ST930無事帰還 サヴァリッシュ&SKD シューベルト<ザ・グレート>


CEC社製のレコードプレイヤーST930をメンテナンスに出したと少し前の記事に書いた。先週末メンテナンス完了の電話があったので、きょう会社帰りに立ち寄り受取ってきた。今回は修理というよりは予防保全的なメンテナンスのつもりで出したのだが、伝票によれば<回転数調整><アーム調整>の他、<ベルト交換><インシュレータゴム交換><基板半田アップ><各部クリーニング>などが記されていた。さっそく荷を解いて通電確認。ベルトを交換したせいか、スイッチオンした際のターンテーブルの立ち上がりもよくなっている。アームのゼロバランスを取ったあと、ヘッドシェル部にコピー用紙を1センチ角に切った紙片をのせると1枚で反応し、2枚で完全に沈み込む。紙片1枚が数ミリから10ミリグラムになる勘定だからアーム感度も上々。気になっていた細部のホコリもきれいになったし、これでまた当分は活躍してくれるだろう。


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さて無事帰還を祝して何か聴こうかと音盤棚を探索。一昨日の記事に書いたサヴァリッシュの盤を取り出した。1967年録音のシュターツ・カペレ・ドレスデンとのシューベルトのハ長調交響曲『ザ・グレート』(昔は9番あるいは7番、最近は8番か)。70年代半ばに廉価盤で出ていたときの盤だ。さきほどからアンプのボリュームを絞り気味にして聴いているが、スクラッチノイズはほとんど聴こえない。CDで聴いているといってもそれまでだろう。盤の状態がいいこともあるが、このCEC製プレーヤーによるところも大きい。SN比が極めてよく、初めてこのプレーヤーで聴いたとき、そのキレに良さに驚いたものだ。このシューベルトの盤でもボリュームを控え目にしているにも関わらず、各パートが明瞭に聴き取れるし、その合間をぬって時おり響くコントラバスの低いピチカートもしっかりと聴こえる。

サヴァリッシュとドレスデンの演奏は終始穏やか。この録音のあと録られた同じコンビのシューマンの全集とはかなり趣きが異なる。もちろんチェリビダッケによるこの曲の演奏のような圧倒的な構築力やスケールと一緒に論じるつもりはないが、比べるといささか食い足らない感はある。しかしこれもシューベルの一面で、ウィーン風といえばむしろこのサヴァリッシュ盤の雰囲気が近いだろうし、ドレスデンの音も落ち着いた渋めの音に録られていて、滋味あふれる演奏という表現が適当だろうか。じっくりとこちらから聴きにいくタイプの演奏として捨てがたい魅力がある。


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訃報 サヴァリッシュ逝く


週明け月曜日。帰宅後一服してPCを開くとサヴァリッシュ逝去の報。さる22日に亡くなったとのこと。享年89歳。ぼくら世代には70年代から80年代にかけてN響の指揮台に上がった指揮者の中ではもっとも親しみがある一人だった。


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サヴァリッシュの実演には確か二度ほど接した。印象に残っているのは80年代半ばNHKホールでのN響定期。メインプログラムはブラームスの第1交響曲。当時からドイツ正統派として、また知的なバランスを心得た指揮者として評価はもちろん高かったが、一方で熱気を感じない、巨匠性に乏しいといった印象も語られることが多かった。しかしこのときのブラームスは気迫のこもった演奏で、トゥッティの決め所では三階席にまで届くほどの声でオケをドライブしていた。サヴァリッシュもこれほど燃えるのかとそのとき思い、終演後、興奮さめやらぬまま渋谷の駅まで歩いたことを思い出す。

