ヤマハCG-TA



ヤマハから出ている、その名も「トランスアコースティックギター」。そのクラシックギタータイプが数日前に発売となった。


201903_Yamaha_TA.jpg


アンプをつながずに、エフェクトが施された音がギターの表板から直接出てくるというもの。いわゆるエレアコのようにブリッジ部に圧電型のピックアップが仕込まれ、その出力を取り出すのではなく、ピックアップされた信号にエフェクト処理を施したのち、小型のアクチュエータで表板を振動させるという仕組みになっているようだ。ヤマハはこの技術を組み込んだピアノも以前から発売している。

昨年だったか一昨年だったか、スチール弦タイプのものが発売され話題となっていたが、今回はナイロン弦のクラシックギタータイプCG-TAがリリースされた(海外で先行発売されていた様子)。クラシックギタータイプの価格が8万5千円。ギターそのものの仕様(使用材料等)をみると4万円程度のグレードなので、半分は新機構の付加価値のようだ。HPやYOUTUBEにある音源を聴く限り、エフェクトがかかった音は素のクラシックギターからはかなり遠く、いわゆるエレアコに近い感じだろうか。音色命ともいうべきピュアなクラシックギター領域には違和感があるかもしれないが、ライトミュージックでのナイロン弦としては重宝するかもしれない。実際、デッドな畳の四畳半でホールエコーを伴った生音が出てくる感じはどんなものか興味がある。ヤマハ製品ということで、田舎の楽器店でも触れることが出来そうだ。そのうち覗いてみようかと思う。


ヤマハによる紹介動画


今回追加発売されたクラシックギター(ナイロン弦)タイプのデモ。


少々エフェクトかけすぎかな…



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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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