ハイドン リュートと弦楽のための室内楽集



ここ数日のぐずついた天気が回復し、穏やかな日曜日。窓から射し込む陽光に気分をよくして、こんな盤を取り出した。


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ミヒャエル・シェーファーのリュートが楽しめる一枚。ハイドン作曲のリュートと弦楽のための四重奏が収められている盤だ。80年代初頭にミドルプライスで出た際に買い求めた。先日のレオナルド・レオの盤でソロを弾いていたトーマス・ブリースがチェロで参加している。いずれも原曲は弦楽四重奏などの原曲を元にアレンジされたものではあるのだが、ハイドン自身の編曲ではない。またそもそも原曲がハイドン自身の作でないものもあるようだ。曲想は明るく屈託のないもので、きょうのような穏やかな休日の朝に聴くに相応しい。
リュートを弾いているミヒャエル・シェーファー(1937-1978)は優れたドイツのリュート奏者だったが、残念なことに1978年41歳の若さで亡くなった。確か日本人の奥様がいたはずだ。このハイドンの四重奏の他、手元にはわずかながら彼の盤がある。いずれもリュートの持つ軽やかで典雅な、そしてときに内省的な響きをたたえた演奏だ。

実は社会人になってしばらくたった80年代初頭、国内で初めて発売された廉価なステューデントタイプの10コースリュートを手にしたことがあったが結局ろくろく弾かずに手放した(写真下)。楽器、楽譜、弦など、当時は情報がまだまだ少なかったことも疎遠になった一因だったかもしれない。その後、歴史的研究成果や熱心なファンの存在、そして古楽全般の隆盛もあって、今では当時とは比べものにならないくらい環境が整ってきた感がある。

以前所有していた10コースリュート   糸ぐら部分


この盤のハイドン:ニ長調のカルテットHob.III:8


こちらはオリジナルの弦楽四重奏による音源。


ギターによるカルテット編成での演奏。



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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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