ザ・ビートルズ<Please Please Me>



帰宅後、ネットを覗いていたら、1963年のきょう3月22日はビートルズの記念すべき初アルバム<プリーズ・プリーズ・ミー>がリリースされた日と書かれていた。 それでは…と、音盤棚から手持ちの盤を取り出した。


201803_BTLS_Please.jpg  201803_BTLS.jpg


振り返ってみると、彼らが活躍したのはわずか10年ほど。解散後の40年を思えば随分と短かったと実感する。ぼくはビートルズのファンでもなんでもないが、中学生の頃はラジオのスイッチを入れればビートルズやローリングストーンがリアルタイムで流れていた時代だったので、当然馴染みはある。まだクラシックには目覚めていなかった時期で、ポップスをそれなりに楽しく聴いていた。但しレコードにあてるほどの小遣いもなく、そもそもステレオ装置も持っていなかったから音源はもっぱらラジオだった。手持ちのビートルズのレコードはすっかりオッサンなってから何となく集めたもの。リサイクルショップのジャンク箱から救済してきたり、会社の同僚がもう聴かないからと譲ってくれたり、そんな風にして何枚かのアルバムがほとんど投資なしで集まった。

さて<プリーズ・プリーズ・ミー>。この盤は十数年前、近所のリサイクルショップで入手した。この盤と同時に初期のアルバム5枚がまとまって@100円で並んでいた。オリジナルフォーマットのモノラルカッティング、帯付き、盤質は新品同様…という中々の掘り出し物だった。日本での本アルバムのリリースは遅く、ビートルズ解散から6年後の1976年6月のことであった由。さらには米国ではCD期までリリースそのものがなかったとのこと。この盤はその1976年盤(ステレオ)ののち、1982年にモノラルでリリースされたものだが、その辺りの事情については深入りするほどの知識はない。収録曲は以下の通り。

-A-
アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア/ミズリー/アンナ/チェインズ
ボーイズ/アスク・ミー・ホワイ/プリーズ・プリーズ・ミー
-B-
ラヴ・ミー・ドゥ/P.S.アイ・ラヴ・ユー/ベイビー・イッツ・ユー
ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット/
蜜の味(ア・テイスト・オブ・ハニー) /ゼアズ・ア・プレイス/ツイスト・アンド・シャウト

東芝EMI仕様のレッドカラー盤に針を落とす。わずかなサーフェイスノイズのあと、ワン、ツー、スリー、フォーの掛け声と共に第1曲<アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア>が勢いよくスピーカーから飛び出してきた。モノラルではあるがカッティングレベルが高く、凝縮されたエネルギー感あふれるサウンドが素晴らしい。以降、アルバムタイトルチューンでシングルヒットした<プリーズ・プリーズ・ミー>も含め彼らのオリジナル曲や当時の定番ロックンロールなども織り交ぜて中々楽しいアルバムだ。音質同様、彼らの演奏もフレッシュかつエネルギッシュで、スタジオライヴを聴く趣きがある。実際この盤のほとんどの曲はオーバーダビングなしの一発録りで録られたという。なるほどと合点。

ビートルズの曲をほんの申し訳程度にしか聴かないぼくなどがコメントするのは大そう気が引けるのだが、ビートルズはやはり60年代半ばまでの初期のものがいい。それ以降は多様な音楽的要素や音響的トライアルが導入されたり、様々なメッセージが込められたりと、確かに音楽として熟成されている。しかし英国のやんちゃな若者がストレートに音楽を楽しんでいるという感じはなくなる。その点このアルバムはぼくにとってはビートルズのビの字を感じさせてくれる名盤だ。


<アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア>


<プリーズ・プリーズ・ミー>



■ にほんブログ村ランキングに参加中 ■
■↓↓↓バナークリックにご協力を↓↓■
にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
にほんブログ村
関連記事
プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
音楽とクラシックギターに目覚めて幾年月。道楽人生成れの果てのお粗末。

カレンダー
02 | 2018/03 | 04
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
月別アーカイブ
QRコード
QR
閲覧御礼(2010.10.01より)