2012年 述懐 <六弦編>
今年も残すところわずかとなった。2010年10月に始めたこのブログも三回目の年の瀬だ。これといった趣向もないので、昨年同様今年を回顧しよう。きょうは<六弦編>マイギターライフについて。
思えば今年もろくろくギターを弾かなかった。平日はほとんど楽器ケースを開けることはなく、ギターを弾くのは週末に限られたが、といって週末はいつもギター三昧というわけでもなかった。少しは大きな曲を暗譜して…などとも考えたし、mixi仲間の発表会も毎月参加しようとも思ったが中々ままならず。漠然としたプランや夢だけ持っていても具体的に計画・実行しないと、結局1年経っても同じ場所で足踏み状態ということをあらためて実感した。そんなパッとしない今年の六弦ライフであったが、いくつかエピソードを。
<人前での演奏>
昨年春から参加しているmixiのクラシックギターコミュニティ。有志による発表会は当地から近いところでも毎月のように開かれている。今年は川越、太田、加須などに出向いて計7回参加した。いずれも15~20分枠で小品を並べた安直な演奏に終始した。
2012年4月28日 川越「蔵里」
2012年6月23日 太田「今井酒造酒蔵跡」
2012年7月15日 川越「蔵里」
2012年7月22日 伊勢崎「カフェ・ロッシー」
2012年9月2日 加須「市民プラザ」
2012年9月15日 川越「蔵里」
2012年12月22日 前橋「群馬会館」
その他4月には隣り町高崎でギター教室を主宰している石原先生とあるイヴェントに二重奏で参加。昨年12月の演奏同様19世紀ギターによる二重奏の他、モダンギターでの二重奏でビートルズの曲を演奏した。
印象に残った演奏として4月28日川越で演奏をした三重奏の様子を貼っておく。グラニアーニ作曲のギター3本のためのオリジナル作品。典型的な古典様式のいい曲だ。パートは年功序列で決定。1stは旧友Y氏、3rdはO氏、両氏のあいだでぼくが2nd。旧友Y氏は学生時代にジュリアーニの協奏曲を弾いた経験もあるし、O氏は1982年クラシカルギターコンクールの覇者。当日1回だけ合せて2回目が本番というスリリングな演奏だった。ぼくは練習不足で2楽章が全然弾けてない。
グラニアーニ;三重奏曲
<楽器あれこれ>
今年は(今年も)楽器の出入りがいくつかあった。19世紀ギターのオリジナルとして英Chappelle社ブランドの豪華螺鈿入りのマスターピースを手に入れた。この楽器はこれまで弾いた何本かのオリジナル19世紀ギターの中でも最も好印象のものの1本で、先日前橋でのmixiプチ発表会でお披露目した。録音で聴いても良く通る音だ。モダンギターでは6月に念願のハウザーを手に入れた。大きな買い物だったが、そのために頑張って働いているようなものだ。ごく真っ当に作られた堅実でしかも非凡な楽器。一方、長らく使っていた中出敏彦氏と西野春平氏の楽器を手放した。今後はもう楽器の出入りはないだろう。今持っている何本かの楽器はいずれも素晴らしい音で不満はない。


J.ハイドン作曲・石月一匡編曲<アンダンテ>
あまりパッとしない今年のギターライフだったが、来年2013年は少し落ち着いて楽曲に取り組もう。出来れば古典期のソナタを一つ二つ演奏してみたいし、ポンセやタンスマンなどの近代作品ももう少し弾いてみたい。最近、このまま老いぼれて、数年後には楽器が弾けなくなるのではないかという嫌な予感が頭をよぎる。あと何年弾けるのかを考えなくてはいけない年齢か…。来年は少し気合を入れて頑張るとしましょうか。
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