ヴァント&NDR響 ブラームス交響曲第2番ニ長調


9月もきょうを終わり。近年の様子では9月はまだ夏。ようやく秋到来というのが実感だ。古くからの慣習でいけば明日には一斉に衣替えということになるが、勤め人はまだクールビズ。昼間はまだまだ半袖姿も目に付く。
さて、今夜もことのついでにブラームスの交響曲を聴く。いつまでブラームスを…という向きもあるだろうが、手持の盤を次々に繰り出していると、交響曲だけで年内一杯続きそうだ。何しろ4曲揃いの全集だけで18種類あった。その他に単品アレコレ。まあ、好きな作曲家の筆頭なので…


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ギュンター・ヴァント指揮NDR:北ドイツ放送交響楽団の全集盤から第2番を取り出す。1996年ハンブルグ・ムジークハレでのライヴ録音。ヴァント84歳のときのもの。
まったく隙のない緻密な演奏だ。曲の構成だけでなくNDR音そのものも一切の弛緩がない。フレーズの開始ばかりか、ピチカートの一つまでビシッと合ったアンサンブル。老境を感じさせないヴァントのテンポ感とバランスは抜群だ。第2番の曲想にあったやや明るめで張りのある音。それが単なる楽天的な響きに終わらずに、緊張と推進力をもたらす。長いフレーズももたれることなく先へ先へと進むが、前のめりの一歩手間に留まるので、腰高の感じはない。こういう演奏のあとに、例えばバルビローリとウィーンフィルの演奏を聴くと、なんと牧歌的で穏やかな演奏かと思い、またカラヤン&BPOと聴くと、アンサンブルの縦の線は一体どこにいったのかと思わざるをえない。加えて、ライヴのハンディキャップを感じさせない、細部とマスの響きを両立させた録音も素晴らしい。


きょうは第2楽章の聴き比べ。冒頭1分近くに渡りチェロが歌い、そのあとヴァイオリン群が続く。
ラトル&BPO



チョン・ミュンフン&ソウルフィル。この演奏を聴いていると、産業界ばかりかオケの世界もコリア勢に追い越されるのではと思ってしまう。



ムラヴィンスキー&レニングラードPSO。ゲネプロのモノラル録音。冒頭そして1分15秒あたりからの弦の美しさは絶品。



ハイティンク&コンセルトヘボウ。 ピアノ譜みながら聴きましょう。第2楽章は15分過ぎから。




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カラヤン&ウィーンフィル ブラームス交響曲第3番ヘ長調


三夜続けてブラームスのシンフォニー。しかも渋い第3番。
きのうの記事に写真をのせたカラヤン&ベルリンフィルの60年代録音を聴こうと思ったのだが、バーンスタイン、ベームと、共にウィーンフィルとの録音だったので、対するカラヤンもウィーンフィルの盤でと思い、デッカ盤を取り出した。


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60年代初頭のカラヤンはベルリンフィル、ウィーン国立歌劇場双方のシェフとなり、まさに欧州クラシック音楽界の頂点に立った。ウィーンとはその後1964年に関係を一旦絶つことになるが、この盤はその間1959から1964年の間にウィーンフィルと残した一連の録音中の一枚。ぼくら世代には、1973年ベルリンフィルとの来日の際、これら一連のデッカ録音が白いジャケットの廉価盤で発売されたことで記憶に残っている。手持の盤はDecca Ace of Diamondの輸入盤。記憶が正しければ、30年ほど前に石丸電気の輸入盤コーナーで手に入れたはずだ。第3番と悲劇的序曲がカップリングされている。
実のところぼくは、カラヤン&ウィーンフィルのデッカ録音をとても好ましく感じていて、むしろベルリンフィルとの録音よりも高くかっている。まず録音のコンセプトがDGとまったく違う。デッカサウンドの特徴がよく出ていて、各パートが鮮明に分離し、リアルな音が目前に展開する。DGのイエスキリスト教会での録音に代表されるピラミッドバランスと長めの残響を伴った響き(良く言えば雰囲気のある、悪く言えば曖昧模糊とした…)とは対極といってもいい。もちろんウィーンフィルの持ち味もあるだろう。きのうのベーム盤でも感じたが、DG録音でもムジークフェラインでのウィーンフィル録音は明るく明瞭だ。 本来のデッカサウンドはもっとクリアで鮮明だと思うが、おそらくカラヤンの意向もあるのだろう、生々しいマルチ録音という感じはない。木管群などは少し遠く録られている。
この第3番にもそうした美点が生きていて、まことにしなやかで美しい演奏だ。当時は現代的なスタイルと言われていたカラヤンだが、こうしてあらためて半世紀を経て聴くと、十分にオーソドクスかつロマンティックで、ゆったりとして歩みだ。ベルリンフィルとの60年代のブラームス録音ではもっと剛直で重厚な演奏を展開するが、このウィーンフィルとの3番はまったくそういう気配がない。ウィーンフィルの弦楽パートのしっとりとした音色とカラヤンの指示に従ったレガートな歌いっぷりが素晴らしい。管楽器ではやはりホルンに耳がいく。ウィンナーホルン特有のネバリのある突き抜けるような、しかも柔らかい音色が随所で楽しめる。


