クーベリックのシューマン



成り行きで今夜もシューマン交響曲の在庫確認。取り出したのはこの盤。


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ラファエル・クーベリック(1914-1996)指揮バイエルン放送交響楽団によるCBSソニー盤のシューマン交響曲全集。4曲あるシューマンの交響曲。同じく4曲あるブラームスのそれと同様、いずれ甲乙付けがたいのだが、今夜は第2番を取り出した。1979年録音。このコンビはこの録音に先立つ60年代前半にベルリンフィルとやはり全曲を録音している。

カートンボックスをみると1450円の値札が貼られていた。確かこの盤も出張先の大阪で買い求めたはずだ。まったく針を通した形跡はなく、針圧を4グラムとたっぷりかけたオルトフォンSPUの針を降ろすと、クリアかつノイズレスの美しいアナログサウンドが響く。第1楽章の出だしは、うっそうとした深く暗い森をイメージさせ、この曲のもっとも印象的な部分の一つだ。トランペットが控えめに鳴り響き、クーベリックが好んだ対向配置のオケの左奥からコントラバスの基音が静かに流れてくる。主部に入ると推進力あふれる運びとなるが終始余裕をもった響きが素晴らしい。第3楽章のアダージョ・エスプレシーヴォもロマン派の薫り高く、美しいフレーズにあふれる。この第2番は他の3曲に比べ地味なイメージなのか演奏機会はもっとも少ないかもしれない。ぼくはサヴァリッシュ&SKDの名演でこの2番の素晴らしさを知り、以来、<春>や<ライン>よりも好むようになった。コンヴィチュニー盤の渋い運び、サヴァリッシュ盤の素晴らしく美しいSKDの響き、そしてこのクーベリック&バイエルン盤の堅固なドイツ的構成感、いずれもシューマンの交響曲を聴く楽しみを堪能させてくれる。


この盤の音源で全楽章。手持ちのLPよりもやや音圧が低く、渋い音色に聴こえる。


何度か貼った音源。2013年プロムスでのダニエル・ハーディング指揮マーラー室内管弦楽団による演奏。ハーディングも対向配置を取っている。中編成とピリオドスタイルの良さが生きる、クリアかつしなやかで躍動感あふれる演奏だ。第1楽章提示部は繰り返し有り(7分35秒から)。8分50秒から展開部へ。10分25秒あたりからゾクゾクくるところだ。11分過ぎまで緊張感あふれる展開が続く。40分50秒過ぎからの終楽章最後のティンパニー連打はいつ聴いても興奮する。



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