Today’s My Room プレスティ=ラゴヤ
きょうは午前中隣り町の伊勢崎市へmixiのクラシックギターコミュニティのプチ発表会を聴きに行って来た。400名ほどが入れるホールを半日借り切り、仲間内で日頃の練習成果を披露し合おうというイベントだ。会場はギター独奏には手頃な広さのホールで、市営なので料金も格安だという。10名ほどがステージに上がったが同世代も多く、みな達者に弾いていた。会場では一昨日の記事で少し書いたY氏との30年ぶりの再会も果たした。
楽器をやっている人なら経験があると思うが、コンサートの行った晩は、刺激を受けて帰宅後必ず楽器を取り出して、せっせと弾いたりするものだ。プロの演奏会ならずとも、きょうのようなアマチュアの集まりでも同様。かくいうぼくもご覧の写真の通り。今夜は部屋中に楽器や楽譜を広げて、昼間受けた刺激に背中を押されながら、ギターを弾いた次第だ。


こんな晩はやはりギターを聴こうかと、少し懐かしいプレスティ=ラゴヤの二重奏のLPを取り出した。イダ・プレスティとアレクサンドル・ラゴヤは夫婦デュオとして、50年代から60年後半にかけて活躍した。ぼくはリアルタイムでその演奏を聴いた世代ではなく、もっぱら録音で息の合った、そしてフランスの香り高い気品のあるギター二重奏として楽しんだ。
この盤では、ファリャ、アルベニス、グラナドスといったスペインの作曲家の作品を中心に雰囲気のいい演奏を聴かせてくれる。小さい頃から神童といわれ、抜群のテクニックを誇ったイダ・プレスティは活動絶頂期の1967年に42歳で亡くなった。夫君のラゴヤはその後ソロギタリストとして活動し1999年に他界。今や二人のような大人の気品と落ち着きを感じさせる男女のデュオは、クラシックギターはもちろん、他のジャンルでもあまり見かけない。そういう時代になってしまったのだろう。


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