<第3楽章ホルンソロの競演>

カラヤン&ベルリンフィル(1970年代)


ハイティンク&COE。 全曲はこちら。ヨーロッパ室内管弦楽団による小編成演奏。


ヤンソンス&ロイヤルコンセルトヘボウ


ラトル&ベルリンフィル(2000年代)



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ベーム&ウィーンフィル ブラームス交響曲第3番ヘ長調


週末金曜日。きのうに比べてぐっと涼しい一日だった。今週かかりっきりだった仕事も夕方までに目途がつきホッと安堵。頭の片隅にひっかかるものもなく週末となった。やれやれだ。
さて、きのうバーンスタイン&VPOでブラームスを聴いたが、今夜もその流れで同じウィーンフィルをベームが振った盤を取り出した。1976年の5、6月に4曲が集中して録音されている。


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50年代までは中欧のローカルレーベルに近かったドイツグラモフォンは、カラヤンの存在により60年代以降、一気にクラシックの国際的メジャーレーベルになった。とりわけ70年代から80年代にかけては、黄色い帯の統一されたジャケットと共にクラシック音楽の代名詞のような存在だった。実際、カラヤン、ベーム、バーンスタインを抱え、ベルリンフィルとウィーンフィルを駆使して盛んに新録音を送り出した。写真のLP盤セットはまさにその頃の象徴のような盤だ。上段はブラームスの交響曲全集、下段はべートーヴェン。それぞれベーム、バーンスタイン、カラヤンが振っている(右上のカラヤンのブラームスが60年代録音。それ以外はすべて70年代から80年代初頭の録音)。カートンボックス入りの豪華な全集盤は当時中々手が出ず、後年CD期になりLPの放出が盛んになって以降、中古レコード店で投売りされているのを買い集めた。

今夜はそんなことも思い出しつつ、ベーム&ウィーンフィルのブラームス第3交響曲に針を降ろした。やや遅めながら終始インテンポ。どこかのパートを浮き彫りにするようなバランスは決してとらない。フレーズの輪郭や音一つ一つにくっきりとエッジが立ち、ややゴツゴツした肌触り。総じて実に端整で真面目な演奏だ。 当時すでにベームは全盛期を過ぎていて、このブラームス録音も往時を知る人達の評判は決して賞賛ばかりではなかった。第1番は、50年代のベルリンフィルとの盤に比べ、ぬる湯に浸かっているような演奏とさえいわれた。しかし、この3番は曲想からして、エネルギッシュばかりが求められるわけでもない。少し物足らないくらいの静けさや端整な造形がむしろ似合うようにも思う。ウィーンフィルは終始美しく、やや明るめの音色でベームの端整な解釈を支える。ムジークフェラインでの録音はかなりオンマイクで、カラヤンとベルリンフィルのイエスキリスト教会録音とは対照的。低音がすっきりとしていて、各パートの分離や解像度も良好だ。いまもCD盤で手に入るが、個性的な名演があふれるブラームスの交響曲の中でも、長く繰り返し聴き続けられるオーソドクスな盤として推奨したい。


第3番第3楽章。スウィトナーとN響。
ついこのあいだテレビで観たような…しかしもう四半世紀も昔のことになってしまった。



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バーンスタイン&ウィーンフィル ブラームス交響曲第3番ヘ長調


先週、今週と三連休明けの実働四日が続き、仕事の進みがイマイチ。予定より遅れ気味の進捗であたふたしている。まあ、あせっても仕方ない。クオリティー・ファーストを旨とすべし…なんて言っていられるうちはまだいいのだが…。 さて、しばらくまともに音盤を聴いていなかったので、今夜は先週の続きでシューリヒトのブラームスを…と思いながら音盤棚を見回すと、そういえば的にこの盤と目が合った。


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季節も秋になり、今夜はだいぶ涼しいこともあって、温度感のあるチョイ濃い口の演奏を聴きたい。となればこの組み合わせだろう。バーンスタインとウィーンフィルによるブラームス交響曲全集。さて何番にしようか。4曲しかないがゆえに、それはそれで思案する。う~ん、秋の気配が色濃い今宵は迷わず3番だ。

