンダーソンは日常的で微笑ましく、それでいて気がきいていて、ノスタルジックで…。年齢、音楽的バックボーン、そういうものを問わずに楽しめる。アンダーソン名曲集は昭和時代の健全家庭におけるホームミュージック的雰囲気もあり、一家に一枚あっていい盤だ。


この盤の音源で、時節柄<そりすべり>


<そりすべり>のジャズヴァージョン。



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プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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