桜 2015



きょう都内での仕事の折、「与太さん、近くに桜の名所があるので、昼休みにちょっと行ってみない?」と誘われた。昼少し前に外へ出て、まずは近所の定食屋へ。メンチカツ定食ライス中盛りで腹ごしらえを済ませて、近くを流れる川の堰堤に出た。


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1キロ近くに渡って川の両岸に立派な枝ぶりの桜が並ぶ。周辺をビルに囲まれ、整然と並んだ桜並木は、余りに整いすぎていて風情を通り越しているかもしれないが、見事なことにかわりはない。夕方にはビルの明かりの下で美しく映える。桜というと、どうしても梶井基次郎を思い出してしまうのだが、都会の桜にはそんなデカダンスを差し挟むこともない。31日のきょうが最後という職場の同僚が挨拶に回ってきた。そして明日にはまた新人を迎える。めぐる年月。それぞれの春だ。


クラシックギター弾きにはお馴染みの、横尾幸弘作曲<さくら変奏曲>という曲がある。あまりにベタな曲想で、聴くのも弾くのも少々気恥ずかしくなるのだが、外国人にはすこぶる人気があって、ジョン・ウィリアムス、セルシェルなども録音している。20代の頃、ある外国人の集まりでこの曲を弾いたのだが、メチャクチャうけた記憶がある。



音楽としては、こちらの方がグッとくる。



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メンデルスゾーン<エリア>



三月最後の日曜日。朝から穏やかに晴れていたが、午後から雲が出始めた。晩には雨になりそうな気配だ。当地の桜は開花はしたものの、咲き具合は場所によってまちまち。近所のショッピングセンター横に連なる桜並木はまだ二、三分といったところだ。
さて、きょうは昼をはさんで野暮用外出。帰宅後ひと息ついてから、オーディオのスイッチを入れ、こんな盤を取り出した。


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メンデルゾーンのオラトリオ<エリア>作品70。ミシェル・コルボ 指揮リスボン・グルベンキアン管弦楽団と合唱団による演奏。1983年録音。手持ちの盤は1985年初出時のLP3枚組セット。確か都内の中古レコード店で買い求めた。1450円の値札がまだ付いている。LPからCDへの移行初期のパッケージということだろうが、CD用の解説書がそのままLPボックスに収まっている。この曲に最初に触れたのはサヴァリッシュ&N響の演奏をテレビで観たときだったと記憶している。その後随分と年月が経ってからようやくこのコルボ盤を手に入れた。2時間を要する大曲。実は少し前から時間をみつけてチョボチョボ聴いていたのだが、きょう日曜午後、全編通してゆっくり聴くことができた。

手元にある音盤数千枚の中にあって声楽・合唱・宗教曲の盤は著しく少ない。我ながらいかに偏った聴き方をしているか、今更ながらに溜め息が出るほどだ。当然、宗教曲についてのインプットも皆無に等しい。もちろんマタイもロ短調もモツレクも若い頃から聴いてはきたが、もっぱら器楽的に聴くに留まっている。歌われている歌詞も物語性もほんの聞きかじり程度でお茶を濁している次第で、熱心な愛好家からすれば話にならない体たらくだ。それでも宗教声楽曲のもつ独自の響きには惹かれるものがあって、ときどき聴く。

メンデルスゾーンの多くの偉業の中にバッハ再興がある。バッハからは充実した構成と緻密な対位法を、そしてヘンデルからは大規模なドラマ性を学んだと言われる。彼がいなかったら19世紀から今日に至るバッハ演奏の系譜は随分と違ったものになっていただろう。この<エリア>はそうしたメンデルスゾーンのバッハそしてバロック音楽様式への深い理解と、ぼくらがメンデルスゾーンという名からイメージする初期ロマン派らしさとが最良の形で結実した傑作だ。冒頭のエリア(バス)が歌う序奏に続く序曲から充実した響きに包まれる。速いテンポのフーガが展開し、その頂点で合唱が加わる瞬間は鳥肌が立ちそうになる。以降も美しいアリアと素晴らしい合唱が一切の弛緩なく続く。

