松田聖子「SUPREME」
週半ばの水曜日。桜も散って世の中すっかり仕事モード。そんな世間の流れに乗ろうと、本日も老体に鞭打ち業務に精励しつつ、程々のところで切り上げて退勤した。帰宅後ひと息ついて、さて今夜はリラックス。こんな盤を取り出した。

松田聖子のアルバム「SUPREME」。1986年に13作目のオリジナルアルバムとしてリリースされた。手持ちの盤は例によって随分前にリサイクルショップのジャンク箱からワンコインで捕獲してきたピカピカのミントコンディション盤。収録曲は以下の通り。
Side_A
1.蛍の草原
2.上海倶楽部
3.ローラー・スケートをはいた猫
4.チェルシー・ホテルのコーヒー・ハウス
5.時間旅行
Side_B
1.白い夜
2.マリオネットの涙
3.雨のコニー・アイランド
4.ローゼ・ワインより甘く
5.瑠璃色の地球
何度か書いているが、80年代アイドル全盛時代ぼくはすでに社会人で、しかもクラシックにのめり込んでいた。聖子も明菜も熱を上げる対象ではなかったが、その歌声はテレビで聴くともなしに聴いていた。後年リサイクルショップを徘徊するうちに、ジャンク箱に当時のアルバムが山積みになっているのをみて少し手にするようになった。この盤もそんな風にして手に入れた一枚。もとより聖子ファンでもないので、収録曲の多くもこの盤であらためて接した。
松田聖子も還暦と聞いて驚く輩も多いだろう。そんな彼女の全盛期がどれ程凄かったか、ぼくなどは知る由もないのだが、こうして当時の盤を聴いてみると、曲そのものの、アレンジのセンス他、一流の職業人によってコストと手間をかけて作られているなあと実感する。プロダクション、レコード会社、流通他、余裕のあった80年代の日本の縮図をみる思いだ。
当時24歳だった松田聖子は相変わらず作られたイメージに合わせるかのような歌いっぷりだが、スムースに伸びるハイトーン、張りのある声質などいずれも素晴しい。ジャケット写真はデヴュー当初に比べてやや大人の雰囲気を感じさせ、その後の路線へもスムースにつなげようとする意図が現れているように思う。
この盤の音源「白い夜」 王道のアイドルポップス。
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