その実力と日本での人気とは裏腹にサヴァリッシュはそれほど録音に恵まれていたとはいえない。手元にある盤もごくわずかだが、中ではシュターツカペレドレスデンとのシューマンの交響曲集がベストだろうか。もちろん同じコンビのシューベルトもいい。少し古い60年代のウィーン交響楽団とのベートーヴェンやブラームスも当時の評価は決して高くなかったが、いま聴くとオケの力や録音の条件はあるが、まさにドイツ正統派の演奏で好感が持てる。もっとも彼の真価はオペラでこそ発揮されるのだろう。
今夜はサヴァリッシュを偲んで先ほどから手元にある盤から管弦楽の小品を集めた盤(写真)を聴いている。長らく手兵だったバイエルン国立歌劇場のオケを振った盤で、以前も取り上げたことがある。<軽騎兵序曲><売られた花嫁序曲><天国と地獄序曲><ハンガリー行進曲>など、お馴染みの曲が並ぶ。演奏はいずれも折り目正しい純音楽としての解釈で、素晴らしくシンフォニックだ。妙にウケを狙うようなトリッキーな演出はないし、どこを取ってもアンサンブルはピタリと合っている。いずれの曲もこんなに立派な曲だったかと再認識する。
また一人ドイツ正統派の指揮者を失った。ご冥福をお祈りしたい。合掌。


N響を振ってこの盤にも収録されているエロール;ザンパ序曲を演奏している映像があったので貼っておく。1988年サントリーホールでの演奏。この時代のN響メンバーの顔が懐かしい。冒頭少ししたところでサヴァリッシュが指揮棒を落としてしまい、以降は棒なしで振っている。



手兵;バイエルン国立歌劇場管弦楽団とのブルックナー第2番第1楽章。1987年。まさに全盛期。かなりマイナーといってよいこの曲を暗譜で振っている。そして美しいバトンテクニックはいつ見ても素晴らしい。



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閑話休題;テンシュテットとドミンゴ・エステソ


先日の記事でテンシュテットのライヴ盤を取り上げたが、その記事に彼の<リンエンツィ>序曲が素晴らしいとのコメントをいただいた(ピアニッシモさん、Thanks!)。そうだよなと思いながら今夜もYouTubeにある彼のライヴを見入ってしまった。サントリーホールでのワグナープログラムがいくつかアップされていて、マイスタージンガーもタンホイザーもまったく圧巻の演奏だ。テンシュテットが西側で活躍するようになったのは70年代後半。90年代には次第に健康状態が悪化。もう少し長く活躍してほしかった。彼のセッション録音のマーラー全集が手元にあるが、残念ながらアナログ録音からデジタル録音への移行期ということもあってか録音状態はいま一つだ。それに巷間ささやかれているように、彼の演奏はライヴが圧倒的に素晴らしい。マーラーもその後ライヴ盤が出てきて、その評価は高い。

サントリーホールでのライヴから<マイスタージンガー>


マーラー第8番の全曲がアップされていたので貼っておこう。PCにヘッドフォンを挿すなり、オーディオ出力から外部のセットにつなぐなりして聴くと、十分いい音質で楽しめる。但し1時間30分の長丁場。心してどうぞ。



一転、ギターの話。
いま手元にある楽器はそれぞれに個性的な素晴らしい音色を持ち、満足している。しかし、一つだけ足らないものがある。それはスペインの古風な響きだ。具体的には20世紀初頭から中盤くらいまでのスペインの楽器が持つ独特の音がほしい。軽めのボディー、低いウルフトーン設定、軽く立ち上がる高音。手持ちの楽器の中では、田邊雅啓氏のロマニリョスモデルやデイヴィッド・ホワイトマン作のハウザー1世モデルがそれに近いが、やはり作られてから年月が経っていないので枯れた音までにはなっていない。サントス・エルナンデス、ドミンゴ・エステソ、エンリケ・ガルシアあたり。時代が下ったものの中では、やはりエルナンデス・イ・アグアド。中でもドミンゴ・エステソにひかれる。これまで2本ほど都内の楽器店で弾いたことがあったが、いずれもふるいつきたくなるような素晴らしい音だった。

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北口功氏がD・エステソを弾いている音源があったの貼っておこう。