指揮者のミシェル・コルボは様々な合唱作品で名演を残した。この盤で歌っているリスボン・グルベンキア合唱団の指揮者も長らく務め、同管弦楽団と一緒にいくつかの録音を残している。独唱陣はソプラノ:ラシェル・ヤカール、メゾソプラノ:ブリジット・バルレイス、テノール(ステファノ他):マルクス・シェーファー、バリトン(パウロ):トーマス・ハンプソンという布陣。演奏は大仰な表現の一切ない、室内楽的ともいえるもの。もっと大規模なオケを鳴らし切る演奏も感動的だが、この盤の楚々とした表情もとてもいい。<エリア>というと、メンデルスゾーンとゆかりの深いライプツィッヒゲヴァントハウス管がサヴァリッシュ、マズア、ブロムシュテットらと、それぞれの時代の録音を残している。機会があれば聴いてみたい。


ダニエル・ガッティ指揮フランス国立管とフランス放送合唱団による全曲。2014年6月とのこと。
序曲(1分03秒~)に続く第1曲<主よ助けたまえ…>(4分36秒~)から圧倒的な高揚感。 長い曲だが最初と最後の5分間だけでもどうぞ。



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ゴアテックス



冬から早春、そしてまもなく春爛漫。冬のコートも脱いで、春らしく軽装で通勤といきたいところだが、朝晩はまだ時折り冷え込む。そんなときにと思って、軽めのコートを手に入れた。実はこの時期に羽織る適当なコートを持ち合わせず、不自由していたのだが、これから雨の多い時期にもなるし、レインコートと兼用できればいいなあと物色していたところ、ちょうそいいものを見つけた。 機能性素材ゴアテックスを使ったコート。マーガレットハウエル社製。ナイロン素材一枚の薄いコートだが、風よけと雨よけの機能性は十分。ステンカラーのボックススタイルもオーソドクス。色はダークネイビー。スーツでもカジュアルでもOKだ。


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ゴアテックスが世に出てからすでに30年以上が経つ。ぼくが山登りをしていた20代の頃に出回り始めた。当時、貧乏学生あがりでろくな装備もなく山に登っていて、雨に見舞われるとビニール製の雨合羽を着込んだ。当然雨は防げるが、身体からの発汗がこもってびしょぬれになった。着ようが着まいが同じ状態という情けなさ。そこに登場したゴアテックス素材は、水が通さないが水蒸気は通すという画期的な機能性で、あっという間にアウトドアウェアとして定着した。その後山登りも縁遠くなり、ゴアテックスの性能を体験することもなくきたが、先に記した通り、今更ながら試してみようかなと…
実はコートの先立ち、ゴアテックス素材を使った靴を昨年から履き始めていた。こちらはすでに何度かの実戦体験があって、なるほどと感心する性能だった。コートは先週から着用しているが、まだ雨の日は無い。こうなると雨が降るのが楽しみになってくる。


ゴアテックスのプロモーションビデオ。



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ヨッフムのブルックナー第5@オットーボイレン1964



今週の入ってから冬に逆戻りの寒い日が続いたが、明日からはまた気温上昇に転じる予想。週末から来週にかけて関東の桜は一気に開花そして見頃を迎える見込みだ。
さて今夜も8時半過ぎに帰宅。ひと息ついて、はや11時を回る時刻。ちょっとネットをのぞくと、きょうはオイゲン・ヨッフム(1902-1987)の命日とあった。ヨッフムかあ、とつぶやきつつ思い出し、こんな盤を取り出した。


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ブルックナーの第5番変ロ長調。ヨッフム指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管による演奏。1964年、南ドイツ・バイエルン州オットーボイレンの修道院で行われた演奏会ライヴ。ヨッフムファンあるいはブルックナーファンであれば、<オットーボイレン・ライヴ>の俗称でつとに知られた名盤だ。手持ちの盤は2003年に今は無きフィリップスレーベルの廉価盤で出たときに手に入れたもの。全曲75分がCD1枚に収録されている。

ヨッフムは、70年代半ば世にブルックナーブームなるものが訪れるずっと前からブルックナーのオーソリティーだった。国際ブルックナー協会の会長もつとめ、ブルックナー交響曲全集をステレオ時代に2度完成させている。晩年の1982年と1986年の来日でもブルックナーの名演を聴かせてくれた。中でもこの5番は得意にしていたようで、確かSP時代から数種類の録音が残っていたはずだ。

