サラ・ヴォーン・ウィズ・クリフォード・ブラウン


寒い寒いといっているうちに季節は巡って三月も末。彼岸も過ぎて関東地方でも桜開花の報。
年度末進行の仕事も目途が立ったのも束の間、早くも4月からの案件着手で、あたふたと過ごしている。あすは週末金曜日。ハナキンもハナモクも程遠いけれど、生暖かい夜にジャズをチョイ聴きいたしませう。

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タイトル通り、サラ・ヴォーンがクリフォード・ブラウンのバックで歌う名盤。1954年のモノラル録音。収録曲は以下の通り。

1. バードランドの子守歌
2. エイプリル・イン・パリ
3. ヒーズ・マイ・ガイ
4. ジム
5. ユーアー・ノット・ザ・カインド
6. エンブレイサブル・ユー
7. アイム・グラッド・ゼア・イズ・ユー
8. セプテンバー・ソング
9. イッツ・クレイジー

スタンダード名曲を、名歌手が歌い、名手がバックを付けるという、まさに三拍子揃ったレコードだ。穏やかなスローないしはミディアムテンポにのって、サラ・ヴォーンがときにさらりと、ときにしっとりと歌い、クリフォード・ブラウン(tp)がリリカルなフレーズでヴォーカルを盛り立てる。名手ハービー・マンによるジャズには比較的珍しいフルートも新鮮だ。
<ジム>や<セプテンバー・ソング>でのウェットで深い表現、<ユーアー・ノット・ザ・カインド>や<イッツ・クレイジー>での軽くスウィングしたノリ、いずれも彼女でしか聴けない上手さ。春の宵のチョイ聴きにももってこいの1枚。これで酒がいける口なら、さらにいい気分になるところだが、いかんせん下戸ではどうにもなりませぬ。
さて、あと一日頑張るか。

<Jim>


<It‘s crazy>



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DENON DL-103


昨年秋の価格改定の際、駆け込みで針交換扱いで手に入れておいたDL-103。今頃になって、そういえば的に取り出してみた。1年前にオルトフォンSPUを導入してからは、ずっとSPUを付けっ放し状態で、他のカートリッジに換えるのは久しぶりだ。


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自重30gを超えるSPU用に付けていたカウンターウェイトをノーマル仕様に換え、DL-103をオーディオテクニカのMG-10に取り付け。ついでにくたびれていたリード線も有り合せの安物ながら新品に交換した。オーバーハングの確認、アーム高さの確認と済ませて、セットアップ完了となった。
音の記憶ほどあいまいなものはないので、正確な比較になっている自信はまったくないのだが、SPUとDL-103、やはり印象は違う。単純な言い方をすれば、SPUは繊細な音、そして103はずっと骨太でエネルギーに満ちている。SPUはゆったりとして量感豊かな低音に上に、弦楽群のヴァイオリン1台1台の音が糸の筋のように見えるかのような高音がのる印象。中高音がしなやかかつ分解能に優れていて、聴感上のレンジも広い。一方DL-103はややナローレンジで、低音も中高音も凝縮されたエネルギーを感じる。極端にネガティブな言い方をすれば、鼻づまりのような音。SPUを聴いたあとだと、余計にそう感じる。

MM用MC用独立したヘッドアンプを持ち、SN比抜群のL-570につないでしばらく聴く。次第に耳も慣れ、103の骨太サウンドがしっくりくるようになるから不思議なものだ。そういえばアンプのL-570。前の記事に書いたALTEC 612Cをつないだ際、103dBの高能率ゆえにアンプの残留ノイズが気になるのではと思っていたのだが、スピーカーユニットに耳を付けてようやく確認できるレベルで、通常のリスニングポジションではまったく無音。これまで使ったことのあるアンプの中でもっとも静かなアンプであることを再確認した。




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ALTEC 612C


先日の記事にちょっと書いたのだが、ALTEC:612Cをしばらく使うことができた。一度じっくり聴いてみたいと思っていたALTECの同軸2wayユニット604。今回の612Cには初期型アルニコ仕様の604-8Gが入っていた。


