雨降り@ドーナッツ盤
以前この時期の恒例にしていた記事を思い出し、久しぶりに…
梅雨真っ只中。うっとうしいと言っても仕方ないので雨を楽しもうと、音盤棚に300枚ほどあるドーナッツ盤エリアから雨にまつわる盤を取り出した。いずれも流行った当時に買ったものではなく、いい加減オッサンになってからリサイクル店のジャンクコーナーで救済してきたもの。

雨・星・月・夜・酒・涙…かつて歌謡曲の王道をいく歌詞に付き物のキーワード。中でも雨は定番だ。歌詞も職業作詞家による七五調の、いかにもというものが多かったが、それこそが歌謡曲の様式美。妙な語り言葉や16分音符で歌詞を詰め込むような昨今の譜割りには感心しない。何事も進化だ差別化だと、ビジネスライクな言葉で目先の変化が持てはやされるが、進化するのはポケモンだけで十分だろう。時流に流されない不変の様式感≒マンネリズム万歳!
「水色の雨」八神純子のハイトーンが部屋に満ちますね。
「雨の慕情」
♪心が忘れたあのひとも 膝が重さを覚えてる
長い月日が膝まくら 煙草プカリとふかしてた
憎い恋しい 憎い恋しい めぐりめぐって今は恋しい
一人で覚えた手料理を なぜか味見がさせたくて
すきまだらけのテーブルを 皿でうずめている私
きらい逢いたいきらい逢いたい 曇り空ならいつも逢いたい♪
…阿久悠の天才的な歌詞。
「悲しき雨音」
今やオールディーズの定番。懐かしい。あっ、昭和歌謡ではありませんね。
♪Listen to the rhythm of the falling rain,
Telling me just what a fool I've been.
I wish that it would go and let me cry in vain,
And let me be alone again.♪
♪降りしきる雨音のリズムを聞くと
お前は何てバカなんだって言っているみたいだ
雨なんて消え去ってむなしく泣かせてくれればいいのに
もう一度ひとりにしてほしいのに♪
…ケッコー泣かせる歌詞。
「雨音はショパンの調べ」…ほとんど記憶にございません(^^;
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