取るに足らない我が音楽道楽人生ではあるが、二十歳前後の若い時代にブルックナーの交響曲に出会い、心酔したことは、今思い起こしても幸いだったと思うことの一つだ。出会わなかった人を不幸とは言わないが、音楽の楽しみのうち、確実に何パーセントかは享受せずに終わってしまうのではないかと、他人事ながら思うほどだ。中でも第5番は、9曲プラスαあるブルックナーの交響曲のうち、もっとも感動的な作品の一つだ。豊かな旋律による歌謡性に富む第4番、第7番に対して、第5番、第8番はまさにゴチック建築を思わせる構造的な大きさに圧倒される。

第5番の第1楽章は、聴こえるか聴こえないかの低弦群のピチカートで始まる。実際LP時代にこのピチカートを、十分なSN比を確保しながらしっかり聴き取れる録音は稀だった。それに続いて響き渡る全奏のコラール。初めて聴いたときは、それこそ腰が抜ける程に感動したものだ。深い叙情と悲痛な歌に満ちた第2楽章。そして何と言っても圧巻は終楽章だ。第1楽章と第2楽章の主題回顧に始まり、やがてそれが巨大な二重フーガに発展していく。コーダではコラール主題が圧倒的なスケールで鳴り響いて曲を閉じる。 ぼくにとってのこの曲のベストはケンペ&ミュンヘンフィル盤だが、このヨッフムのライヴももちろん素晴らしい。壮年期のヨッフムらしく、全編覇気に満ち、ときに大胆にテンポやディナーミクを揺らす。演奏は第2楽章の途中あたりから熱を帯び始め、ライヴの感興もあって終楽章は感動的な大団円を迎える。


最晩年1986年コンセルトヘボウとの演奏。第4楽章の終結部。この感動も、それまでの70分間の長い旅路があっての賜物だ。



やはりこの曲で名演を残したチェリビダッケ&ミュンヘンフィルのライヴ。



以前書いた記事。ヨッフム&ACGOの1986年来日公演での第7番の実況テキスト付き?!
http://guitarandmylife.blog86.fc2.com/blog-entry-684.html



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ビルスマ(Vc)のヴィヴァルディ



「与太さん、これ聴いてみてよ。」
そう言われてチェロ相方から手渡されたCD、アンナー・ビルスマの弾くヴァヴァルディのチェロソナタ集を聴いている。


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ひと月ほど前に例のAPAの発表会でメンデルスゾーンを演奏し一段落していたのだが、相方はさっそく次なる目標を検討。候補曲の一つにヴィヴァルディのチェロソナタ第5番ホ短調はどうかということになった。幸い、例の石月一匡編<チェロとギターのための二重奏曲集>にも載っているし、バロックの様式感を楽しむには好適かなということで、ぼくも二つ返事で快諾。まだ本番はだいぶ先だが、いろいろとイメージを膨らませている。せっかくだから数字付き通奏低音の勉強はどうか、いやいやそれは中々難しいからチェンバロ用に書き下された楽譜と石月編を見比べながら書き改めてみようか…あれこれと楽しみつつ悩んでいる。

さて、ヴィヴァルディのチェロソナタ。手元にはジャンドロン盤、トルトゥリエ盤などがあるが、このビルスマ盤はそれらとは、演奏コンセプト、内容ともに一線を画す。収録曲他以下の通り。

・チェロ・ソナタ第1番変ロ長調 RV47
・チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 RV41
・チェロ・ソナタ第3番イ短調 RV43
・チェロ・ソナタ第4番変ロ長調 RV45
・チェロ・ソナタ第5番ホ短調 RV40
・チェロ・ソナタ第6番変ロ長調 RV46
  アンナー・ビルスマ(Vc)
  アンドレーア・マルコン(Cemb&Org)
  アレッサンドロ・ズブロジョ(ヴィオローネ)
  フランチェスコ・ガッリジョーニ (通奏低音Vc)
  イヴァーノ・ザネンギ(アーチリュート)

こうしてみるとまず通奏低音の多彩さに目がいく。この盤では曲によって通奏低音を受け持つ楽器を変えている。もっともシンプルなのはチェロとチェンバロによるもの。第2番、第5番がこの形式によっている。次にこれら二つにアーチリュートが加わるもの。第3番、第4番がこれにあたる。残りの第1番、第6番はさらにヴィオローネが加わり、同時にチェンバロがオルガンに変る。曲に応じた通奏低音楽器の変更は、様々な資料や演奏効果を検討した上で決めたものを思うが、このこと自体がこの盤の演奏のコンセプトを物語っている。

