C・ヘイデン&P・メセニー



雨が降り続くわけではないが、湿度感たっぷりの空気とじわじわ上がる気温は、いかにもこの時期らしい。きょう仕事で出向いた霞が関への行き帰りでは随分と汗をかいた。さて、夜半を過ぎ、暑さも癒えたところで一日のクールダウン。今夜はこんな盤を取り出した。


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ベースのチャーリー・ヘイデンとギターのパット・メセニーとによるデュオのアルバム。1996年の録音で、コンテンポラリー・ジャズの人気者二人によるアルバムとして話題になりヒット作となった記憶がある。二人が生まれ育ったミズリーをイメージしながら、第1曲のWaltz for Ruthから深く静かにかつ雄大な音楽が繰り広げされる。低音楽器としてのベースの存在感、低く大地に広がるように響く音、そしてその上にアコースティックなギターの多彩な和声がのる。二人のアンサンブルゆえ、音の数は当然少ないのだが、少ない音の間から広がる景色は、まだ見ぬミズリーの空を想像させて余りあるほど豊かだ。

この盤の本当の良さを味わうには、再生装置にある程度の質が要求される。具体的にはチャーリー・ヘイデンのベースが発する基音がしっかり再生されるかどうかで、このアルバムの印象が大きく変る。出来れば40ヘルツ程度までレスポンスするシステムがほしい。これはベースの基音だけでなく、パットの奏するギターの胴鳴りの響きを再生するのにも有効だ(ぼくの手持ちのシステムで聴くと、まあ70点くらいかなあ…)。 オーディオは音楽を楽しむための道具・手段だ。確かにその通りで、音が出れば何でもいいといいたいところだが、音楽の種類や演奏の形態によっては、再生機器の性能が音楽の印象や評価を決定付けることがある。このアルバムではそうした要素を再認識する。とはいえ多額の投資は不要。お手軽ヘッドフォンリスニングで必要十分な音が得られる。


二人のライヴ映像があったので貼っておく。
この盤にも収録されている<Our Spanish Love Song>


パットのソロ。7分あたりから独自の多弦ギターによる演奏が見物だ。


この盤の音源。全曲。



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音楽とクラシックギターに目覚めて幾年月。道楽人生成れの果てのお粗末。

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