海外でもエステソは人気のようで、米国販売店のサイトがアップしている動画もある。録音のせいでかなり音がいじられているのが残念だ。





楽器であれ何であれ古くてよいものは相応の値段が付く。物そのものと同時に年月という時間を買うようなものだから仕方がないだろう。ドミンゴ・エステソもちょっとした車1台分だ。


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リョベート作品集


きのう金曜の晩、前日までの寝不足たたってかソファで爆睡。気付けば夜半をとうに過ぎていた。夏ならそのまま起きてしまおうかとも思うが、この季節はそういう気分にもならず、結局床に入って寝直した。明けてきょうは土曜日。真昼間のこの時間帯にゆっくり音楽を聴くことはほとんどないが、きょうはちょっと時間が出来たのでアンプのスイッチをオンにした。
寒いながらも陽射し差し込むこの時間に何を聴こうかと思案。きのう2月22日はミゲル・リョベートの命日だったと知って、彼の作品を集めたナクソスの盤をプレイヤーのトレイにのせた。クラシックギター愛好家を自認しながらも、久しぶりのギターの盤。


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ミラノ生まれのロレンツォ・ミケーリが弾いて2002年に録音されている。収録曲は以下の通り。

  1. スケルツォ - ワルツ
  2. 奇想的練習曲
  3. マズルカ
  4. 13のカタルーニャ民謡
  5. 即興曲
  6. 5つの前奏曲
  7. フェデリコ・ブファレッティのためのマズルカ
  8. 4つの民謡
  9. 練習曲 ホ長調
 10. ロマンス
 11. ソルの主題による変奏曲

ぼくら世代のギター愛好家にとってリョベートは、もっぱらタレガの高弟、カロルーニャ民謡の編曲者として知られている。実際はもっと多彩な活躍をした人物。何より演奏家として今に続くモダンギターの流れを作った一人だし、ギタリストとして世界各地を飛び回ったことも当時としては画期的だったように思う。この盤の収められているカタルーニャ民謡のようにシンプルで美しい曲やアレンジはもちろん価値あるが、一方で<即興曲>や<ソルの主題による変奏曲>など相当テクニカルな曲も残していて、彼が優れたヴィルティオーゾであったことが分かる。
この盤でギターを弾いているロレンツォ・ミケーリは1975年生まれというから30代後半。ナクソスにはジュリアーニやアグアド、テデスコなどの録音もあって、この盤でもいたって正統派の弾きぶりかつ切れのいい技巧を聴かせてくれる。使用楽器は彼と同郷のミラノの製作家;ロベルト・デ・ミランダとクレジットされている。スピーカーから出てくる音は極めてクリアかつ艶やかで、分離もよい現代的な楽器のようだ。


ロレンツォ・ミケーリが弾くリョベートの<マズルカ>



同じく<ソルの主題による変奏曲>。技巧のオンパレード!



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テンシュテット&ロンドンフィル ライヴ集


毎度毎度天気ネタの枕で年寄りくさいが、今朝もことのほか寒かった。当地群馬県南部の最低気温はマイナス3.9℃。この冬いちばんの冷え込みだったかもしれない。もう少し寒冷地であれば住環境を根本的に整えるのだろうが、それほどでもないことから地域全体としての防寒対応がなされておらず、北国から移り住んだ人は、なんて寒い土地なの?!と感じるらしい。 そんななか、きょうもプリウス号で36キロ超の通勤ドライブ。きのうから車中リスニングにこの盤を持ち込んでいる。


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BBCが関わったライヴ音源を集めた『ポートレイト・オブ・ア・レジェンド』シリーズ、その中のテンシュテットの4枚組セット。数年前にタワーレコードで叩き売られていた際に買い求めた。現在はすでに廃盤の様子。HMVのサイトには『魂の巨匠テンシュテット再評価の機運を決定づけた壮絶ライヴ集完全限定盤』と、中々派手な宣伝文句が書かれていた。収録曲は以下の通り。いずれもオケは当時の手兵ロンドンフィル。ロイヤルフェスティバルホールでのライヴ録音。