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聞きしに勝る強靭な音。15インチウーハから連想するのは、まず低音ということになるが、何種類かのディスクをかけてみて、印象的なのは低音よりも中高音の強さ。ハガネのように鋭くそして太い。エネルギーに満ちているといってもいい。サックスやトランペット、そしてドラムのスネアショットなどは、まさに横っ面を叩かれるかのように突き刺さってくる。この第一印象をもって、ジャズ向き、ロック向きということになるのだろう。それには確かに同意する。しかしクラシックはダメかといわれると、決してそんなことはない。ピアノの弱音はスッと音が立ち上がり、こちらの身体に染み入るように響く。強いタッチで弾かれた和音は、その重みとエネルギーを十分再現している。あいまいなところがまったくない。映画館での拡声装置としての素性からして、103dB/W・mという極めて高い能率も大きな特徴だ。音の立ち上がりが極めて速い。

クラシック音楽のオーディオ的イメージとして、柔らかく奥深い響きといった表現が使われる。しかし、管楽器はもちろん弦楽器も、目前で弾かれる音は鋭くエネルギーに満ちている。ジャズとの違いは楽器の音ではなく、それぞれの音楽が響く演奏場所のアコースティックの違いが大きい。クラブやライブハウスというデッドな空間とコンサートホールというライブな空間の違い。それを反映するように、クラシックの録音では楽器の直接音と響きを含んだ間接音との塩梅に録音エンジニアは腐心する。ALTECで聴くと、その塩梅のうち直接音を強調するような鳴り方をするので、そこで好き嫌いが分かれるのだろう。

昨年まで使っていた三菱2S-305を比べると、50~80Hzあたりの耳につく低音の量感は305に軍配が上がるが、50Hz以下のより低い帯域では612Cが粘り強くレスポンスする。さすが38cmウーハの威力だ。音量を上げていけばいくほど、612Cは底なしのポテンシャルを明確に示してくる。また中高音のエネルギー感は612Cの圧勝だが、分解能や繊細なニュアンスの表出は305の方がいい。総じて平均的な日本のリスニング環境での広さでは305の方がはるかに使い易いと感じた。しかし、いずれにしても、大型スピーカーとは決別した身。あまり長居をしてもらうのは物騒なので(^^; 近々返却の段取りと相成った。


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タンスマン ピアノ作品集


毎度年寄りの天気話でナンだが、このところ目まぐるしく天気が変る。きのうの雨があがって、きょうは冷たい北風が吹き抜ける冬晴れの好天。週末にかけては穏やかに晴れ気温上昇らしい。あと十日ほどで桜開花だ。 春分の日。外はかように北風MAXだが、幸い部屋には陽射し射し込み穏やかな昼下がり。先日買ってきたナクソス盤からタンスマンのピアノ作品集を取り出した。

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ポーランド生まれのアレクサンドル・タンスマンによるピアノ作品集。収録曲は以下の通り。エリアンヌ・レイエというベルギー生まれのピアニストによる演奏。2013年録音。この2月にリリースされたばかりの新譜だ。

・古風な様式による舞踏組曲
  Ⅰ.Entree II.Sarabande III.Gavotte
  IV.Choral fugue V.Aria VI. Toccata
・バラード第1番、第2番、第3番
・アラベスク
  No. 1. Intermezzo No. 2. Mazurka (Hommage a Chopin)  No. 3. Nocturne
  No. 4. Fanfare  No. 5. Berceuse No. 6. Danza
・5つの印象
  No. 1. Calme No. 2. Burlesque No. 3. Triste No. 4. Anime No. 5. Nocturne
・8つの歌
  No. 1. Prelude No. 2. Arioso No. 3. Interlude No. 4. Choral I
  No. 5. Invention No. 6. Choral II No. 7. Fuga No. 8. Postlude

タンスマンはクラシックの作曲家の中では、ギター弾きに馴染みの深い作曲家だろう。ぼくも学生時代にはポーランド風組曲や、音友社セゴヴィアアルバムにあったダンスポンポーザなど弾いて楽しんだ。ポーランドの民族的要素と、新古典主義的手法とが程よくミックスされていて、親しみやすくも新鮮な響きがあって好きだった。この盤ではタンスマンの持ついくつかの典型的な作風が示されている。ネオ・バロック調の「古風な様式による舞踏組曲」や、新古典主義風ながらロマン派の色濃い「5つの印象」、一筆書きの趣きの即興的な「アラベスク」、悲痛な心情告白にも似た「バラード」、8つの歌はバッハへのオマージュとして書かれている。
タンスマンは若くしてフランスで注目され、アメリカへも早々にデヴューし将来を嘱望されていた。しかし第二次大戦をはさんで、彼自身の方向性もあって、その勢いが途絶えてしまった、やや不遇なイメージがある。こうしてピアノ作品をまとめて聴いてみると、その音楽は私的で濃密なロマンティシズムを抱えていて、やはり20世紀初頭の前衛的なフランス楽壇に馴染めないまま終わったのもわかるような気がする。


