中森明菜 <Lyricism>


12月に入って最初の週末金曜日。仕事の区切りがよかったので定時少し前に退勤。あすは休みという気安さもあって、少々弛緩した夜。今夜はこの盤で和もう。


201612_Akina_Lyricism.jpg  201612_Akina.jpg


久々に取り出した中森明菜のアルバム<Lyricism>。1993年に出たベスト盤(中森明菜非公認といういわく付き)で、バラードばかり14曲が収められている。収録曲は以下の通り。

 1. Ever Lasting Love
 2. SO LONG
 3. 難破船
 4. 忘れて・・・
 5. APRIL STARS
 6. 夢を見させて・・・
 7. ムーンライト・レター
 8. まぶしい二人で
 9. 雨が降ってた・・・
 10. ノット・クレイジー・トウ・ミー
 11. バレリーナ
 12. 予感
 13. 感傷紀行
 14. 駅

彼女の歌うバラードはやはり素晴らしい。キーは低いが透明度の高い声が静かに部屋に流れる。近年彼女がリリースしているカヴァーアルバムに通じるコンセプトのアルバムだ。
「難破船」…悲劇的で暗示的なイントロ、中間部のオーケストラアレンジ間奏の盛り上がり、いつ聴いても涙ものだ。上田知華作曲の「雨が降ってた…」や飛鳥涼作曲「予感」、谷村新司作曲「感傷旅行」も歌謡曲王道の曲構成とコード進行ながら、その定石的展開が心を打つ。そして何といっても名作・名唱「駅」。作者の竹内まりあが歌っている動画がYouTubeにあったが、まったく別物の曲だった。「駅」は中森明菜に限るだろう。さりげないメロディーがさりげない日常的な光景を描き、同時に人生の断面を切り取る。ポピュラーソングの醍醐味ここに極まれりだ。


<難破船>


<駅>


相変わらず根強いファンの支持がある中森明菜。つい先日、彼女の新しいカヴァーアルバム<Belie>がリリースされた。<高音質CD+アナログ盤>なんていうパッケージもあって、ちょっと触手がのびチャウのだ。



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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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