ぼくがクラシックを意識して聴き始めた70年代初頭、バーンスタインといえばアメリカの指揮者でありアメリカの象徴のような存在でもあった。そのバーンスタインが70年代の終わりからヨーロッパの伝統を背負って立つウィーンフィルと集中的に録音を始めた。ベートーヴェン、ブラームス、シューマン…。両者の相性がこれほど良いとは、一連の録音を聴くまで予想しなかった。ウィーンフィルの艶やかな音色と豊かなカンタービレが、バーンスタインのやや粘着質の歌い口によっていっそう際立った。このブラームスのLP盤全集は、発売早々に4枚組9千円で購入。学生時代からもっぱら廉価盤ばかりで、社会人になってもその貧乏気質が抜けなかった当時のぼくには珍しいことだった。

演奏はいずれも素晴らしい。当時すでに聴いていたカラヤン&VPOやケンペ&MPO、その後のヴァントやチェリビダッケ、スウィトナー等、手元にある十数種の盤に中でももっとも気に入っている演奏の一つだ。
4曲あるブラームスの交響曲だが、バーンスタインはそれぞれの性格をはっきりと意識して振り分けている。今夜聴いている第3番は、ひと口にいえば秘めたるロマンティシズムといったところか。決して歩みを速めずにじっくりと弾き込む第1楽章。室内楽的な静けさの第2楽章。いつ聴いても胸が締め付けられそうな第3楽章。雄渾な第4楽章。バーンスタインのロマンティシズムにウィーンフィルが全力で応えていく名演だ。

地味といわれる第3番だが、聴きどころはいくつもある。第1楽章の終盤14分00秒からの1分間。14分20秒あたりはフルトヴェングラーなら猛烈なアチェルランドをかけるところだ。第2楽章のやはり終盤24分02秒から24分45秒まで。終盤第3楽章(27分から)は終始歌にあふれる。第4楽章はブラームス独特の三連符のメロディが続く35分50秒からがいい(39分33秒からも)。そしてコーダ(42分過ぎから)は夕映えの美しさだ。



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現代ギター誌10月号


久しぶりに雑誌「現代ギター」(クラシックギターの専門誌)を買う。いま店頭に並んでいるのは2013年10月号。以前は定期購読していた時期もあったが、最近は特集や記事に目を引くものがあれば買う程度になっていた。たまたま今回は興味のある記事がいくつかあった。その一つがイギリスのギター製作家:デイヴィッド・ホワイトマンに関するもの。このブログでも時々名前が出るロンドン在住の古楽器奏者:竹内太郎氏のレポートによるデイヴィッド・ホワイトマンへのインタヴューが4ページに渡って掲載されている。


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実はホワイトマンの楽器を2台所有している。ホワイトマンの楽器は90年代の一時期ごくわずかの本数が日本に入ってきたようだが、元々寡作なこともあって、滅多に見かけない。ぼくはたまたま竹内氏のHPでその存在を知って手に入れた。写真の2本がそれ。左側が今回の記事でも紹介しているホワイトマンオリジナルの楽器。右側は1941年製ハウザー1世のレプリカだ。


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二つの楽器はコンセプトがまったく異なるが、いずれも素晴らしい材料が使われ、入念な設計と高い製作技術によって作られている。オリジナルモデルはホワイトマンが現在もっとも注力しているモダンコンセプトのギターで、伝統的な扇型配置の力木に最新のワッフルバー技術を導入したハイブリッドタイプ。音量豊かでエネルギーに満ちた直線的な鳴り方が特徴だ。音の遠達性が求められる現代のコンサートステージや音量が必要な他楽器とのアンサンブルなどに威力を発揮するだろう。音は輝かしく、サステインも長い。一方、ハウザー1世モデルは20世紀前半までの伝統的な製作コンセプトによっている。重量は軽く、低いウルフトーンを持ち、音は拡散的に鳴る。ふっくらとボリューム感のある低音と、反応よく軽く立ち上がる美しい高音が印象的だ。それぞれの詳細については以前書いた記事を参照されたい。

ホワイトマン・オリジナルモデル
http://guitarandmylife.blog86.fc2.com/blog-entry-534.html


ハウザー1世モデル
http://guitarandmylife.blog86.fc2.com/blog-entry-467.html


これだけよい材料(横裏は上質のハカランダ)と優れた音質・音量の楽器でありながら、幸い日本では輸入代理業者がいないこともあって、きわめて廉価で手に入れることが出来た。おそらく通常の流通ルートで入ってくれば、ぼくが入手した価格の三倍になるだろう。ごく最近も、今回のインタヴュー記事に出ていた横裏板メイプル仕様のハウザー1世レプリカやラコートのレプリカが竹内氏のサイトで紹介されていたが、国内製作家の中級モデル並の価格設定だった。道楽に散財、失敗は付き物だが、このホワイトマンのギター2本に関しては、よい買い物だったと心から納得し、長く愛用していこうと思っている。


