小松亮太<タンゴ・ウィズ・ミー>



一月もきょうで終わり、あすから二月。もうすぐ立春だ。このところ少し寒さが緩んだが、あすからまた寒くなるとのこと。 さて、きのうのブラジル風演歌の続きというわけではないが、きょうはアルゼンチン。久々にこんな盤を取り出した。


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バントネオン奏者小松亮太のベスト盤。十年前、2007年リリース。それまでに発売されたアルバムから、あれやこれや以下の17曲が収録されている。

1. マレハーダ、2. ノスタルヒコ、3. 風たちとの出逢い、4. アグア・ベルデ
5. リベルタンゴ ~ヴァージョン 2005 、6. タンゲディアIII、
7. ラ・トランペーラ(うそつき女)、8. 槍、9. ポル・ウナ・カベーサ(首の差で)
10. デカリシモ、11. フォルティン・セロ、12. 春のロマンス
13. 空色の瞳、14. ブエノスアイレアンド、15. スム
16. タングアンゴ、17. トゥリウンファル

小松亮太が世間で人気を得たのはもう十数年前になるだろうか。その頃2枚ほどアルバムを買った。当地に来演して、群馬交響楽団との協演でピアソラのバンドネオン協奏曲を演奏したのものその頃だった。田舎の町でピアソラのコンチェルト聴けるとは思わなかった。
ぼくはタンゴファンでもバンドネオンファンでもないので、まったく語るべきものもないのだが、この手の音楽の常として、娯楽的なポピュラーミュージクに終始してしまうことがしばしばだ。特にタンゴのふるさとでない日本ではなおさらかもしれない。あるいはピアソラ、それもリベルタンゴ、オブリビオン、アディオスノニーノの繰り返し…。しかし手元にある彼の数枚の盤を聴く限り、コマーシャリズムに流されない意欲的な表現が聴ける。最近の活躍にはまったく不案内だが、彼のサイトによればオリジナルのタンゴワールド以外にも活動の幅を広げている様子。特に様々ジャンルのアーティストとの協演が目立つ。そうした新たな潮流もいいが、バンドネオンなら小さなライブハウスでコテコテのタンゴを聴きたい気分だ。


<オスバルド・モンテスとの遭遇>


そのオズバルト・モンテス(1934-2014)とギターのアニバル・アリアス


足立区民だそうです。



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ブラジル風演歌 <もしも彼女がたずねたら>


今夜は少し早く帰宅。本日音盤タイムは休み。平日には珍しくギターを取り出し、気ままに弾き散らかす。以前よく弾いていたディレルマンド・レイス Dilermand_Reis(1916-1977)作曲<Se ela Perguntar(もしも彼女がたずねたら)>という曲を久々にさらってみた。


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レイスはブラジルのギタリストであり作曲家。純然たるクラシックギターも弾いたらしいが、むしろポピュラリティの強いブラジルスタイルの曲をたくさん残したそうだ。<もしも彼女がたずねたら>という意味深長なこの曲は、たまたま買ったナクソスの<ラテンアメリカのギター音楽集>というCDに収められていて知った。ゆっくりとした三拍子で、哀愁を帯びたキャッチーなメロディが一度聴いたら忘れない曲だ。雰囲気としては、かなりコテコテのブラジル風演歌。

技術的にはクラシックギター中級レベルといったところか。いくつかのポジション移動に気を遣う必要があることと、メロディーラインが明確な曲なので、それをいかに歌うかが課題である。テンポはゆっくりなのだが、メロディー音階のアップダウン、すなわちポジション移動が頻繁にあるので、そのゆっくりしたテンポが揺れがちになる。リズムをキープしたうえで、甘く哀愁を含んだメロディーをたっぷり歌わせるよう心がけよう。


以前、ノートPCのマイクで録音した音源。へたくそは仕方ないが、音質は何とかしたい。近々録り直そう


レイス自身の演奏と思われる音源。音からしてスチール弦。


楽譜は以下のURLで公開されている。
http://www.cesaramaro.com/Se%20ela%20perguntar.pdf




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ミゲル・リョベート作品集



きのうに続き寒さ緩み、穏やかな日曜日。このまま冬も終わり…とはいかないだろうが、何となく寒さのピークも超えたのかなと感じる一日だった。 さて、あすは週明け月曜日。ぼちぼち早めに休もうかと思いつつ部屋を片付けながら、こんな盤を取り出した。


