閑話休題
きょう日曜日、旧友Y氏他と古楽器奏者;竹内太郎さんのところでガダニーニやシュタウファーのオリジナルを試奏しようとの誘いがあって、そのつもりでいたのだが、午後から野暮用ができて残念ながらキャンセルした。竹内さんからは19世紀ギターのオリジナル楽器やロンドン在住の製作家;デイヴィッド・ホワイトマンのギターを紹介していただいた経緯がある。昨年、一昨年と過去3回ほどスタジオへもお邪魔して、いろいろな楽器の試奏や音楽談義で楽しい時間を過ごした。現在ロンドンを本拠地に、欧州での演奏活動の合間をぬって帰国し、日本でのコンサートやレッスン会なども開いている。HPには欧州での演奏会や古楽関係者との交流が綴られていて興味深い。また楽器の紹介もしている。このページを見ると、はなはだ危険な状況になりそうなので覚悟して見ないといけない。


午後の野望用を済ませたあとは、ダラダラと楽器を弾いたりCDを聴いたりして過ごす。少し前に記事に書いたブラームス;ピアノ四重奏のシェーンベルク編の管弦楽版を再聴。そういえばあの記事を書いたあとに、隣り町のマンドリン楽団を指導しているA先生がそのシェーンベルク編のスコアを貸してくれた。簡素に書かれていながら、あの分厚い響きが出るのが不思議なほどだった。A先生はギター・マンドリン指導者にあっては異例とも言えるほどクラシック全般に精通している。ぼくの交流範囲はしれたものだが、クラシックギターやマンドリンに関係する人たちで、それらの楽器以外の音楽全般に関心をもち、精通している人を五人と知らない。A先生や旧友Y氏、あるいは先の古楽器奏者の竹内さんなどは数少ない面々。古典音楽に通じ、共通認識で会話が出来るのは何とも安心だ。音楽をやっているからといって会話が通じると思うと大間違い。ぼくの経験からも多くは話が基本のところでかみ合っていないことが多いのだ。だから少々生意気のようだが、音楽談義は様子を見ながら程々のところで切り上げ、通り一遍の相槌で済ますことも多い。その判断基準は<古典を理解しているか(しようとしている)><古典に敬意を払っているか>につきる。


そういえば昨年末、ギターケースを一つ新調した。仏bam社のもので、ギターのみならず管弦楽器全般のケースで人気のブランド。ハイテクのカーボン樹脂素材を使っていて軽量かつ堅牢、温度や湿度の変化も受けにくいという触れ込みだ。ケースとしては少々値が張るが、以前から軽量かつ丈夫なケースを一つ欲しいと思っていたので手に入れた。ツィードグレイという色だが、現物はアルミ素材のようなモダンなイメージで、色使いの割には中々派手だ。これを背負って歩くのは少々勇気がいる。
bamケースの隣りの写真は何だか所帯じみているが、ギターをしまっている押入れ上段の様子。先日から乾燥対策として押入れ扉の内側に濡れタオルを下げている。これまでギターが乾燥でやられた経験はないし、ごく普通の木造住宅なら過度に乾燥することもないのだが、ちょっと気になったので。最近はギターケースの中に入れる調湿材もいろいろ売られているが、いくつものケースに入れて管理するのも面倒なので手軽な方法で済ませてみた。どれほどの効果があるかは不明だが。
さて、あすからも仕事も本格始動。また1年始まる。まあ、ボチボチいきますか。
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