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ピアソラとジュリアーニをさらう


日曜も終わり明日から仕事…いや、三連休につきもう一日休みだ、ヤッホーと、大人げなく叫んで今夜はギターの練習に精出した。先日の記事に書いた通り、近々チェロやフルートと合せることになりそうで、そのおさらい。ギター弾きだけのmixi仲間の遊びと違って、今回のお相手はチェロやフルートの正統的なトレーニングを積んでいる玄人はだしのメンバーなので、笑ってごまかし和やかに…ではあまりに失礼だと思い、少しは練習しようと心に決めた。


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予定している曲はピアソラ:タンゴの歴史(原曲通りフルートと、またチェロとも)とジュリアーニのグランドソナタ作品85(フルート)。それとブルクミュラーの夜想曲(チェロ)。ジュリアーニは高校時代に級友のフルート吹きと合せたことがあり、もちろん難所はあるが、乗り越え方も何とか見込みがつく。ブルクミュラーは初見でもいけそうだ。問題はピアソラ。
曲は馴染みがあるし、ステージでも聴いている。しかし自分で弾くのはもちろん初めて。楽譜を前に弾き出したのもつい先日だ。さらっと曲を聴いているとラテン系のノリで弾いているようなところも、楽譜をみると十分緻密に書いてあって、それを忠実に弾くのはアマチュアレベルでは荷が重い。実のところ楽譜を見る前に、何とかなるでしょうと見栄を張ってしまい頭を抱えているところだ。

ジュリアーニの第1楽章。ギターの活躍する経過句。
四分音符M=120くらいを予定。
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タンゴの歴史・第1曲:bordel-1900の佳境。右手がもつれる。所々にある左手の拡張箇所も難易度高。
八分音符M=180の指定。
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ジュリアーニのソナタは4楽章ある古典様式の美しい曲。ギターは伴奏音形も多いが、ソナタ形式の第1楽章では第2主題をギターが提示、そのあと十数小節に渡ってジュリアーニらしいテクニカルなパッセージがあったりと、十分弾き応えがある。ピアソラはスピード感をもって記譜された通りに弾くには、合理的な指使いも必須。苦あれば楽ありというが、折角の機会なので大いに楽しみたい。さて、どうなるか。


タンゴの歴史:第1曲bordel-1900のVn版。ギターはヘッドの形からサイモン・マーティー作とわかる。



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バーニー・ケッセル ザ・ポール・ウィナーズ


昼間は30℃まで気温上昇。さすがに湿度は少ないが、夏のような暑さ。夜半になってようやくひんやりとしてきた。昼過ぎには終わる予定の野暮用が長引き、結局夕方近くまでかかって一日終わる。午後6時を過ぎてプリウス号のカーステレオをオンするとN響定期、来日中のブロムシュテットによるブラームスチクルスが始まるところだった。今夜2番と3番。さて夜も更けてきたので、それでは拙宅の方寸道楽部屋でも今夜はブラームスを…と思って音盤棚を物色したが、あれにしようかこれにしようかと相当数あるブラームスのディスクを見ながら迷って決まらない。そうこうしているうちに戦意喪失。や~めた、と方針変更。ちょっと久しぶりにジャズを聴くことにした。


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そういえばこの盤ずっと聴いていなかったなあと思って取り出したのは、ギターのバーニー・ケッセル率いるザ・ポール・ウィナーズの盤。1956年録音。バーニー・ケッセルの他にレイ・ブラウンのベース、シャリー・マンのドラムスによるトリオ。ジャズのアルバムらしからぬ妙に明るいジャケットが印象的だ。その印象そのままに、中身もまったく屈託の無いスタンダードによる気軽なセッション。レイ・ブラウン以外は白人プレーヤーということになるが、三人ともゴリゴリ押し出すようなプレイはなく、どこまでも軽い、大人のたしなみという感じのセッションが続く。典型的なウェストコーストテイストのアルバムとしてヒットしたようだ。気軽なセッションと書いたが、ノリだけで弾き流す雑なところはない。おそらく1曲1曲きちんとアレンジされ、打合せをした上での録音だったと思われる。

ようやく秋到来。シューリヒトやケンペ、カイルベルトらの渋いブラームスもいいが、こんな軽いジャズも秋の風情か。


Green Dolphin Street .



Satin Doll .



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プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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