中森明菜「クリムゾン」



聖子とくれば明菜を聴かないわけにいかない。いやいや、そもそも順番が逆。まずは明菜だ…と、センチメンタルな晩秋の夜。取り出しのはこの盤だ。


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中森明菜1986年リリースのアルバム「クリムゾン」。
このアルバムは彼女の盤歴の中で異彩を放つ。楽曲は竹内まりあと小林明子が提供しているものだけで構成されていて、「女性作家による女性の心模様を表現したものだ」と、ある資料にあった。時代はバブル突入前夜という頃。都会の女性たちは仕事を持ち、自ら歩き、恋をし、時代の空気が自分たちのものであることを感じていた頃だったろう。そうした中、デヴュー当時のアイドルポップスから抜け出て、大人の女性が共感する歌をうたう存在としての中森明菜が出来上がる。男の、しかもすっかりオジサンの人間がいささかの共感を持って聴くことができるアルバムだ。曲そのものもそうだが、アレンジも当時流行のフュージョンテイストをベースにしながら決して騒がず、ポップな和製AORという感じに仕上がっている。それにしても1986年リリースか…10年、20年ではなく、もう34年前。あっけない人生だったなあ…

この盤に収録された「駅」は何度聞いてもグッとくる名曲だ。曲を提供した竹内まりあも歌っているが、中森明菜の方が数段いい。この曲だけでもこのアルバムの価値は失せることがない。「難破船」同様、聴くたびにその後の彼女の数奇な運命と重ね合わせ、明菜がんばって~!と叫んでしまいそうになる。


この盤の音源「駅」


同「約束」


「駅」@ライヴ



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音楽とクラシックギターに目覚めて幾年月。道楽人生成れの果てのお粗末。

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