モーツァルト ファゴット協奏曲変ロ長調



少し前の物憂い休日の朝。 曇り空の中、何を聴こうかと選らんだこの曲が印象に残ったの記しておこう。


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モーツァルトが18歳のときに作ったファゴットのための協奏曲変ロ長調K191。ギュンター・ピースク(1921-2018)のファゴット、カラヤン指揮ベルリンフィルによる演奏。1971年録音。手持ちの盤はモーツァルトの他の管楽協奏曲と一緒に収録された輸入盤2枚組CD。随分前に、今はもう閉店してしまった隣り町のタワーレコードのワゴンセールで買い求めた。このファゴット協奏曲の他、クラリネット協奏曲、オーボエ協奏曲、フルートとハープのための協奏曲、フルート協奏曲が収録されている。ソロはジェイムス・ゴールウェイ(fl)、カール・ライスター(cl)、ローター・コッホ(ob)ら、いずれも当時のベルリンフィルトップが務める。

ファゴット協奏曲は他のモーツァルトの協奏曲に比べると演奏機会も少なくややマイナーな感があるだろうか。ぼく自身はこの曲を高校生の頃から気に入っていて、少なくても他の管楽協奏曲に勝るとも劣らないと思っていた。このコンビの演奏も当時のFMで知り、耳にした記憶がある。ギュンター・ピースクはその名前の響きも印象的で、このファゴット協奏曲とセットで記憶に刷り込まれている。

ファゴットが主役の曲というは中々思いつかないし、オケの中でも脇役のことが多い。しかし、こうしてモーツァルトの手になる名旋律で聴くと、その柔らかで深みの音色と、ときにコミカルな表情が中々魅力的だ。70年代初頭になされたカラヤンとベルリンフィルの一連のEMI録音は、同時代の独グラモフォンのそれとはかなり違っていて、明るい音色とより明快な細部の表出を聴くことができる。同時に、流麗でレガート、シームレスなカラヤン流の音楽表現も一層際立っている。それにしてもこの曲の第1、第2楽章の美しさと楽しさは何度聴いても心おどる。第3楽章が優雅なロンド風メヌエットというところもファゴットの特性にはピタリ。曇り空の休日の朝、気分を穏やかに上げるのにピッタリな名曲だ。


この盤の音源。全3楽章。


洗足学園音大のメンバーによる演奏。若者たちの清々とした演奏。しかし指揮者の右手を見ると指揮棒ではなく、どうやらボールペンかシャープペン。これはちょっといただけない。


ファゴットの魅力とは…



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音楽とクラシックギターに目覚めて幾年月。道楽人生成れの果てのお粗末。

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