R・シュトラウス ヴァイオリン協奏曲ニ短調



新年度スタート。今年度も地道な勤め人生活継続。きょうも程々に業務に精励し、いつもの時刻に帰宅した。変わらぬ夜毎のルーチン。こんな盤を取り出した。


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R・シュトラウス(1864-1949)のヴァイオリン協奏曲ニ短調。シュトラウス18歳のときの作品。ホルン協奏曲などいくつかの初期作品の中のひとつ。数年前に手に入れたルドルフ・ケンペ指揮シュターツカペレドレスデンによるリヒャルトシュトラウス管弦楽全集の中の7枚目に収録されている。ヴァイオリン独奏はウルフ・ヘルシャー(1942-)。1975年録音。

第1楽章から堂々とした管弦楽の響きと、それに相対するソロヴァイオリンはいきなりダブルストップの技巧的なフレーズで開始する。古典的様式ながら重厚な音響と積極的な感情表現はかなりコテコテのロマン派ど真ん中、ブラームスとブルッフさらにパガニーニあたりもブレンドされたミックス感という感じだ。一つのモチーフに固執し技巧を駆使して曲を構成するまでの技量はまだ18歳の青年にはまだ乏しかったのか。しかしそれを補って余りある魅力的なフレーズのオンパレードで中々聴かせる。
第2楽章は憂いに満ちた悲歌が奏でられる。ウルフ・ヘルシャーのソロがまた感情を抑制しつつ程よい鳴き節で、万感胸に迫る好演出。終楽章は軽快なロンド。聴こえてくるSKDのサウンドもどうやら大きな編成のようだがキレもよい。独奏ヴァイオリンも管弦楽の響きにうずもれないのはシュトラウスのスコアがよく出来るているのに加え、ケンペのコントロールが万全な証左だ。 この曲、コンサートで取り上げられることはほとんどなく録音も多くはないが、一度は聴いておくべき佳曲だ。


第1楽章(途中まで)


この盤の音源。全楽章。



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