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ミゲル・リョベート(1878-1938)の作品を集めたナクソスの盤。ミラノ生まれのロレンツォ・ミケーリというギタリストが弾いて2002年に録音されている。収録曲は以下の通り。

  1. スケルツォ-ワルツ
  2. 奇想的練習曲
  3. マズルカ
  4. 13のカタルーニャ民謡
  5. 即興曲
  6. 5つの前奏曲
  7. フェデリコ・ブファレッティのためのマズルカ
  8. 4つの民謡
  9. 練習曲 ホ長調
 10. ロマンス
 11. ソルの主題による変奏曲

ぼくら世代のギター愛好家にとってリョベートは、もっぱらタレガの高弟、カタルーニャ民謡の編曲者として知られている。実際はもっと多彩な活躍をした人物。何より演奏家として今に続くモダンギターの流れを作った一人だし、ギタリストとして世界各地を飛び回ったことも当時としては画期的だったように思う。この盤の収められているカタルーニャ民謡のようにシンプルで美しい曲やアレンジはもちろん価値あるが、一方で<即興曲>や<ソルの主題による変奏曲>など相当テクニカルな曲も残していて、彼が優れたヴィルティオーゾであったことが分かる。

この盤でギターを弾いているロレンツォ・ミケーリは1975年生まれというから40代前半。ナクソスにはジュリアーニやアグアド、テデスコなどの録音もあって、この盤でもいたって正統派の弾きぶりかつ切れのいい技巧を聴かせてくれる。使用楽器は彼と同郷のミラノの製作家ロベルト・デ・ミランダとクレジットされている。スピーカーから出てくる音は極めてクリアかつ艶やかで、分離もよい現代的な楽器のようだ。


この盤の音源。<スケルツォ-ワルツ>


朴葵姫(パク・キュヒ)の弾く<ソルの主題による変奏曲>。原曲フェルナンド・ソル作曲の<スペインのフォリオの主題による変奏曲>を更に変奏というもの。技巧のオンパレード!


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トーマス・ザンデルリンクのブラームス



ここ数日の寒さが少し緩む。例によって週末夜更けの音盤タイム。一昨日の記事で思い出し、こんな盤を取り出した。


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ドイツの指揮者トーマス・ザンデルリンク(1942-)がフィルハーモニア管弦楽団を振ったブラームスの交響曲全集。1996年録音。写真のような少し変わったパッケージにCD4枚が収められている。イタリアのDARPRO.S.r.l.というレーベルからリリースされたもので、パッケージに書かれている解説もすべてイタリア語という異色盤。発売された直後、HMVのサイトで新譜にも関わらず千円ちょっとで叩き売られていたのをみて注文した。

いうまでもなくトーマス・ザンデルリンクは先日の記事でベートーヴェン交響曲全集を取り上げたクルト・ザンデルリンク(1912-2011)の子息。90年代には大阪シンフォニカーの音楽監督を務めていたこともあって日本でもおなじみだ。兄弟のシュテファン(1964-)、ミヒャエル(1967-)も指揮者あるいはチェリストとして活躍している。

悠然と流れるブラームス。全4曲ともかなりテンポの遅い演奏に属するだろう。ブラームスの交響曲の中ではもっとも演奏時間の短い第3番も(この曲のみ第1楽章提示部繰り返しがあるが…)40分以上を要している。遅いテンポといえばクレンペラーやバルビローリあたりを思い出すが、テンポ以外の解釈は随分と異なる。 そして、ゆったりとしたテンポをさらに助長するかのように、レガートなフレージング、弦楽群の音価いっぱいのボウイング、管楽群のやや暗めの音色、マスの響き重視の録音。そうしたものが相まって、この演奏のソフトフォーカスなイメージが出来上がる。こう書くと腑抜けでしまりのない演奏のように聞こえてしまうかもしれないが、レガートなフレージングもよく考えられたディナーミクを伴っていて、曲の進行と共に単なるヒートアップとは違う高まりを感じさせる。特に第4番あたりは相性がよく、冒頭の詠嘆調の出だしから始まってじわりじわりと進むうちに次第に聴く側の心の内が熱くなってくる。一方、第1番などはやはりもう少しごつごつとした肌合いが欲しくなるところだ。