この盤の奏者エリアンヌ・レイエによる演奏。収録曲:古風な様式による舞踏組曲から、アントレ・サラバンド・トッカータの3曲。


タンスマンのピアノ曲がいくつかまとまってアップされている。



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ブルーベック 夜想曲集


ここ数年はCDもレコードも新規購入は稀で、もっぱら在庫確認の日々が続いている。そんな状況ではあるが、先日の日曜日、市内のT書店に行った際、店内の一角にあるナクソス・レーベルの棚から久々に数枚を買い求めてきた。

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写真の通り、左上から時計周りに…ギター弾きにはお馴染みのポーランドの作曲家タンスマンのピアノ曲集、タネーエフの管弦楽作品集、近年合唱界で大流行というラターの宗教音楽集、米映画音楽の祖:コルンゴルドの映画音楽集、そしてジャズの定番名曲テイク・ファイヴの作曲者でピアニストのデイヴ・ブルーベックの夜想曲集。以上5点、ナクソスならではラインナップ。今夜はその中から、デイヴ・ブルーベックの夜想曲集をプレイヤーにセットした。

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もっぱら5拍子のジャズ名曲テイク・ファイヴの作曲者としてその名が知られているが、実際は中々多彩な活動をした人のようだ(少し前に、カーメン・マクレエとの共演盤を記事にした)。このナクソス盤にはクラシカルなスタイルで夜想曲として作られた小品が25曲収められている。ジョン・サーモンというピアニストが弾き、2005年に録音されている。いずれも1、2分、長くても5分とかからない規模の曲。曲名の邦題をナクソスのサイトから書き写すと以下の通り。

・夜想曲第1~17番
 青いタホ湖/虹を見て/メキシコの郷愁
 奇妙なメドーラーク/レクエルド/柔らかく、ウィリアム柔らかく
 4番目における学習/コラール/舞台の奥のルンバ
 ブルエッテ/月は静かに/失われたワルツ
 砂漠と不毛の土地/5本と10本の小さい指/舞い上がる
 子守歌/ローラのいない家
・少女の名前はオリィ
・夜想曲第18~21番
 ジョシュア・レッドマン/オードリー/ウィーンの公園の記憶/琴の歌
・ファッツさん
・夜想曲第22~24番
 霧の朝/わかりました、サティ/眠るとき


「子供たちと粋な大人たちのために」書かれた作品だそうだ。
ときにやさしく、ときにノスタルジックに、ときにジャジーに、様々な表情を持った小品群が、夜想曲というコンセプトのもとに、静寂と安息のイメージをもって続く。アメリカのサティーとも言われたそうだが、さもありなんという曲調。クラシックの素養ももちろんあった人。フランスのミヨーに師事していたこともあるそうだから本格的だ。つまりは後期ロマン派やフランス近代などの様式は身に付いているのだろうから、こうした小品は、それこそジャズのアドリブのごとく、とめどなくイメージが浮かんで、いくらでも書けたのかもしれない。甘口の小品集ではあるが、いずれの曲も気の効いたひと節があって、夜想曲のイメージ通り、ナイトキャップ代わりに数曲聴いて一日を終わるのは、粋な大人のたしなみとして、中々上等ではないだろうか。


5曲が弾かれている。3曲目の「メキシコの郷愁」などはほとんど昭和歌謡の世界だ。



こちらのジャスメンとしての演奏。1964年BBCでのスタジオライヴ。イマジネーションに満ちた曲を作った才人だった。テイク・ファイヴは15分過ぎから(^^;



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ラミレスの弦交換


朝から穏やかな日和だったが、午後三時を過ぎた頃から風が強くなり、少し雲も出だした。天気図をみるとちょうど低気圧が本州を横断中の様子。明日はまた冬型に戻って少し気温も下がるだろうか。そうこうしつつ、冬から春へと季節は移る。拙宅の道楽部屋に差し込む陽射しにつられて、のんびり手仕事。手持ちの楽器のうち、ホセ・ラミレスの弦を交換した。

