セゴビア・コレクション第4集「ポンセ作品集」



月があらたまって令和三年霜月十一月。先月から久しぶりに聴き直しているセゴビアの演奏。きょう取り出したのはこの盤。


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バブル絶頂期の80年代終わりにリリースされたセゴビア・コレクション全17巻。その第4集。「ポンセ作品集」と題された一枚。収録曲は以下の通り(書き写すのも面倒なのでライナーノーツの写真を貼っておく)。先回記事にした第3集「ポンセ・ソナタ集」を補完するかのように、マヌエル・ポンセ(1882―1948)がギターのために書いた作品が並ぶ。


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アンドレス・セゴビア(1893-1987)は30歳のときにポンセと出会い、以降ポンセが没するまで親交を深めた。その間ポンセは、現在までクラシックギターにとって重要な作品として弾き継がれる作品をセゴビアとの共同作業のような形で残していった。先回の「ソナタ集」に収録されたような内容、規模共にクラシカルな様式とまとった真っ向勝負の作品と同時に、一方でこの第4集に収録されたような、バロック期の作曲家の名を冠した擬作や、メキシコ生まれの血を感じさせるラテン的な小品など、もう一つの顔ともいうべき作風の作品も残した。いずれも、当時のセゴビアから「クラシックギターのレパートリーを増やしたい」という切なるリクエストに応えてのことだった。

特に、バロックリュートの大家:シルビウス・レオポルド・ヴァイスの名を借りた前奏曲やイ短調の組曲などは古くから親しまれ、それらが実はポンセの手になる曲であったと知られるようになったのは60年代になってからのことだった。高校2年のときにクラシックギターを始めて1、2年経った頃、好楽社の楽譜で前述の前奏曲や組曲イ短調に触れた。たどたどしく弾きながら、それら作品にバロック風の響きと同時に、「ひと味違う」モダンな新鮮さも感じていたことを思い出す。


手持ちの盤からアップ。「前奏曲ホ長調」(ギター独奏版)1952年録音


同 「前奏曲ホ長調」(ハープシコードとの二重奏版)1958年録音


やはり伝ヴァイスとされていた「バレー」と「前奏曲ホ長調」。アルハンブラ宮殿における70年代の演奏。



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