ポリーニ ショパン「ポロネーズ集」



週明け月曜日。コロナ禍かいくぐって都内で仕事。行き返りの新幹線車内も相変わらず乗車率高し…だったなあ。帰宅後ひと息ついて、さて今夜はこんな盤を取り出した。


202105_Pollini_Chopin_Polonaise.jpg


ポリーニの弾くショパンのポロネーズ集。1975年の録音。ポリーニがもっとも輝いていた頃の記録だ。例によって十数年前の出張帰りに大阪梅田の中古レコード店で手に入れた。収録曲は以下の通り。

<A>
1.ポロネーズ第1番嬰ハ短調op.26-1
2.ポロネーズ第2番変ホ短調op.26-2
3.ポロネーズ第3番イ長調op.40-1「軍隊」
4.ポロネーズ第4番ハ短調op.40-2
<B>
5.ポロネーズ第5番嬰ヘ短調op.44
6.ポロネーズ第6番変イ長調op.53「英雄」
7.ポロネーズ第7番変イ長調op.61「幻想ポロネーズ」

鋭利なタッチ、正確無比な打鍵、計算しつくされたダイナミズム、甘さを差し挟まない冷徹な表情。モダンピアニズムの模範のような演奏だ。ショパンというともっとポーランドの土の香りを…とぼくなども思うのだが、これはこれで素晴らしい演奏だ。実演で聴いたら共感や感動以前に圧倒され、少し大げさな言い方かもしれないが、言葉を失うかもしれない。そんな演奏だ。しかし力ずくかというとそんなことはない。ガンガンいきそうな英雄ポロネーズの出だしなどは以外にも優しさを感じさせるほどのコントロールされた弾きぶりでハッとする。

70年代には多くの録音を残したポリーニだが、その後次第に録音が少なくなり、同時に評価も割れるようになった。十年程前にバッハ平均律が出たが、「最近のポリーニはどうかなと思って聴いてみたが…」とある知人は半ば落胆していた。そういう感慨を持たせるほど、70年代のポリーニは輝いていたという証しでもある。


ポロネーズの中で好きな曲の一つ。作品40-2ハ短調。作品40-1の軍隊ポロネーズと対を成し、軍隊ポロネーズの<栄光>対し、こちらは悲劇的な苦悩に支配される。出だし1小節をイントロ当てクイズにどうだろう。この曲かフォーレ<夢のあとに>か迷うところだ。調性もc-mollで一緒だし…


作品61幻想ポロネーズ。ショパン最晩年の傑作。



■ にほんブログ村ランキングに参加中 ■
■↓↓↓バナークリックにご協力を↓↓■
にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
にほんブログ村
関連記事
プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
音楽とクラシックギターに目覚めて幾年月。道楽人生成れの果てのお粗末。

カレンダー
04 | 2021/05 | 06
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
月別アーカイブ
QRコード
QR
閲覧御礼(2010.10.01より)