ラミレス3世1a1978年製。30年間ほとんどデッドストック状態のものを数年前に手に入れた。ぼくにとっては初めての外国製ギターだった。状態は今も健全で、時折取り出して弾くが、当時全盛期だったマドリッド・ラミレス工房の隆盛がうかがえるいい音だ。一時期664ミリの弦長が気になって、650ミリのものに替えようかと数台試奏してみたが、たまたま試奏した個体は、音に関しては自分の楽器以上には感じなかった。旧友Y氏が長らく使っていた650ミリのラミレスは、表板に松を使ったモデルで、典型的なラミレスとは少し違っていて鳴りも素晴らしかった。

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弦交換と併せて楽器のクリーニングも。
フレットと指板はもっとも汚れやすい部位だ。フレット磨き用のツールは500円で購入。ゴージャスマダム御用達の銀製品磨きクロス(楽器用も有り)で拭く。黒檀の指板はレモンオイルで汚れを落とす。部屋に柑橘系の匂いが香ってくる。

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表板にはカルナバワックスを使う。ラミレスの塗装は丈夫な樹脂による塗装なので、煙草の根性焼きにも耐える?!のだが、手持ちの楽器にはセラック塗装のものもあるので、もっぱらこのカルナバワックスを使っている。表板に写真のようにたらして指で延ばす。数分おいて白く乾いたところで百均のマイクロファイバークロスで吹き上げる。

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36歳とは思えない美しい輝きの表板。マドリッド生まれの美魔女の面目躍如(^^; 
糸巻き周辺もクロスでよく拭く。美魔女は隅々まで磨きをかけるのだ。

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弦は今回プロアルテのハードテンション。高音弦の駒側には牛骨のチップを使った。まあ、気休めあるいはおまじないというところ。今回は低音弦の駒側は弦をよじらず、シンプルなワンターンで留めた。余分の出た弦の尻尾は駒側、糸巻き側ともに短くカット。その際、表板を傷つけないよう、厚紙を敷く。

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以上で完了。ひと通り調弦を済ませて音出し。妙なところがなければ半音ほど高めに合せ、ひと晩おいてから本格的に弾き始める。弦の交換作業が実に楽しい。心踊るといっていいほどだ。普段は黙って音を奏でているギターと、ちょっとした会話をしている気分になる。


マドリッドのラミレス工房の様子。60~70年代は多くの職工を抱えて全盛を誇った。現在は規模を縮小したが、それでも活気あふれる様子が伝わってくる。



ショップに併設されているミュージアムの様子。



ラミレス全盛期の1971年1aモデル。アルベニスやグラナドスなど、スペイン物のここ一番での甘い音にラミレスはぴったりだ。



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ペライア バッハ パルティータ第2番ハ短調


週末土曜日の夜。すでに日付は日曜に変る時刻だ。今週も一週間あわただしく働いた。三月の年度末進行の業務は、幸いこの一週間で見通しがついた。まだ終わったわけではないし、新年度からもかなりの荷物を背負い込むことになりそうなのだが、ひとまずヤレヤレというところだ。


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久しぶりにマレイ・ペライアの弾くバッハ・パルティータのCDを取り出した。2007年録音。
6曲あるバッハのパルティータのうちどれが一番好きかと問われたら、やはりこの2番と答えるだろうか。無論それぞれに素晴らしく聴き飽きることがないが、とりわけこの2番は素晴らしい。第1曲シンフォニアの冒頭ハ短調の和音。バッハ以降の時代にも幾多の名曲を生んだハ短調という調性と付点音符による緊張感。その厳粛で高貴な響きに身が引き締まる。ゆっくりとした歩みで主部に入ると、何かこれから始まる長い旅の始まりのように感じる。アルマンド・クーラント・サラバンドと、曲想は静と動、横と縦、明と暗、といった二極構造的な展開を行きつ戻りつしながら、次第に天空へ上り詰めていく感がある。
ペライアの弾くピアノは特別にインスピレーションに満ちているわけでも、また驚くような技巧の冴えを示すわけでもない。何とはなしに、ごく「普通」に聴こえてくるが、しかし曖昧なところはない。そしてその音は実に美しく、それをよくとらえた録音もまた素晴らしい。残響多からず、明瞭に音の芯とその周囲に付くふくらみとがよく聴き取れる。モダンピアノの美しい音の見本のような音だろうか。


第6番ホ短調。かなりロマンティックな解釈を示す。



録音会場のベルリン・ルンドフンクセントラムにて。



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プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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