2S-305 再び!



月があらたまって令和三年長月。
きょうは久々のオーディオねた。それも「オーディオあるある」のおバカねただ。


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25年程前に手に入れ、長らく使っていた三菱電機ダイヤトーン2S-305。思うところあって、小型スピーカーに転向を決意して数年前に手放したものの、結局その後TannoyやらAvalonやら中大型志向に戻ってしまった。2015年に導入したAVALON・ECLIPSEには大いに満足して幸せな日々を送っていたのだが、AVALONとアキュフェーズのシステムはいかにも今風で、音に不満はないものの、どうにも面白みがない。時折り雑誌なので見かけるヴィンテージのシステムなどを見ていると、やはりグッと惹かれるものがあって、かつて愛用していた2S-305を小型の真空管アンプで鳴らしたい…そんな邪心がむくむくと湧き上がってくる。

近年はスピーカーと対峙して聴くことが少なくなり、日々のリスニングではノートPCとヘッドフォンで済ませることが多かったのだが、昨年来のコロナ禍影響で様相が変化。在宅時間が増えたこともあって再びスピーカーの稼働率が上がってきた。同時に、かつて過ごした幸せな日々の光景がフラッシュバック。やがてそれは抑えがたい衝動となって、ある販売店在庫の2S-305から目が離れなくなってしまった。それから数日後、冷静を装って販売店に出向き試聴。かつて慣れ親しんだ予想通りの音で即決。幸い手持ちの小型スピーカーが満額下取りとなり、昨年来温存しておいた政府給付金を投入して一件落着となった。


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我が道楽部屋に鎮座してみれば、あっという間にかつての懐かしい光景。何の違和感もない。渋い色合いの塗装、今どき見ないメッシュのサランネット、オーラ溢れる昭和感はさすがのひと言。心配したアキュフェーズとの相性も何ら問題なく、ずっと前からあるかのように滋味と熱気を併せもつ音を奏でてくれている。放出品の買戻しという、オーディオあるあるのスットコドッコイ。その音の詳細はまた明日にでも。


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プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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