マーラー交響曲第2番ハ短調「復活」



年頭から続けている第2番シリーズ。今夜はこの2番を取り出した。


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マーラー交響曲第2番ハ短調「復活」。レナード・バーンスタインとニューヨークフィルによるマーラー交響曲全集中の1枚。手持ちの盤は数年前にアマゾンで投げ売りされていたときに手に入れた激安ボックスセット。以前からLP盤全集も持っていたのだが、やはりお手軽CDの魅力もあって手に入れた。現在もアマゾンで三千円程で売られている。今夜はその中から第2番「復活」を取り出し、さらに2にこだわって第2楽章を聴いている。

マーラーの交響曲が一般的な人気を得るようになったのは、ぼくの記憶では70年代半ばあたりからではないだろう。ステレオ装置が家々に行き渡り、録音技術や演奏技術の成熟もあってマーラーやブルックナーなどの長大な交響作品が次々とリリースされた時期でもある。ぼくはちょうどその頃学生時代の真っ只中で、貧乏学生ゆえにレコードはまともに買えなかったが、FMでそうした大曲に親しんだ。その後もマーラーやブルックナーは多少の波はあるものの人気のある作曲家だろう。もっとも1時間を優に越える曲が多いだけに、聴こうとすると時間と気持ちの余裕もいるのだが、最近は楽章単位の<細切れ聴き>も中々面白いなあと感じている。

今夜は大曲の代表格ともいえる第2番「復活」の第2楽章を聴いているのだが、こうして単独で聴くと、通して聴いたときには気付かなかった多くの発見がある。「復活」は全楽章では80分超を要するが、第2楽章は12分ほど。80分に集中するのと12分に集中するのとでは違って当然ともいえる。実際、この第2楽章だけと冒頭から聴くと、弦楽を中心にした美しい旋律、ヴァイオリンパートとチェロパートの対比、そしてそれぞれの旋律を歌うにあたってのアーティキュレーションやダイナミクスの設定など、指揮者の意図とその再現が手に取るように伝わってくる。 後期ロマン派の大曲というと大音量でドンパチやるイメージが強いが、このマーラーをはじめ、緩徐楽章を深夜に絞り気味の音量で楚々と聴くのも味わい深い。

バーンスタインの演奏は晩年の再録音に比べるとやや荒削りで直線的ではあるが、彼独自の粘着質の歌いっぷりが、この曲のロマンティシズムと合致し、かつ晩年ほどくどくなっておらず、中々好ましい。かつてのLP音源に比べると、リマスターの効果もあってか音質も十分納得できる仕上がりだ。今ではあまた選択肢のあるマーラー全集だが、このバーンスタインの旧盤もファーストチョイスとしての価値ありと、あらためて感じる。


バーンスタインとロンドン響が1973年に残した映像作品から第2楽章。part1に続いてpart2。



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