モーツァルト<レクイエム>



週末土曜日。野暮用あって終日外出。夜半前の一服。先回の記事で聴いたモーツァルトのミサ曲ハ短調。ならば、これを聴かずには済まされないだろうと、この盤を取り出した。


20190914_WAM_Requiem.jpg


モーツァルトの<レクイエム>。カール・リヒター(1926-1981)指揮ミュンヘン・バッハ合唱団と管弦楽団による演奏。1960年録音。手持ちの盤は70年代中庸にキングレコードから出ていた廉価盤のテレフンケン名盤シリーズ中の一枚。発売されて間もない
頃、大学三年のときに手に入れた。 今更説明不要の名曲にして名演。実際このレコードを初めて手にして、当時の貧弱なオーディオではあったが、四畳半の下宿にこの演奏が響いたときの感激は今も忘れない。まるでバッハの宗教曲を聴いているかのような厳しい佇まい。力強い管弦楽。伸びやかに歌う歌唱のソロ。モーツァルトの作品共々、いずれもそれまで聴いたことのない世界に触れた感動に、多感だった二十代のハートは高鳴ったものだ。ああ、あれから四十年(^^;…

いやいや、今もこの曲を聴くときの感動は変わらない。その後ワルター&ニューヨークフィル、ベーム&ウィーンフィルなども盤も手に入れた。バーンスタイン晩年のバイエルン放響との録音は手に入れてから十年以上経つが、まだ封を切っていない。そのあまりに重いと評される演奏に触れるのを躊躇しているからだ。そしてこの曲を聴こうというときには、やはりこのリヒター盤に手が延びる。

インテンポながらそれぞれの曲に見合ったテンポ設定で窮屈な感じはしない。音量のダイナミクスと、フレーズ毎の硬軟が十分練られた解釈で、それが意外なロマンティックな表情を生む。残念ながら手持ちのLP盤の音質は今一つ冴えないが、おそらく現行CDの音質は良好だろう。下に貼ったYOUTUBE音源の音からも、元々の録音の良さをうかがい知ることができる。左右いっぱに広がったオケ。中央奥を中心に左右に展開する合唱群。いずれも素晴らしい。録音から半世紀以上たった今聴いても圧倒的な説得力。けだし名曲、名盤。


この盤の音源。


ジェームス・ガフィガンという米国の若手指揮者とフランス国立管による演奏。



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