チェロソナタと聞けば、主役は独奏チェロ。通奏低音は伴奏あるいは添え物程度と考えがちだ。実際かつての録音の多くも通奏低音が、添え物とは言わないまでも、チェロがど真ん中の主役であることを主張する演奏がほとんどだったろう。この盤はそこの成り立ちが違う。ビルスマのチェロはもちろん主役には違いないが、決して主役に視線を集めるような演奏、音作りにはなっていない。多彩な編成の通奏低音が、その名の通り曲のベースを形作り、響きのイメージを決めている。どの編成の通奏低音も柔らかく豊かな響き。まるで上質の羽毛布団のようなその響きに上で、ビルスマのチェロが軽やかに、よく調和して歌う。ピッチが現代のA=440Hz前後に比べると半音ほど低く、415Hz付近にとっていることも大きく影響しているだろう。その結果、ビルスマ・オンステージではなく、このメンバー全員によるヴィヴァルディ時代の空気感の再現…。そんなイメージを聴かせてくれる。
よくピリオドアプローチというが、楽器の音色と物理的な曲の解釈にばかりに関心がいきがちだ。この演奏のように、まだ見ぬ、あるいは想像の先にある、かつての時代の雰囲気を伝えてくれてこそのピリオドアプローチではないかと思うが、どうだろう。


この盤の音源で第4番変ロ長調


チェロ相方との候補曲第5番の第1・2楽章。第1楽章は独奏チェロと通奏低音(チェロ)の二重奏のように書かれている。


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メンデルスゾーンの弦八



朝夕のひんやりした空気は残るが日中はすっかり春らしい陽気。南から次第に桜の便り。関東もあと十日ほどで開花かな…。休日にも関わらず、きょうは朝早くに野暮用あって平日同様に起床。用件はすぐに済んだので午前中からダラダラと過ごした。
先日のピアソラ@新杉田の帰り道、「メンデルスゾーンの弦ハチ。いい曲だよ。」と、同行したフルート&チェロ両刀使いの知人とそんな話になった。しかし曲がスッと浮かばない。クラシックを聴き始めて四十年余。あれこれ聴いてきたつもりだったが、室内楽はまだまだ未聴の領域が多い。独墺系交響曲のイントロ当てクイズは少々自信があるが、室内楽となるとはお手上げだろう。


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メンデルスゾーンの<弦楽八重奏曲変ホ長調作品20>。手持ちの盤は当ブログ記事には何度か登場しているブリリアントレーベルの<メンデルスゾーン室内楽全集>全10枚組激安ボックスセットの1枚。ピアノ六重奏曲二長調作品110とカップリングされている。アマティ弦楽合奏団という団体の演奏。弦楽四重奏団を二つ合わせた編成が基本だが、チェロの一方をコントラバスに代えたり、ときには弦楽合奏でも演奏されるようだ。曲は以下の4つの楽章からなる。

 1.アレグロ・モデラート・コン・フォーコ
 2.アンダンテ
 3.スケルツ~アレグロ・レジェリッシモ
 4.プレスト

メンデルスゾーンがまだ16歳のときの作品だが、30分を越す堂々たる構成。各主題の提示とその展開、そしてそれをつなぐ経過句や転調の妙など、まったく飽きさせない。さすが天才の名に恥じない名曲だ。第1楽章冒頭から若やいだ明るさと活力あふれるモティーフが続くが、時折り陰りのあるロマンティックな表情も交える。第2楽章は短調に転じ、より一層ロマン派の色合いを濃くするが、あまり深刻な表情は見せずに美しく歌われ、心打たれる。第3楽章も引き続き短調調性をとる。快速調スケルツォで、のちの交響曲などにも通じるフレーズが顔を出し、各パートはテクニカルに絡み合いながら進む。実際の演奏となると中々合わせにくいのではないか。終楽章も陽気に大団円という単純さはない。無窮動風のモチーフにのってテーマが進み、途中からフーガへと展開するところなどは、16歳の習作という域を完全に超えていて、充実度MAXの素晴らしい曲だ。


