ハイドン交響曲第2番ハ長調
年末年始の休みも終わり、きょうから仕事開始。久々に出勤すると机上のPCが入れ替わっていた。OSのサポートが切れることから、年末年始の休み中に千台超を一気に更新したとのこと。入替え作業は中々大変な作業ではなかったかと察するが、どんな様子だったのだろう。そんなシステム部門の奮闘を想像しながら、こちらは程々に業務に精励。帰宅後ひと息ついて、ナンバー2の続き。今夜はこんな盤を取り出した。

ヨーゼフ・ハイドンの交響曲第2番ハ長調。例によってデニス・ラッセル・デイヴィス指揮シュトゥットガルト室内管による全集中の1枚。初期交響曲として第1番ニ長調・第37番ハ長調・第18番ト長調・第2番ハ長調が収められている。この全集盤は1995年から没後200年のハイドンイヤーとなった2009年にかけて録音が行われたようだが、個々の演奏に関する録音データが付されておらず、第2番についても録音日時は不明。
ハイドン(1732-1809)が交響曲を書き始めた時期、そしてこの第2番がいつ作曲されたかは諸説あるようだが、1757~1759年頃に書かれたということになっているようだ。ハイドン30代後半に当たる時期で、すでに作曲家としての手法は確立していた頃と思われる。曲は3楽章から成り、記譜上一切の繰り返しがないことから、演奏時間も10分程度と小規模な曲として出来上がっている。第1楽章アレグロはハ長調のごく単純なフレーズで始まる。古典のお手本のような展開。単純なハ長調のスケールフレーズながらリズムに工夫がこらされ、また途中ト短調やホ短調に転じるなど、中々聴かせる。第2楽章アンダンテは弦楽群のみ、それも第1、第2ヴァイオリンがユニゾンで無窮動風のフレーズを弾き続け、低弦群がやはりユニゾンでそれを支えるフレーズを奏でる。これもまた合奏曲のエチュードのような書き方だが、聴いていると稚拙さは感じない。終楽章プレストはロンド調で快活に終始する。
デニス・ラッセル・デイヴィス指揮シュトゥットガルト室内管による演奏は他の曲同様、落ち着いたテンポ設定。各パートの動きも明快で、バロック風の雰囲気も併せもつ初期作品の演奏としては文句のない出来だ。チェンバロの通奏低音はごく控えめに入っているのも雰囲気を感じさせる。
鈴木秀美&オーケストラ・リベラ・クラシカによる演奏。
スコア付き音源。
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