エラ・フィッツジェラルド「Like Someone In Love」
連休の終盤の週末土曜日。昼から外出。いくつか野暮用こなして夕方近くに帰宅した。夜更け前のひととき。今夜はジャズ。それも甘口のこの盤を取り出した。

エラ・フィッツジェラルド(1917-1996)のバラードアルバム代表作「Like Someone In Love」。1957年録音。手持ちの盤は90年代終わりにミドルプライスで出たCD。映画やミュージカルから採られたスタンダード他、美しいバラードが収められている。
今更繰り返すこともないが、エラはアップテンポのノリノリの曲からバラードまで幅広くこなすし、もちろんそのいずれもがワンアンドオンリーの素晴らしさだ。このアルバムではストリング・オーケストラの豊かな響きの伴奏にのって、実にリリカルな歌唱を繰り広げる。録音当時、彼女はちょうど40歳になる頃。もう十二分にキャリアも積み、表現の幅も広いのだが、決して声を必要以上に張り上げることなく、若々しく艶やかな声質で、聴くほどにうっとりする。このアルバムではストリングオケに加えて、いくつかの曲でスタン・ゲッツのテナーサックスがアダルトな雰囲気で情緒豊かなプレイを聴かせてくれる。
この盤の音源。There's A Lull In My Life(心安まる頃)から始まり、アルバム収録曲が順次続く。
■ にほんブログ村ランキングに参加中 ■
■↓↓↓バナークリックにご協力を↓↓■

にほんブログ村
- 関連記事
-
- ジョン・コルトレーン「SOULTRANE」 (2022/07/10)
- 木住野佳子「ランデヴー」 (2022/06/12)
- エラ・フィッツジェラルド「Like Someone In Love」 (2022/05/07)
- ニッキ・パロット「Fly Me To The Moon」 (2022/04/21)
- カシオペア「Halle」 (2022/04/09)