ビル・エヴァンス「Sunday At The Village Vanguard」



早いもので6月も最終週。例によって季節の移ろいに甚だ疎くなってしまったが、気付けば関東地方もすっかり梅雨空となり、コロナ禍第4波も少々のくすぶりは残るものの、首都圏の端っこの当地ではひとまず減衰局面となった。さて、週明け月曜日。身辺諸々の憂さを横におき、今夜はジャズ。こんな盤を取り出した。


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ビル・エヴァンス(p)、スコット・ラファロ(b)、ポール・モチアン(ds)のトリオによる1961年NYヴィレッジ・ヴァンガードでのライヴ。このときのライヴを収めたもう一枚のアルバム「Waltz for Debby」と共にビル・エヴァンスの代表作といえる名盤。手持ちの盤はかなり前に御茶ノ水のディスクユニオンで買い求めた米盤。収録曲は以下の通り。

1.Gloria's Step
2.My Man's Gone Now
3.Solar
4.Alice in Wonderland
5.All of You
6.Jade Visions

ジャズマニアでもないぼくなどがこの盤について語る資格もその気もないが、久しぶりに針を落とし、第1曲の「Gloria's Step」が静かに流れてくると、思わず大きく吐息をはき「ああ、いい響きだ」と唸ってしまう。ペアとなるもう一枚の「Waltz for Debby」に比べ、甘さ控えめ、通好みと言えるかもしれない。ビル・エヴァンスの繰り出すインスピレーションに満ちたフレーズとコードワーク。それにまったく引けを取らず、ときに雄弁に存在感を示すスコット・ラファロのベースがまた素晴らしい。テーブル席のグラスが擦れ合うかすかな音と行き交う小声の会話が演奏の臨場感を高める。いかにもライヴならではのしつらえ。甘ったるいカクテルピアノとは次元の違う感興を味わえる名盤だ。


この盤の音源。全6曲



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