ザンデルリンク父のベートーヴェンを演奏していた在ロンドンのフィルハーモニア管はさすがに腕達者かつ元々ウォルター・レッグのもとEMIのレコーディングオケとして誕生した由来もあってか指揮者への順応性が高く、ここでもトーマス・ザンデルリンクの解釈を十分具体化している。録音は管楽器群をかなり遠めにとらえ、全体の解像度も高いとはいえないが、コントラバスの低いピッチも確実に再現されて、全体に渋い響きのブラームスにはふさわしい音質だ。イタリア仕込みのユニークなパッケージデザイン、トーマス・ザンデルリンクの悠然たる解釈とそれに応えるフィルハーモニア管の実力、そして渋めで調和重視の録音など、あまたあるブラームス演奏の中でも隠れた名盤といえる。


この盤の音源で第4番ホ短調。


同じく第3番ヘ長調。


東京佼成ウインドオーケストラとの練習風景。トーマスは2014年から同団の首席客員指揮者。



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ビリー・ホリデイ<レディ・イン・サテン>



早いもので一月最後の週末金曜日。年頭からそこそこタイトな一ヶ月だった。引き続き年度末まであまり気の抜けない状況が続きそうが、まあ程々に頑張りましょうかね。 さて、もう日付が変わる時刻だが、ナイトキャップ代りに一枚、久々にちょっとディープなジャズを。ビリー・ホリデイの有名な盤<レディ・イン・サテン>を取り出した


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女性ジャズ・ヴォーカル数々あれど、やはりビリー・ホリデイは別格ということになるだろう。この盤は彼女が亡くなる1年前のもので、様々に語られることの多い盤だ。ビリー・ホリデイの辛酸と苦渋に満ちた人生はよく知られている。しかし、そうした先入観を持たずに聴いてもこの盤の歌唱にはただならぬ気配がある。しかもその歌声をよそにストリングスのバックは甘美で華麗だ。そのアンバランスがこの盤の不思議な魅力でもある。ぼくはジャズ・ヴォーカルのバックに関してはピアノトリオが好きで、ストリングスのバックはあまり好まない。しかしこの盤は例外だ。どこまでも穏やかで、美しい弦楽の響きにのせてビリー・ホリデイはときに苦しそうに、ときに笑みを浮かべるような表情で歌い上げる。語尾にかかる独自のヴィブラートが彼女の心のひだを映しているように悲しげに響く。A面に最後の収められ、この盤以降ジャズ・スタンダードとしてジョン・コルトレーンほか多くのプレイヤーによって取り上げられるところとなった<コートにすみれを>は取り分け美しい。

夜更けてしみじみ聴きながらこんな記事を書いてはみたものの、明日さわやかに目覚めてこの記事にふれる方は、なんだかなあという感じだろうか。まあ、仕方ないか…それじゃみなさん、オヤスミナサイ。


<コートにすみれを>


<For All We Know>



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クルト・ザンデルリンクのベートーヴェン



五時過ぎに仕事を終えて外へ出ると意外に空が明るい。そうか、日脚が伸びたのか…冬至からひと月以上経ったのだから当たり前だなあと、少し気が早いが春の予感を抱きながら家路についた。 さて、ひと息ついて今夜はベートーヴェン。しばらく前からちょこちょこ聴いていたこの盤を取り出した。


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最後の巨匠ともいわれたクルト・ザンデルリンク(1912-2011)がフィルハーモニア管弦楽団を振ったベートーヴェンの交響曲全集。1981年のデジタル録音。手持ちの盤は20世紀が終わる頃、激安ボックスセットで出たときのもの。80年代初頭の録音ということだから、当初のリリースはLPであったはずだが、話題になった記憶がない。全曲が録音されていながら、LP時代のリリースは一部にとどまったようで、このCDセットで初めて全容が明らかになったといっていいだろう。手持ちのDiskyCommunication版ボックスセットは、Disk-1に入っている第1番が第3楽章までで終わり、第4楽章はDisk-5へ飛ぶという、廉価ボックスとはいえ少々難有りの編集がいただけないが、その後再発されたセットは6枚組みになり楽章割付も正常化、加えて同時期に録音された序曲類も入って、まともなセットになった。

