M・ポンセ<前奏曲集>



きのうきょうと時折小雨降るあいにくの週末。気温も低く、この秋はじめてセーターを着込んで過ごした。きょうは昼過ぎから野暮用外出。その足で先日拙宅に遊びに来てくれた知人が参加しているギターアンサンブルの練習を見学。ひと月ぶりにお会いして、その後新調したという楽器も拝見してきた。こういうギター仲間との交流があると、こちらも刺激を受ける。帰宅後、楽器を取り出し、日が暮れる時刻まで、しばし練習に精を出した。


201710_Ponce_Prelude.jpg  201710_Ponce_Prelude_Segovia.jpg


時々思い出したように楽譜を広げて楽しむマヌエル・ポンセの前奏曲。ぼくら世代には懐かしい70年代に音楽之友社から出ていたセゴビア・アルバムの1冊、第10巻を取り出した。この巻には<セゴヴィア編12の前奏曲>が載っていて学生時代にはひと通り弾いた記憶がある。久々に楽譜を広げると当時のものと思われる書き込みもあった。

本ブログでも時々登場してもらっているマヌエル・ポンセ(1882-1948)は、ギター弾きにとっては近代作品の貴重なレパートリーを残してくれた作曲家だ。しかし大曲のソナタ類はその素晴らしさを承知していながら相当気合を入れないと、ものにならない。その点この前奏曲集はどの曲も1分ほどの小品の集まり。技巧的にも自称中級程度の技術レベルで何とかなる。 それでいて音楽として中々楽しめるもので、フレーズの切り出し、アーティキュレーションの吟味、ヘミオラやゼクエンツの扱い、近代的和声感の感じ方と表現など中々いい教材だ。12曲全部は荷が重そうなので半分ほどを選んで練習し、機会があればどこかでお披露目しようと思っているが、未だ実現せず。またセゴヴィア編ではないリヴァイスされた<24の前奏曲>の楽譜も、そのうちと思いながらまだ手に入れてない。


弦長600mmのミニギターで弾いている演奏。<24の前奏曲>から


全24曲を弾いているプレイリスト。



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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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