CD-1:
・ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125『合唱つき』
 マリアンネ・ヘガンデル(S)アルフレダ・ホジソン(A)ロバート・ティアー(T)グウィン・ハウエル(Bs)
 1985年9月13日
CD-2:
・スメタナ:歌劇『売られた花嫁』序曲
・ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調Op.88
・ヤナーチェク:シンフォニエッタ
 1991年4月2日
CD-3:
(1) ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92
(2) ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90
 1989年11月22日(1) 1983年4月7日(2)
CD-4:
(1) ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲
(2) シューベルト:交響曲第9番ハ長調『ザ・グレイト』
(3) ブラームス:悲劇的序曲Op.81
 1984年10月7日(1) 1983年4月7日(2)(3)

きょうはこのうち2枚目のオールスラヴプログラムを聴いた。
<魂の巨匠>といううたい文句さもありなんという演奏。車の貧弱なオーディオで聴いていても一音一音にエネルギーが満ちていてのが分かる。スメタナの冒頭、ざわざわと弦がうごめきながら次第に形を成してトゥッティを確立する様はこの曲の醍醐味の一つだが、そのざわざわ感がこの演奏で聴くと、内なるエネルギーの膨張をテンシュテットが抑えつつ、それでも漏れ出す熱情に押されるようにして吹き出す…そんな風に聴こえる。主部で出てくるスラヴ舞曲風のアクセントも民衆達が喜び勇んで飛び上がるような活気に満ちている。
ドヴォルザーク8番の冒頭、主題を奏でるチェロのカンタービレをやや遅いテンポで控え目に始めるが、主部に入るとテンポを上げ、抑えがたい勢いとエネルギーに押されて終始一貫パワフルだ。展開部では低弦群や打楽器のアクセント、ホルンの強奏が続く。第2楽章は遅めのテンポと全体にどっしりとした音響バランスで極めてドイツ的な響き。よく知られる第3楽章は意外にもサラッと歌いぬく。第4楽章は第1楽章に回帰したように速めのテンポで、エネルギーと緊張をキープしながら前へ前へと進む。例の「コガネムシは金持ちだ」のモチーフのあと、クロマティックに下降するフレーズを聴くと、この曲を初めて聴いた高校時代を思い出す。曲名もきちんと覚えていなかったのに、このフレーズだけが頭に残ったものだ。コーダは一気加勢のアチェルランドで熱気と共に突き抜けるように最後のコードを鳴らして終わる。
ヤナーチェクはドヴォルザークよりも整然とした響きが印象的だ。金管群を増強した大編成のオケを余裕をもって鳴らしている。もちろんテンシュテットの手腕もあるだろうが、きっとヤナーチェックのスコアがよく出来ているに違いない。この曲の持つ素朴なエネルギーと近代的な響きとがほどよくミックスしていて、見通しのよい響きが楽しめる。

テンシュテットのこの4枚組セットは、ライヴで本領を発揮したテンシュテットの音を記録した貴重な盤。ベートーヴェン第9や第7も名演の誉れ高い。いずれもまたきちんと聴き直そう。


村上春樹の小説で思わぬところで脚光を浴びた<シンフォニエッタ>の全曲。簡単な検索ではこの盤の音源は見当たらなかったので、SWR;シュトゥットガルト放送交響楽団をユカ=ペッカ・サラステが振ったライヴの映像を貼っておく。



何度聴いてもテンシュテットの<リエンツィ>は素晴らしい。1988年サントリーホールでのライヴ。
冒頭、トランペットのロングトーンを受け、1分過ぎから低弦群動き出し、1分40秒で調性が確立してヴァイオリン群がテーマを奏する。ゾクッとくる瞬間だ。3分前後から次第に音楽は緊張を帯ながら盛り上がり、3分45秒に全奏でテーマを奏でる。終始テンシュテットの深い呼吸が素晴らしい。



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デュ・プレ&バレンボイム ベートーヴェン チェロソナタ集


