S.L.ヴァイス リュートのためのソナタ集 第4巻


今週は月曜と水曜に都内及び横浜方面へ出張。その間の火曜日には当地を(まさに拙宅の上空辺りを)台風が通過と、あわただしく過ぎた。やれやれ金曜、やっと金曜、ふ~っ金曜…。ハイ、お疲れ様でした。振り返ってみると、先週同様、アンプの灯を入れて音楽をきちんと聴くこともなかった。それじゃ、久々に、という気にもならず、しばらく前から音盤の棚を眺めていたが、一向に聴く気分になれず、やっと心を決めて取り出しのが写真の盤だ。


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ナクソスから出ているシルヴィウス・レオポルド・ヴァイス「リュートのための作品集」のうちの第4集を取り出した。このシリーズはもう随分前からリリースされていて、手持ちの盤は十年も前のものだが、現在は十数巻までシリーズが進んでいる。
クラシックギター弾きの常として、リュート音楽にも興味を持った時期があったし、実際30年近く前、ステューデントタイプの楽器が量産メーカーから手の届く価格で売り出されたときはすぐに手に入れて、歴史的な位置付けやら奏法やらろくろく分からないまま音を出して遊んだこともある。結局身に付かなかったし、そもそもギターと歴史的リュートの両立は難しい。
リュートに本格的に取り組んでいる人と違ってヴァイスの組曲も、順番や作曲年代やら、そうした周辺情報に関心を持たぬまま、ただその響きを楽しんでいる。この第4集に収録されているものは、ヴァイスがドレスデンの宮廷に仕えていた時代のもので、第二次大戦で失われた手稿が90年代に入って修復・出版されたと解説にあった。どの曲も一聴してヴァイスの作品と分かる音使い。豊かな響きで深い抒情性を感じさせる。梅雨空のこんな季節にバロックリュートの幽玄な響きに身をゆだねるのも一興だ。


ヴァイスではないがバロック期の音源から二つ。
フランス・バロック期の作曲家;ロベルト・ド・ヴィゼーの作品。スウェーデンの奏者;ヨナス・ノルトベルグのテオルボ。



こちらは、バロック・ギターとテオルボとのデュオ。音楽以前に、バロックギターを弾くアンナ・コヴァルスカの美貌に参ってしまう。



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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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