ハチャトゥリアン 仮面舞踏会


毎度ブルーな週明け月曜日。4月に入り新年度になってからアクシデント続きで万事あたふたとした日々が続いている。悪いときに悪いことが重なり、何とか切り抜けれれると思いきや、思わぬ伏兵が現れる…そんな毎日の連続だ。まあ、勤め人の人生なんてそんなものかと悟りながらも、こう冴えない状況が続くと、いささかうんざりだ。こんなときは、ひとつパーッと派手に遊ぶ才覚も財力ももないので、ちょっと派手めな音楽でも聴いてお茶を濁そうか。


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ご覧の盤は、旧ソビエト時代の指揮者キリル・コンドラシンが米ソ冷戦の最中に敵地米国でRCAビクター交響楽団と録音した有名が盤だ。アメリカの青年、ヴァン・クライバーンが1958年の第1回チャイコフスキーコンクールにソビエトの俊英を差しおいて見事優勝、その凱旋公演にソビエトのコンドラシンがついてきて、その際にアメリカのオケを振っていくつかの盤を録音した。そのうちの1枚というわけだ。
第1曲、ハチャトゥリアンの仮面舞踏会のワルツからゴージャスな音の洪水に包まれる。華やかさの中にも、ほの暗さやスラブ風の野性味を併せ持つ、魔力的な魅力を持つ曲だ。少し前にTVCMに使われたり、フィギュアスケート浅田真央の音楽にも使われた。腕利きのミュージシャンを集めたと思われるRCAのオケ。それをやはりRCAが当時誇ったリヴィング・ステレオの鮮明な録音がとらえている。併録されているカヴァレフスキーの組曲「道化師」も実に鮮烈で、豪華な音楽に仕上がっている。手持ちの10インチ盤LPをかけながら、古いデジカメで録った動画を以前アップしたが、ここにもう一度貼っておこう。




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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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