アマゾン経由で注文していたBluetoothスピーカが届いた。

ソニーのSRS-HG1というモデル。
このところ夜半のリスニングはヘッドフォンに頼ることが多いのだが、ちょっとした音の確認にはスピーカから出る音が便利だ。とはいってもPCでYOUTUBEをチョイ聴きするたびにオーディオシステムの電源を入れるのも面倒なことがあって、かねてより手軽な小型スピーカが欲しいと思っていた。このカテゴリーでは数年前からBluetooth接続の小型スピーカが人気のようで、ネットの評判等も参考にして選んだ。写真のイメージでお分かりなると思うが、ちょうど500mLのペットボトルサイズ。重さは790gということだからお茶よりは少し重く、手に持つとズッシリとした感触がある。接続はBluetooth、USB、アナログライン、無線LANと多彩だが、主眼はBluetooth接続。手持ちの古いiPhone4、先日手に入れたiPadとも簡単にペアリングして音出しとなった。
ネットでは随分とよい評価も見られるが、まあ所詮は手のひらサイズのスピーカ。あまり過剰な期待はしない方がいい。特に左右に分かれた中高音を担当するスピーカの間隔は20センチに満たないことから、左右に広がるステレオイメージは乏しい。その点では左右独立したアクティブスピーカの方が断然有利だ。音質そのものは素直なもので、米B社のシステムに見られるような作為的な低音増強はなく、好感がもてる。もちろん<ハイレゾ>の派手なポップが付く商品だが、その辺りにはまったく関心も期待もなし。出力は片チャンネル12W。といってもスピーカ側の能率は相当低いと思われ、8畳程度の部屋ならまずまずの音量が確保できるという程度だ。このユニット2本左右に並べてステレオ再生するモードも持っているが、あえてこのユニット2本買うケースは少ないだろう。やはりこの手のスピーカの価値はバッグに入れて持ち運び可能で、ポンとどこにでもおけて、PC内蔵のものよりはまともに聴けるという辺りにある。楽器仲間との練習で参考音源を一緒に聴いたり、チョイ録した音源をその場で確認するような用途には格好だろう。
オーディオのポータルサイトでの評価はこんな感じ
⇒ http://www.phileweb.com/review/article/201703/27/2471.html
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アップルストアに注文していたiPadが届いた。

この春三月に出た新モデル。iPadにはかねてより興味をもっていたこと、家人が日常的に使っているiPhoneでは目が疲れるということもあって手に入れた。外に持ち出す予定はなく、宅内WIFI環境での使用のみ。それと今後どれほど使うかも分からないため、一番ベーシックなWIFI_32GBのモデルを選んだ。今回のモデルで随分価格が下がったことにも背中を押された。
自分用のコンピュータを初めて買ったのは1989年だったろうか。その少し前から国内のパソコンが出始めたが、ひと味もふた味も違ったマッキントッシュが欲しかった。当時はカタカナ職業御用達の感があって高嶺の花だったが、一体型モノクロモデルのPlusの後継機Classicが出て、ようやく手が届くようになった。当時9インチモノクロディスプレイのハイパーカードで遊んで狂喜乱舞したものだ。その後十年ほどマッキントッシュを使ったが、職場環境がMS-DOSそしてWindowsへ。持ち帰りの宿題をこなす必要もあってWindows機になった。ろくろく使い物にならなかったWindows2.1時代(多くの人は知らないだろうか…)から程々のヘビーユーザとなったものの、すべてに洗練を欠くWindowsは使っているときのワクワク感がゼロで、仕事上の必要がなくなったら、またマックに戻ろうと思っていた。しかしその後Windowsにすっかり飼いならされたのか、近年はそのこだわりも次第に失せ、まあWindowsでもいいかなとだいぶ鈍感になっていた。
…ということで久々のアップル機。とはいってもiPhoneを以前から使っているので、その延長線上ともいえるiPadはちょっと大きなiPhoneを手にしている感覚が強く、コンピュータというイメージは少ない。きょう昼前に届いて、ひと通り初期設定を済ませ、当面使いそうなアプリを入れて実戦配備完了。ネットやYOUTUBEの閲覧は写真のバックに写っている6年物のThinkPadよりずっと快適だ。オフィスソフトに相当するワープロ、表計算、プレゼンツールや動画編集ツール、それに音楽好きにはいいオモチャになりそうなガレージバンドも付いて4万円ポッキリは納得価格。ぼくの用途からいえば、ブログの駄文入力用に外付けBluetoothキーボードを付ければ完璧だろう。あとは現用のPCやiPhoneに入っている写真データ等のコピーあるいは共有が課題。iCloud、Googleフォト、簡易NAS等の利用を考えているが、どうも決定打が見当たらず思案中だ。
単純なループの曲なら作れそうだが…
ガレージバンドでこれくらい作れれば楽しい。
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爽やかな週末土曜日。県内ローカルでちょっとしたイベントがあって、隣り町のマンドリンアンサンブルに属するギターパート数名と参加。ギターだけのアンサンブルで数曲演奏してきた。ろくろく練習もしていなかったので、参加を見合わせようかと思っていたのだが、メンバーから「与太さん、賑やかしでおいでよ!」と心温まる誘いもあってノコノコ出かけていった。演奏は、結果オーライ!楽しく遊んでお開きとなった。 さて、あすも休み。今夜は夜更かしオッケー。昼間ギターを弾いた余韻もあって、こんな盤を取り出した。