2ndチェロをコントラバスで弾くケースも多いらしい。当然、低音部の支えが堅固になり、一層ダイナミクスが拡大される。



オーケストラ編成による第3楽章スケルツォ。



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ピアソラ@新杉田



過日、横浜郊外のレストランで開かれたランチタイムコンサートに行ってきた。
フルート&チェロ両刀使いの知人から、「ギター・チェロ・フルートのアンサンブルが聴けるが、与太さん行く?」との誘いがあって、その知人といつものチェロ相方の三人、以前ブログ記事にも演奏を載せた例のPorroの三重奏(モーツァルトVnソナタホ短調のアレンジ)をやったメンバーで聴きに行った。


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その日はちょうど年度末で仕事が一段落していたこともあって休暇を取り、のんびりと演奏と食事を楽しんできた。演奏が行われたのはレストラン<パレ・ド・バルブ>という店。横浜から何駅か先のJR新杉田という駅近くにある。店内ではしばしばイヴェントが開いていて、毎月ランチタイムのコンサートではギター関連もしばしば取り上げられる様子。この日も予約席だけで40名ほど、ほほ満席の盛況だった。ピアソラばかり40分ほど演奏があつて、そのあと食事。演奏されたのは…

 チキリン・デ・バチン(FL,Vc&Gr)
 タンゴの歴史(FL&Gr)
 オブリヴイオン(FL,Vc&Grト
 リベルタンゴ(FL,Vc&Gr)
 たのうち惠美(Vc)、吉野裕子(FL)、篠原正志(Gr)

…というお馴染みのピアソラ定番曲。<チキリン・デ・バチン>はギタリスト國松竜次氏が公開している楽譜のものを弾いたことがあるし、<タンゴの歴史>はチェロ相方と一度遊んだことがある。<オブリヴィオン>と<リベルタンゴ>も、顔を突っ込んでいる隣り町のマンドリン楽団で取り上げた。楽譜を眺めて弾いたことがある曲を聴く側にまわって鑑賞すると、どうしてもあそこはどう弾いているのかという弾き手側の立場になってしまい、ときとしてリラックスして音楽そのものを楽しむ気分でなくなることがある。今回も<タンゴの歴史>に関してギターの難所を篠原さんがどんな風に弾くのか少々気にはなったのだが、幸いランチコンサートという気安い雰囲気と演奏者三名のリラックスした様子もあって、純粋に聴く側で楽しむことができた。

<タンゴの歴史>は4曲を逆順、つまり第4曲「現代のコンサート」から時代をさかのぼるように、「ナイトクラブ1960」「カフェ1939」そして最後に「ボーデル1900」が演奏された。おそらく「現在のコンサート」が一般的視点からは馴染みにくい曲想であることから冒頭にし、終止感の強い「ボーデル1900」でフィニッシュという演出上の配慮だろう。ギターもフルートも難所が続くことに加え、折からの好天で背後から強い陽射しが当ることもあって、演奏者のお二人はいつもの二倍はエネルギーを消費しただろう。(お疲れ様でした…)
<タンゴの歴史>以外はチェロのたのうち惠美さんが加わったトリオ編成。チェロが入ると音の厚みと表現の幅が広がり、音楽が俄然豊かに響く。ギターの前にはマイクが置かれ、ごくごく控え目にPAを入れていたが不自然さはない。ぼくはほとんど演奏者の目前の席で聴いていたが、少し遅れて来て部屋の後ろで聴いていた知人の感想では、バランスもよく音もよく通っていたとのことだった。

演奏メンバーは<たのシック>という企画グループとして、様々なアンサンブルのリクエストに応えているようだ。たのうち惠美さん、吉野裕子さんは初めて接したが、ギターの篠原正志さんはギターデュオ他、様々なアンサンブルもこなしているベテランで、当地へもしばしば来演している。演奏終了後は、三名のメンバーも食事に席に加わり、ぼくらも気安く話を交わすことができた。ぼくらもアマチュアとして同じ楽器のアンサンブルを楽しんでいると言うと、ぜひきょう演奏した曲も取り上げてほしいとエールを送ってくれた。


<チキリン・デ・バチン>國松竜次氏の演奏。


帰りがけに篠原さんから<風花が舞う日>という朗読DVDブックをいただいた。YouTubeにその一部があったので張っておこう。原作者の高橋徹氏自身が作曲したギター曲を篠原さんが演奏している。



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プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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