ウォルター・ビショップJr・トリオ「Speak Low」



コロナ禍で花見気分に浸ることもなく、ぼちぼち四月も半ば。きょうも程々に業務に精励。帰宅後ひと息ついて、夜毎のルーチン音盤タイム。今夜はこんな盤を取り出した。


202104_Walter_Bishop_Jr.jpg


ワルター・ビショップJr・トリオによる名盤「SPEAK LOW」。1961年録音(モノラル)。収録曲は以下の通り。

1.サムタイム・アイム・ハッピー
2.ブルース・スン・ザ・クローゼット
3.グリーン・ドルフィン・ストリート
4.アローン・トゥゲザー
5.マイルストーンズ
6.スピーク・ロウ

ぼくはジャズは好きだがマニアではないので詳しい説明は出来ないのだが、このワルター・ビショップJr(1927-1998)はバップ系ピアニストとしてデヴューしたもののあまりヒットに恵まれず、本作が最初で最後の代表作となった由。オリジナルのLP盤は大そうなプレミアムが付いて幻の名盤ともまで言われたようだが、今は復刻CDなら容易に手に入る。写真の手持ちの盤はもちろんそんなプレミアム盤ではなく国内盤(懐かしいトリオレコード)の中古LP。ディスクユニオンかどこかで千円程で手に入れた記憶がある。そんないわくのある盤だが、こうして後世まで聴き継がれているのだから名実共に名盤といってよい。スタンダードな名曲がスタンダードなピアノトリオで演奏される、ごくスタンダードな盤…だが、何か気安さだけでないところがあって、そのあたりが世に残った要因だろうか。

ワルター・ビショップJrはブロックコード奏法に長けていたというが、この盤でもそんな特徴がよく出ていて、モダンなコードをチョイスしながら、単なるバッキングに留まらないスィンギーなコードプレイを繰り広げる。さらにこの盤の売りはジミー・ギャルソンのベースだろう。第1曲サムタイム・アイム・ハッピーの冒頭からノリのよいはずむようなベースプレイ、第3曲「グリーン・ドルフィン・ストリート」でのアルコ(弓弾き)の長いソロ、そしてB面の第2曲、アップテンポの「マイルストーンズ」でぐいぐいとアンサンブル全体を引っ張るドライブ感、いずれも存在感十分で、この盤を単なるピアノトリオの終わらせていない。


アルバムのタイトルチューン「SPEAK LOW」


アップテンポの「MILESTONES」。バッパーの面目躍如。


1991年来日時のライヴだそうだ。



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