朝練!
<急告追記>
FM放送J-WAVEで明日土曜日8:00PM、村治佳織がパーソナリティを務める『クラッシーリビング」という番組で、ゲストに小原聖子さんが出演されるとこと。我々世代には懐かしい、初代クラシックギターアイドル(^^) 楽しみにしよう。
もう一つ…
恵比寿のギターショップ:カリスが閉店することになった。店主の高矢さんは私と同年代。穏やかなジェントルマンでギターもお上手だった。オルディゲスはカリスで買い、委託販売他でも何度かお世話になった。毎月アマチュアが集う店内コンサートをやっていて私も誘われていたが、叶わぬままに閉店。諸事情あってのことのようだか、とても残念だ。12月初旬まではまだ営業とのこと。近々お邪魔してみようか…
さて、実は訳あって少し前から生活リズムを朝型に変えた。元々ラジオの深夜放送に聴き入っていた半世紀前から典型的な夜型で、学生生活を終えて就職先を決める際には、夜勤専門の会社にしようかと冗談交じりながら考えたものだ。 朝型へのシフトは意外にスムースで、日付が変わる前に床に就き、朝5時過ぎに目覚ましをセット。以前に比べると1時間から1時間半程度のシフトだ。その結果、出勤前に少々時間が取れるようになり、それではと、ギターの朝練を始めた。



そうはいっても慌ただしい朝に変わりはなく、じっくり練習というわけにはいかない。30分程の時間を確保し、もっぱら両手の運動性能維持だけを目標とすることにした。譜読みや曲想を練るという時間を排して、もっぱらメカニックに指を動かす。教材としてはカルカッシのエチュードを選択。数年前に出た佐藤弘和編「原典版カルカッシ25のエチュード」を開き、特にこれまであまり弾いていなかった20番以降の曲をさらうことにしている。それと、佐藤弘和編「原典版カルカッシ25のエチュード」には同じカルカッシの作品26「6つのカプリス」が収められていて、これが指慣らしのアルペジオ練習にはちょうどよく、併せて練習メニューに加えている。
洗面を済ませ、身支度を整えたところでギターを取り出し、まずは「6つのカプリス」でアルペジオの練習。和声と低音の動きを確かめるようにゆっくりと弾き、ついでほぼ指定のテンポ、そしてやや加速して…といった具合に弾き進める。いつもは第1番ハ長調の右手pimaパターンの曲だけで終わることが多い。アルペジオで指が目を覚ましたら作品60の練習曲へ移る。最近はもっぱら最後の3曲を、やはりテンポを変えて弾く。本来ならスケール練習が必須だろうが、アルペジオが苦手という個人的理由で、スケール練習は時間の余裕があればということにし、優先度を下げている。そんなことをしていると30分はあっという間。時計の針が7時を指したところで朝練終了。仕事へゴーとなる。
ある朝のモーニングルーチンを抜粋再現してみた。まずアルペジオを定速→やや加速で弾く。次いで作品60の第23,24,25番。これらの3曲はイ長調・ホ長調における跳躍を伴なったポジション移動の練習が主眼となる。楽譜から目を離していないので、あちこちで押弦ミスがあるがご容赦のほどを。pimaの単純アルペジオもホント苦手だ。最後は家人から声がかかってサドンデス!。
作品60「25の練習曲」中、もっとも美しい曲想の一つ第24番イ長調。特にコーダ風の終盤フレーズは実にロマンティックだ。カルカッシも捨てたものではない。この演奏では2分58秒から始まる。アニードが絶賛した名手エドソン・ロペス氏の演奏。
楽譜は以下はBoijeコレクションを参照。
カルカッシ「25の練習曲」
http://boijefiles.musikverket.se/Boije_0094.pdf
同 「6つのカプリス」
http://boijefiles.musikverket.se/Boije_0091.pdf
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