パク・キュヒ(G)当地来演



ようやく秋らしい週末土曜日。昼過ぎからパク・キュヒの演奏会へ。


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人気・実力ともトップレベルの一人パク・キュヒ。当地へは三年連続の来演。一昨年は群馬交響楽団とアランフェス協奏曲を演奏し、ぼくも初めて彼女の実演に接した。昨年はソロの演奏会が開かれたが、あいにく野暮用で行けず。今回の演奏会も直前まで予定不確定でどうしようかと思案していたのだが、うまく野暮用回避し予定が空いたので、急遽チケットを予約した。

令和元年10月26日(土)午後2時開演 於:前橋市民文化会館
演奏曲目は以下の通り。
ソル:エチュード 作品6-11(セゴビア編の17番)
スカルラッティ:ソナタ K208,K32,K322
タレガ:ラグリマ、アルハンブラの想い出
バッハ:シャコンヌ
<休憩>
グラナドス:詩的ワルツ集
バリオス:フリア・フロリダ、ワルツ第3番、ワルツ第4番、森に夢見る
ディアンス:フォーコ
(アンコール:アラビア風奇想曲、聖母の御子)

パク嬢は数年前にスペインのアリカンテに短期で留学。一旦帰国したのち、現在はより本格的な研鑽を積むべく、同じアリカンテに住んでいるとのこと。彼女のスケジュールをみると、この秋には日本でのいくつかの演奏会をはさんでスペインを行ったり来たりの様子。今回も昨日スペインから日本に着いたばかりとのこと。いまもっとも忙しく飛び回っている演奏家の一人かもしれない。

今回のプログラム。「自分の好きな曲、ずっと弾き続けていきたい曲を並べた」そうだ。結果的にはクラシックギター愛好家にはお馴染みのポピュラー曲が並んだ。口さがない輩からは定食メニュー的とも言われそうだが、まあ定食もときには良い。後半はグラナドスの詩的ワルツ集に始まり、彼女がもっとも好きな作曲というバリオスの作品を並んだ。いずれもロマン派曲想の色濃い曲で、彼女の表現意欲もよりアクティブに。最後はテクニカルなディアンスで大団円となった。

実はプログラム前半を会場中央付近の席で聴いていたのだが、あまりに音が届いてこない。小ホールとはいえ、600席ある多目的ホールのデッドな空間ではやはりクラシックギターは厳しいなあ…そう思いつつ、休憩後のプログラム後半には、会場最後方に空席があったので移ってみると、これが正解。ステージからの距離はずっと遠くなるものの、会場空間に飛散した音が程よくミックスされて席まで届いてきた。もちろん大音量ではないが、愛器ダニエル・フレドリッシュの真価も発揮され、ふっくらとした低音とピュアな高音もバランスもよく、ギター本体の音色が味わえるレベルの音で楽しむことができた。

2時間に渡るプログラムが終わり会場を出ると、CD販売コーナーでサインをするチャーミングなパク嬢の姿を見つけた。来年も来てね!と心の中でつぶやきつつ、会場を後に…。 秋の好日。よい演奏会だった。


パク嬢が小学2年のときに初めて聴いて好きになり練習を始めたというバリオス「森に夢見る」


スカルラッティのソナタ K322


R・ディアンス:フォーコ(リブラ・ソナチネ第3楽章)



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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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