<人生フルーツ>
朝夕は冷え込み、日中は程々に暖かい、この時期らしい陽気の日曜日。格別の用事もなく、だいぶくたびれてきた卓上PCの入れ替えをしようとネット相手に機種選定。いくつかの候補に絞って近々最終決定というところまでいった。早めの夕飯を済ませたあとは家人の提案で隣り町のミニシアターへ。ドキュメンタリー映画<人生フルーツ>を観る。

愛知県春日井市にある高蔵寺ニュータウン。その一角に住むある老夫婦の日常を追った作品。2016年東海テレビが制作し、今年初めから劇場公開が始まった。 登場する津端修一さん(1925-2015)は建築家として60年代に手がけた高蔵寺ニュータウンに自ら入居し、その後その一角に土地を求めて家を建てる。ニュータウン開発で失われた雑木林や田畑を自らの宅内で再現するべく、夫人の英子さん(1928-)と共同生活がスタート。結婚から60年、家を建ててから40年。ふたり合わせて177を超える歳になり、実り多き人生となってからも、日々小さなことを淡々とひとつひとつ積み重ねていく様子が描かれる。
資質、能力、適正、相性、意志、偶然、境遇…様々なものの組み合わせによる、ひとつの結果事例…ではあるが、毎日毎日同じことを淡々と繰り返し、小さなことを積み重ねて時を刻むことの素晴らしさと大切さをあらためて感じた。人も物も庭の木々も、等しく年月を重ねていく様が美しく描かれた映像。樹木希林の語り。音楽担当:村井秀清。アルベルティバスにのるシンプルなメロディのピアノ曲がこころ和ませる。
作品予告編
★★追伸★★
ブログランキングポイントは下降傾向。引き続き、下記のバナークリック<一日一打>のほど、お願いいたします。
■ にほんブログ村ランキングに参加中 ■
■↓↓↓バナークリックにご協力を↓↓■

にほんブログ村