ぼくら世代には懐かしい、70年代半ばに出た「ギターの展望シリーズ」の中から、トゥリビオ・サントス(1943-)の弾くスペイン物の盤。1973年録音。アルベニス、グラナドス、トゥリーナ、ファリャ、ロドリーゴなど、お馴染みのスペイン近代の作品が並ぶ。一部はギターのためのオリジナルもあるが、多くはピアノ曲や歌曲からの編曲。編曲とはいっても、20世紀前半にはすでにギターの主要レパートリーとなっている曲ばかりで、すっかりギター作品として馴染み、定着した作品ばかりだ。中ではトゥリーナの「タレガ賛歌」「ファンダンギーリョ」、グラナドスのゴヤの美女、ロドリーゴのファンダンゴなどがぼくのお気に入り。
トゥリビオ・サントスは1965年のパリ国際ギターコンクールの覇者。ブラジル生まれでスペイン物にも同じラテン系として血の通う演奏を繰り広げる。しかし、当時のラテン系奏者にしばしば見られた、独自の拍節感と目の前のメロディーだけに気がいくような演奏とは一線を画していて、さすがの感がある。何枚かある手持ちの「ギターの展望シリーズ」の中に、同じトゥリビオ・サントスの弾くヴィラ・ロボスの協奏曲、神秘的六重奏などの盤もある。いずれもまた聴いてみよう。
トゥリビオ・サントスの弾くトゥリーナ:ファンダンギーリョ。おそらく70年代後半の映像か。現在はすっかりブラジル回帰して活躍中のようだ。右手タッチが弦に対してほぼ直行するスタイルは、昨今はほとんど見られなくなった。
ヴィラ・ロボスのショーロ第1番。2010年アップロードとあるので、その少し前あたりの映像を思われる。
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日本列島南方に梅雨前線を伴った気圧の谷が関東を通過中で、暑さ日照とも程々の一日。きょうから六月。昭和の感覚なら夏服に衣替え。どっこい、今じゃ五月に入ればクールビズ。気分も体感もすっかり夏だ。 さてさて、本日も程々に頑張って定時に退勤。ひと息ついて、こんな盤を取り出した。

ゲヴァントハウス弦楽四重奏団によるベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集のボックスセット。しばらく前から気になっていて、数日前に身辺雑貨と一緒にアマゾンから入手したもの。十枚組二千円也。90年代後半から2000年代初頭にかけての録音。当初、後期作品が録音され、その後中期、初期とさかのぼるように録音された。改めて言うまでもなく、ゲヴァントハウスSQは19世紀初頭に誕生し、以来ゲヴァントハウス管弦楽団の首席奏者達によって、今日にいたるまで続いている世界最古の弦楽四重奏団だ。
ぼくがベートーヴェンのSQをまともに聴き始めたのは社会人になってからで、最初にアルバンベルクSQによる中期作品のLPを手に入れ、その後ラサールSQによる後期作品を(これはCD)、そしてバリリSQの古いモノラルLPの全集を手に入れた。いずれも一時代を成した演奏だと思うが、21世紀の今に相応しい新しい録音をハンドリングの簡便なCDで揃えたいと思っていたところ、このボックスセットをしばらく前に見つけた。
今夜は何気なく引き抜いた一枚から作品74(通称ハープ)と作品59―2(ラズモフスキー第2番)を聴いている。すでにネット上での評判で予想はしていたが、ゲヴァントハウスという名前から想像する古色蒼然としたかつてのドイツのイメージはまったくない。各パートともクリアで明るく伸びやかな音色。やや軽めのボウイング、ヴィブラートも控えめで、重層的な厚みのある音ではなく、広がりのある豊かな響きが立ち上がる。
ベートーヴェン弦四の様々な演奏を聴き込んでいるわけではないが、おそらく最も現代的な演奏からすれば、このゲヴァントハウスSQの演奏は十分伝統的でオーソドクスな解釈と音色なのだろう。たまたまぼくの手持ちのリファレンスが古い(特にバリリは…)ということだろう。そういう意味で手持ちの盤に比べ新しい感覚を感じるが、もちろん違和感はなく安心して聴ける。録音もクリアだが残響成分がやや多めで、少し位相にも手を入れているのか、時に響きが過多に感じる場面もあった。極端な言い方をすれば、カルテットではなく小編成の弦楽合奏にように聴こえることあった(これはあくまでぼくのセットでの場合。ヘッドフォンではほとんど違和感は感じなかった)。十枚組二千円也は相変わらずのCDデフレ状況と感じるが、名盤の誉れ高いアルバンベルクSQの最初のセッション録音盤はさらに安い。いずれにしても現役世代の演奏をCDで…という当初の目的には十分かなった盤。折をみて全曲聴き通すとしよう。
このボックセットの10枚目の盤には、ゲルハルト・ボッセやカール・ズスケなどを擁した歴代ゲヴァントハウスSQによるベートーヴェン弦四の抜粋と、ベートーヴェンが自身のピアノ・ソナタ第9番を弦楽四重奏用に編曲したものの演奏が収録されている。以下の音源はそのピアノソナタアレンジ版のもの。
このセットの弦楽四重奏曲第13番変ロ長調作品130。
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