ギター 小ネタ 二題


たまにはギターねたを。

◆ ブラームスギター
brahmsguitar.jpg

しばらく前から気になっている。90年代半ばに考案されたそうだ。チェロのようにエンドピンを持ち、チェロのように構えて弾く。更にエンドピンの先には音響ボックスがある。8本の弦は通常のギターに対して、高音側、低音側両方に拡張されているそうだ。低音弦側に向かって弦長が長くなっているので、フレットが平行ではない。三次元的にどんな状態なのか、実物に触れてみないと、にわかには分からない。それにしては弾き手のポール・ガルブレイスは極めて自然に弾いていて興味をそそる。




◆ ギター製作家:櫻井正毅
先日、YouTubeを見ていたら、以前から見たいと思っていた動画が、米国ギター販売大手のGSIからアップされていた。数年前に民放BSで放送されたもので、河野ギター製作所のオーナー:櫻井正毅氏を取り上げている。クラシックギター製作についてこれだけ長い時間カメラが向けられたのは初めてではないだろうか。河野ギターは工房というよりは小工場くらいの規模がある製作所だ。60年代から70年代にかけては特に多くの職人を抱えて、日本製のギターの中では際立った生産量と品質を誇っていた。実際、ぼくが学生時代だった頃の河野ギターは、他の国産ギターに比べて明らかに優れた楽器だった。往時から30年を経て、今では日本の他の製作家も優れた楽器を生み出しているが、河野ギターも変らず日本を代表するブランドだ。その河野ギター製作所の現在のオーナーが櫻井氏。櫻井氏は上智大学理工学部を卒業したあとギター職人への道を歩み出した。この番組では、工学的アプローチも取り入れてギターの改善に励む様子を紹介している。事情通の視点で見ると、少々物言いを付けたくなるところもあるのだが、まあテレビ番組ということで大目にみておきたい。




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プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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