ザンデルリンク68歳の円熟期の録音。音楽は悠々と流れる。音価いっぱいに引き伸ばされるレガートなフレージング、柔らかなアインザッツ。ベートーヴェンの交響曲がもつ熱く劇的なイメージは少ない。こう書くと腑抜けのベートーヴェンと受け取られかねないが、そんなことはない。腕利きが揃うフィルハーモニア管の追従もよく、ゆっくり、ゆったりでありながらアンサンブルの縦の線はきちんと揃い、音楽全体は整然と進行する。90年代以降の新世代の演奏と比べるとオールドファッションの感は否めないが、今となっては貴重なスタイルだ。内田光子がベートーヴェンの協奏曲の録音に際し、「ザンデルリングとでなければベートーヴェン録音はありえない」とザンデルリンクとの協演を希望して録音が実現したという。ザンデルリックというと70年代初頭のシュターツカペレ・ドレスデンとのブラームスがまず思い出されるが、ブラームスでみせる男性的な表情とはまた違った色合いのベートーヴェンだ。


この盤の音源。第2番の第1楽章


内田光子がザンデルリンクと組んだベートーヴェンの協奏曲。第5番の第2楽章。1998年ザンデルリンク86歳。


ザンデルリンクのドキュメンタリ。…う~ん、ドイツ語わからん!



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カサドのチェロ



きのうの記事に書いた70年代廉価盤の雄<コロンビア・ダイヤモンドシリーズ>はぼくら世代のクラシックファンにはやはり思い出深いアイテムのようで、さっそく「チョ~懐かしい~!」とコメントがあった。今から40年以上前の当時、LPレギュラー盤は二千円。廉価盤が千円で出て大いに人気を博した。しかし考えてみると高校生のバイトが一日千円の時代。一日働いて廉価盤LP1枚分。今なら高校生が一日バイトすれば六、七千円というところだろうから、新譜のレギュラーCDは3枚。ハイドン交響曲全集のボックスセットもOKだ。レコード、CDは鶏卵並みの物価の優等生ということか。 さて、そんなことを考えつつ、手元にあるダイヤモンドシリーズからこんな盤を取り出した。


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スペインのチェリスト;ガスパール・カサドによるハイドン、ボッケリーニ、ヴィヴァルディのチェロ協奏曲を収めた盤。きのうの記事同様70年代初頭に出ていた日本コロンビア廉価盤シリーズの中の1枚だ。これはその当時買ったものではなく、十年程前に大阪・梅田の中古レコード店で数百円で拾ってきたものだ。ほとんど新品といえるほどジャケットもピカピカ、盤面もまったくきれいで40年以上前のものとは思えないノイズレスの音が楽しめる。

カサドというと時代的にはカザルスの影に隠れたり、他の多くのチェリストの中にあって演奏者として格別の人気を誇ったとはいえない。むしろ作曲や編曲などで名前が知られているかもしれなし、何より日本人ピアニストの原智恵子を伴侶としたことの方が耳目を引く(玉川学園のこちらのサイトに詳しい)。また、同じスペインということでセゴヴィアとも交流があり、この盤にも収められているボッケリーニのチェロ協奏曲をギター用に編曲したことでも知られる。

さて米VOX原盤のこのレコード。A面のハイドンからして何とも優雅で大らかな演奏だ。ゆったりとしたテンポ、大きく歌うチェロ、バックを務めるヨネル・ペルレア指揮バンベルク交響楽団もカサドの指揮に合わせるように急がず、騒がず、穏やかに曲を進める。ハイドンの曲としてはもう少し溌剌とした生気があってもいいように思うが、これはまさにカサドの風格を聴く盤だろう。ヴィヴァルディのホ短調の協奏曲は荘重な第1楽章で出しからカサドのそうした持ち味がピタリと合って素晴らしい出来だ。ボッケリーニもハイドン同様、一音一音を慈しむような弾きぶりだ。ハイドンとほぼ同時代を生きたボッケリーニだが、この演奏で聴いているとハイドンよりもややあとの時代の音楽に聴こえてくる。演奏スタイルで曲の持ち味が変化する好例かもしれない。現代的な視点でみれば、カサドのチェロは技量にいささか問題有り、演奏スタイルも一時代前のものということになるのだろうが、そうした成績表の○×だけで音楽の良し悪しが決まるわけではないところに音楽の意味深さがある。この盤は演奏家の風格とか味わいといったものの存在を改めて教えてくれる。


カサドの演奏。ヨハン・シュトラウスのアレンジもの


もっともよく弾かれるカサド作品の一つ<愛の言葉> カサド自身による演奏。


やはりカサドの作った小品<セレナーデ>



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プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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