ギタースケール練習 オデルマンドリン教本
さて週末だ。
今週は火曜日まで休みだったので、3日間出社しただけで再び休みとなった。30年もサラリーマンをやっていて、休みだ、仕事だと一喜一憂するのも大人げないとは思うのだが、そうした表向きのポーズとは裏腹に心身が反応してしまう。根っから怠惰に出来ているのだろう。
今夜はこの記事を書くまで1時間ほどギターを弾いた。実のところ平日は楽器を取り出しても、ちょっと指鳴らし程度には弾くことはあっても、楽譜をセットし練習らしい練習という段には中々至らない。そもそもケースから楽器を取り出し調弦をし、というところまで行かないことも多い。思い立ったらすぐに弾けるよう、楽器を常に手の届くところに置いておくという手もあるが、ぼくの場合は常にケースにしまっておく習慣が付いている。案外弾くまでの段取りが障害になる。今夜はそのハードルを越えて、きちんと楽譜を広げて弾くことになった。

練習メニューが決まっているわけではないが、まず最初はスケール練習を15分ほど。それもほとんどが半音階のメカニックなポジション移動によるものだ。調性ごとのセゴビアスケールのようなものはほとんどやらない。むしろ実用的でメロディアスなスケール練習として、マンドリン用の「オデルマンドリン教本第1・2巻」巻末にある技巧練習を弾く。譜読みに苦労するほど難しくないので、指慣らしにはちょうどよいし、マンドリン用なのでギターに弾きやすい音形ではないが、そこがむしろ練習にはよい。同じスケールを速度を変えたり、レガートとスタカートで弾き分けたりとバリエーションを付けると飽きずに練習出来る。そのあと気分がのれば、ジュリアーニ編のアルペジョ練習を何パターンか弾く。ここまででおおよそ1時間程度の時間が過ぎてしまう。もちろん気分がのらず、そこで終えたり、すぐに曲の練習に移ることも多い。今夜はひと通り指慣らしをしたあと、ポンセの「スケルツァーノ・メヒカーノ」を暗譜を目的に運指をあれこれ考えながら少し弾いて練習を終えた。
あすの土曜日、職場メンバーは何やら「芝刈りコンペ」に行くらしい。ぼくは例の提案(こちら)を試みようとも思ったが、話は通じそうにないのでやめておいた。あすは隣り町高崎市にある市立経済大学のマンドリンクラブの練習に参加の予定だ。一応指導という名目だが、そればどうでもいい。単純に楽器や音楽と戯れていられればいいのだ。もちろん20代の若者と一緒に楽器を弾く方が、芝刈りより300倍は楽しいに違いない。
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