ピアソラ タンゴの歴史
ごく最近になって、職場でチェロ弾きの方と知り合った。別部門にいる方なのでこれまで交流はなく、あるきっかけで互いに知るところとなった。最近ではバッハ無伴奏チェロの第6番を5弦チェロで弾いたとか。チェロだけでなくフルートも玄人はだしで、ギターとの合せ物も経験豊富。ジュリアーニのソナタはもちろん、マティエカ/シューベルトの例の曲も、チェロパートでもフルートパートでも経験済みと聞いて驚いた。もともと滅多に取り上げられない曲で、しかもその両パートを担当したというのだから素晴らしい。さらにその方の知り合いのチェロ弾きが、チェロとギターという組み合わせに関心を寄せていて、ピアソラの「タンゴの歴史」をぜひやってみたいとギターの相方を探している、与太さんいかが…と、まあそういう状況になってきた。さて、これからどう発展するか。中々楽しみだ。


そんなこともあって、「タンゴの歴史」を久々に取り出して聴いている。だいぶ以前に記事に書いたものと同じ盤。もともとがフルートとギターのための曲だが、ヨーヨー・マが例のピアソラ物のアルバムで、同曲の2曲目cafe1930を弾いたこともあって(伴奏はバンドネオン)、チェロ弾きにも人気のピースらしい。元のフルートの楽譜をオクターブ下げるなどして弾いている様子。YouTubeをのぞくと確かにチェロとギターによるcafe1930は結構な数の演奏がアップされていた。
「タンゴの歴史」は4つの小曲から成るが、中ではcafe1930の人気が高いようだ。技術的な難易度がアマチュアにも手の届くレベルであることと、哀愁を帯びた曲想によるのだろう。
手元にある楽譜でcafe1930とbordel1900をほとんど初見状態で弾いてみたが、cafe1930はまず問題ない。bordel1900も少し練習すれば何とかなるかなという感じだった。但し「練習すれば」というのが魔物で、大体は練習しないで本番直前にあたふたする。
合せ物は独奏よりずっと好きだ。特にチェロやフルートなど正統派楽器と古典派の曲など合せる機会は、ギター弾きにはとても貴重。これも何かの縁と思い、ピアソラを手始めに、ギターとチェロ、フルートによる合せ物を少し探ってみようと思う。
チェロとギターによるcafe1930。セルシェルと組んでアルバムを出しているジャン・ワンの演奏(この演奏の相方ギターはChrisWong)。録音状態に難あり。
3曲あるブルクミュラーによるチェロとギターのための夜想曲から第2番。
これは両パートとも初見でいけるかな。
同じコンビによるcafe1930
チェロとギターによる多くの曲をアップしている男性デュオ。
http://www.youtube.com/watch?v=yDcAbRvwzYs&feature=share&list=RD02NNayiEe3HOQ
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