シューベルト交響曲第2番変ロ長調



令和二年にちなみ、ナンバー2の曲で始めた音盤ルーティン。先回のシューマンに続き、きょうはこんな盤を取り出した。


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シューベルト交響曲第2番変ロ長調。コリン・デイヴィス(1927-2013)とシュターツカペレ・ドレスデン(SKD)によるシューベルト交響曲全集中の1枚。1994年から1996年にかけてのセッション録音で、第2番は1995年に録られている。録音会場は例によってドレスデン・ルカ教会。数年前にCBSソニーの輸入限定盤として発売されたもの。当時ブロムシュテット&SKD、スウィトナー&SKBのシューベルトを続けて手に入れ、前後してこの盤のリリースを知った。シューベルトの演奏も、ベームやカラヤンのかつての重厚長大路線から多様化してピリオドスタイルの演奏もすっかりお馴染みなったが、さて、その間の世代とでもいうべき、ブロムシュテットやスウィトナー、そしてこのコリン・デイヴィスらによる中庸をいく演奏はどんなもんかいな、しかもオケはSKDやSKBといった伝統色の強い団体であれば…と、まあ、そんな興味から一連の録音を確認した次第。

モーツァルトの39番交響曲を思わせる堂々とした序奏で始まる第1楽章。時折、短調への転調を交えながらも終始元気一杯といった展開が続く。シューベルトの曲にあって、これほど溌剌とした曲想が続く曲も珍しいだろうか。穏やかな変奏曲形式の第2楽章アンダンテはこの曲の中ではもっとも一般的なシューベルトのイメージに近い曲想。第3楽章はハ短調に転じる。指定はメヌエットだがテンポは速く、ほとんどスケルツォといっていい。ハ短調ではあるが、トリオを含めて長調への転調部分も多く、それほど悲劇的な印象ではない。プレスト・ヴィヴァーチェの終楽章も元気一杯の勢い変らず。それでいて能天気な一本調子にならずに、よく展開していく。 この第2番の交響曲はシューベルト18歳のときに作曲されたという。それにしては立派な構えの曲。明朗で前向きな曲調で年の初めに相応しい佳曲だ。


この盤の音源。


長野県岡谷市で活動するアマチュアオーケストラ「カノラータ・オーケストラ」による演奏。



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