寒波の波状攻撃続く。きょう日中も陽射し乏しく底冷えの一日。明日も寒いらしい。中々一足飛びに春にはならない。きのうきょうと夜の野暮用有りで帰宅は9時過ぎ。一服して自室に落ち着くと日付けが変る時刻。ギターの練習も出来ず、じっくり音盤を取り出すことも出来ず…。まあそんな日のあります。


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気を取り直してアンプの灯を入れ、デュ・プレの弾くベートーヴェンのチェロソナタ集から第1番を絞り気味のボリュームで聴く。デュ・プレ25歳の1970年、エジンバラ音楽祭でのライヴ。伴奏ピアノは夫君のバレンボイム。デュ・プレが輝やいていた最後の録音といっていいだろうか。この曲のマイ・ベストはアントニオ・ヤニグロとイェルク・デムスの盤だが、このデュ・プレ盤もときどき取り出して聴く。およそBGMにはなりにくい、生気と熱情と闊達さに満ちた演奏だ。才気あふれる25歳。深々と腰掛けて遠く人生を思うような演奏になろうはずもない。音楽は前へ前へと進み、こちらの老いかけた心に強く訴えてくる。


ショーカット姿のデュ・プレが弾くゴエスカス間奏曲。1962年、デュ・プレ17歳。



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真昼間からニッキ・パロット


日曜の今朝も冷え込む。きのうほどではないにせよ日中も気温上がらず、陽射しが差し込む自室で終日過ごした。先日書いた通りオーディオ道具の整理が進行中。委託販売に出した品は予想以上に動きがよく、すでに845の球アンプとONKYOのセットが売れ、現在は大物2S-305の商談が進行中の由。そんな訳で身辺いささか落ち着かない中、音盤棚を見回していたら以前も取り上げたこの盤と目が合った。


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ベースを弾きながら歌うニッキ・パロットの盤。手元に2枚あるが、こちらは最初に手にしたもの。隣り町のタワーレコード店頭で逆ナンパされた(^^;ジャケ買いの1枚。収録曲は以下の通り。

1. ムーン・リバー
2. イズ・ユー・イズ・オア・イズ・ユー・エイント・マイ・ベイビー
3. セイ・イット・イズント・ソ
4. ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ
5. 恋のチャンス
6. アイ・ドント・ノウ・イナフ・アバウト・ユー
7. メイキン・ウーピー
8. クライ・ミー・ア・リバー
9. 縁は異なもの
10. ベサメ・ムーチョ
11. 捧ぐるは愛のみ
12. ニッキのブルース
13. ザ・モア・アイ・シー・ユー

お馴染みのスタンダードが並ぶ。古くからジャズ界にある<お色気路線>に引っかかるオヤジ連中には恰好のエサとも言える選曲だ。四の五の言わずに、チャーミングなボーカルを堪能すれば良しというわけで、きょうはジャケット写真のベースを自分に置き換え、真昼間からニッキ・パロットと共に過ごした。バックを固めているミュージシャンは一流どころのようで、きっと楽しくセッションしたに違いない。かのレス・ポールも晩年90歳を超えてから彼女とセッションしている。女性ジャズミュージシャンと言えばまずはボーカル。ピアノも昔から珍しくない。昨今は管楽器でもたくさん活躍している。しかしベースやドラムとのなるとどうだろう。このニッキ・パロットもおそらくレコード会社にとっては<色物>的要素もゼロではなく、セールスがよければという営業路線だろうか。
コメントするほどのこともないのだが、この手のアルバムと常として、やたらと甘いバラードばかり並べられるとさすがに食傷気味になるが、この盤では適当にスウィンギーなテンポの曲もあって飽きずに楽しめる。まあ、たまにはエエでしょう。


レス・ポールのトリオで。



こちらは最近人気のケイト・デイヴィス。ヴァイオリンからベース、ウクレレ、ボーカルと多彩にこなす。ニッキ・パロットとは路線は違うが、こちらも中々魅力的だ。



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プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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