ジョー・パス「Virtuoso」
相変わらずのマンネリ記事が続く本ブログ。信頼性の乏しいカウンタのアクセス数ながら、一時期の半分程度の来訪者数。個人的備忘と思いながら、「早く引っ込め、このスットコドッコイ!」との声も聞こえてきそう。ボチボチ店じまい…まあ、それもいいかな、と思いつつ本日も更新。辛抱強くアクセスして下さる方には感謝・感謝!。アクセスついでにと言ってはナンですが、更新有無にかかわらず記事下方にある「クラシック鑑賞」バナーをクリックしていただけると幸いです。どうか引き続き(今しばらく)宜しくお願い致します。
さて、週半ばの木曜日。きょうも程々に業務に精励。7時を少しまわって帰宅した。ひと息ついて、今夜はジャズ。こんな盤を取り出した。

ジョー・パス(1929-1994)のソロギターアルバム。1973年録音。ジャズファン、ジャズギターファンには説明不要の盤。このアルバム以降、ソロギターによる「Virtuoso」シリーズが続くことになる。収録曲は以下の通り。お馴染みのスタンダードが並ぶ。
Side_A
1.Night And Day/2.Stella By Starlight/3.Here's That Rainy Day
4.My Old Flame/5.How High The Moon/6.Cherokee
Side_B
1.Sweet Lorraine/2.Have You Met Miss Jones?/3.'Round Midnight
4.All the Things You Are/5.Blues For Alican/6.The Song Is You
この盤を手に入れたのは70年代後半、社会人になって間もない頃だった。クラシックギターに傾倒していたものの、ジャズギターにも興味深々で、きっかけがあればジャズギターもやってみたいと思っていた。結局そのきっかけはなく、ギターに関しては芸域?拡大することなく今に至っている。
さて、この盤。本当に久しぶりにジャケットから取り出した。SPUの針を下し、アンプのボリュームをやや多めに回す。第1曲Night And Dayが生々しい音で飛び出してきて…そうだったと思い出した。このアルバムでジョー・パスは愛器のフルアコES-175をアンプを通さず(「Here's That Rainy Day」を除く)、生音をマイクで拾っている。ジャズギターの録音としては異例だ。
そうした録音条件もあって、この盤ではジョー・パスの手元で鳴っている音がすべて聴こえてくる。畑違いとはいえ、同じギター弾きとしては(ジョー・パスと一緒に語るのはまったく見当違いだが…)、本来の楽曲のメロディーやコード音に加え、フィンガーノイズ、弦のビビり、ピックノイズなどにもついつい耳がいく。下手くそのノイズは勘弁だが、名手のそれはもちろん大事な味わいの要素だ。アンプを通した滑らかな音も魅力的だが、こうして楽器の素の音が聴くと、まさに目前にジョー・パスがいるかのように感じられ、一層惹きつけられる。
実は少し前、町内自治会の関係でご近所のある方と初めて話す機会があったのだが、ひょんなことから話が道楽に及び、なんとその方がギター弾きをわかりびっくり。それも40年物のES-175Dを愛用する筋金入りのジャズギター弾き。ご近所とはいえ、塀の向こうは分からないものだ。いずれコロナ禍が終息したら一緒に遊びましょと約した次第。縁のなかったジャズギターを手にする日が来るかもしれない。楽しみだ。
この盤の音源。アップテンポの「How High The Moon」
「Round Midnight」
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