MJQ 「ジャンゴ」



月があらたまって令和二年長月九月。
三月と並んで九月はもっとも陽気の変化が大きい。ひと月後にはすっかり秋の気配になっているはずがだ、どんなひと月になるのか。さて、きょうは週半ばの水曜日。本日も程々に業務に精励。いつもの時間に帰宅した。ひと息ついて音盤ルーチン。今夜はジャズ。こんな盤を取り出した。


202009_MJQ_Django.jpg


モダン・ジャズ・カルテット:MJQの代表作「ジャンゴ」。50年代前半のモノラル録音。手持ちの盤はすっかりCD時代になっていた1993年にリリースされた限定プレス盤LPで、3000円のプライスタグが付いている。もちろんそんな値段で買った記憶はなく、確か御茶ノ水ディスクユニオンの中古コーナーで求めたはずだ。

ぼくは映画ファンではないのだが、黒人男優が冷静かつ物静かなインテリやビジネスマンを演じている姿にひかれる。誤解されないように付け加えるならば、黒人であろうと何人であろうと、口数少なく冷静で、しかし颯爽としている男はカッコイイ。若者はともかく、分別ついているはずのオッサンが思いついたことを端からぺらぺらと口にするのは見ていて本当に恥ずかしい。思ったことの半分は口にせず飲み込むべし。持論、述懐、世相論評等うだうだと語るブログも最悪だ。もちろん自戒を込めての話だが。

このMJQの盤を聴いていると、ふとそんなことを考える。50年代半ばのビバップ全盛期に、冷静に音楽を見通してアンサンブルを展開したMJQはそれだけでも偉大だ。ジャズはノリだよ、という気分は十分わかるが、すべてに抑制を効かせた冷静かつバランス感覚を持った音楽の素晴らしさ。よくクラシック、それもバロック音楽の要素を取り入れたと言われるが、それは素材の話であって、MJQの演奏スタイルこそがオリジナリティにあふれている。タイトルチューンのジャンゴもいいが、ラ・ロンド組曲はこのグループのコンセプトとスタイルがよく分かる名曲名演だ。さあ、MJQを聴いて、明日から寡黙な男になろうか…


この盤の音源。タイトルチューン「Django」


「フーガイ短調」MJQ+ローリンド・アルメイダ タモリのジャズ・スタジオ@1995。みんな若い!


「フーガイ短調」の原曲はこちら



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