たまにはギターネタ



きょう日曜の昼下がり、少しまとまった時間、ギターを弾いた。2月にチェロとの二重奏をやったあと、本番もないし、あまり身を入れて練習もしていない。mixiの集まりもとんとご無沙汰だ。やはり何がしかの練習会や本番がないと、計画的に練習しようという気になれない。しかしこんなことばかりを言っていると、次第に楽器から遠ざかって、指も回らなくなるのではないかとも思い、心あらため6月に入ってからは毎日短時間でも楽器に触るようにしている。


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楽器を取り出して調弦し、最初はメカニックなスケール練習。各弦の1フレットから半音階で12フレットまでを上下、それを各弦で繰り返す。あるいは同じポジションで1弦から6弦まで半音階的に上下する。できれば右手の指もいろいろなパターンで練習した方がいいのだろうが、そこまでは徹底していない。ひとしきりスケール練習をしたあと、最近はもっぱらカルカッシの25の練習曲を弾く。全曲はシンドイので拾い弾き。カルカッシの曲がコンサートプログラムにのることは滅多にないが、この25の練習曲を弾いていると、各曲に一つか二つは古典的な和声感の面白みを感じるところがあり、カルカッシも捨てたものではないなあと思う。

きょうは合せて3時間ほど、モダンギターのハウザー3世に加え英チャペル社のオリジナル19世紀ギターも引っ張りだして楽しんだ。ハウザーは手に入れてからまもなく3年になるが、いつ弾いても安定していい音を出してくれる。チャペル社のギターもやはり3年前に手に入れたが、こちらはすでに150年を経過しているので音は枯れていて、味わい深い音が楽しめる。

英チェペル社製(1860年頃)。美しい螺鈿細工が施されている。
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ハウザー3世2006年作。ハウザー3世のブリッジは途中で仕様が変り、近年のものはブリッジの厚みが増し、3弦の弦長補正が施されている。
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ハウザーでメカニックな練習をしたあと、スペイン物を少し弾き、楽器を19世紀ギターに替えて、バロック期の小品で響きを楽しみながらポロポロと弾いた。最近は宅録もご無沙汰。以前の録音の使いまわしで恐縮だが、貼っておく。聴き飽きた!下手くそ!の声が聞こえてきそうだ。


英チャペル社製19世紀ギターでの演奏。空調ノイズが盛大に入っているが雰囲気だけでも。
アントン・ロジー( 1650?-1721)の組曲イ短調。



バッハの無伴奏チェロ組曲第1番から、プレリュード・サラバンド・メヌエット1・2



こちらはハウザー3世で、佐藤弘和<小シシリエンヌ>



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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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