バッハ:カンタータ「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」BWV61



先週末から、ドイツのセオリーにのっとり、アドベント(降誕節)の始まりに合わせてシュトーレンをチビチビつついている。今年も昨年同様、TAKIBI_BAKERYという人気店のものを家人が通販サイトで調達した。シュトーレンはドライフルーツやラム酒などを使ったものが一般的のようだが、この店のものは渋皮栗が入っているのが特徴。日持ち対策といわれる外側の砂糖は控えめだが、熟成も進み中身自体がしっかりと甘く、深煎り珈琲によく合う。そしてお供にはこんな盤を取り出した。


201912_Advent.jpg


例のバッハ全集中の一枚。降誕節第一主日のために書かれたバッハのカンタータ「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」BWV61。 時節はアドベント。クリスマスすなわちイエス降誕の4週間前から待降節の礼拝が営まれる。その始まりを祝す曲であり、同時に一年の教会暦開始を告げる曲でもある。ヴァイマル時代の初期傑作としても名高いようだ。第1曲は、フランス王室での王の入場に際してしばしば用いられた荘重なフランス序曲風をもってイエス入場をなぞらえる。その特徴的な付点リズムで始まるフランス序曲風の合唱<いざ来ませ、異邦人の救い主よ>を聴きながら、下戸の夜は更けていくのでありました。


バッハ:カンタータ「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」BWV61
第1曲 合唱『いざ来ませ、異邦人の救い主よ』(Nun komm, der Heiden Heiland)
第2曲 レチタティーヴォ『救い主は来たれり』(Der Heiland ist gekommen)
第3曲 アリア『来たれイエスよ、汝の宮に』(Komm, Jesu, komm zu deiner Kirche)
第4曲 レチタティーヴォ『見よ、われ戸口に立ちて叩く』(Sehe, ich stehe vor der Tur und klopfe an)
第5曲 アリア『開け、わが心よ』(Oeffne dich, mein ganzes Herze)
第6曲 コラール『アーメン、アーメン』(Amen! amen!)
例によって「動画は再生できません」と出るので、指示に従って「YouTubeで見る」の下線をクリック。


スコア付き音源



■ にほんブログ村ランキングに参加中 ■
■↓↓↓バナークリックにご協力を↓↓■
にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
にほんブログ村
関連記事
プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

カレンダー
11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
月別アーカイブ
QRコード
QR
閲覧御礼(2010.10.01より)