バーンスタイン&VPOのブラームス



週半ばの水曜日。本格的な秋にはまだ間があるが、少し先取りしようかと、今夜はこの盤を取り出した。


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レナード・バーンスタイン(1918-1990)とウィーンフィルによるブラームス交響曲全集。きょうはそのうち第4番ホ短調の盤をターンテーブルにのせた。1981年10月録音。手持ちの全集セットは、学生時代からもっぱら廉価盤専門だったぼくにしては珍しく、発売と同時に大枚はたいて手に入れたLP盤セット。

久々にターンテーブルにのせてオルトフォンSPU-Gで聴くアナログ盤最終期の音は格別だ。一聴して高音域の繊細さと音の奥行きの素晴らしさに耳がいく。低音もたっぷりと響き、申し分ないピラミッドバランスの音が広がる。とりわけブラームスの交響曲などこれ以上にないくらいマッチする。
バーンスタインのやや粘着質のフレージング、艶やかなウィーンフィルのヴァイオリン群、ぎりぎりのタイミングまで待って合わせる金管群やティンパニーのアインザッツ。どれもがやや古いスタイルの特性といえるだろうが、ロマン派後期でありながら古典的スタイルを指向したブラームスの一つの理想的な表現だ。どの楽章も遅めのテンポと濃厚な歌い口で、むせ返るようなロマンティシズムに満ちている。ライヴ録音をベースに編集を加えてある録音だが、第1楽章冒頭からバーンスタインのうなり声が聞こえてきて、一気に曲に引き込まれる。70年代後半以降、バーンスタインがウィーンフィルと組んだ一連の録音は、完全にヨーロッパの伝統的な様式感を手中にした感があり、それまでのアメリカ中心のイメージとは一線を画す展開となった。ベートーヴェン、ブラームス、シューマンなどいずれも他に類をみない名演だと思う。



この盤を併行して録られた映像。概要欄にボストン交響楽団と記されているが、もちろんウィーンフィル(@ムジークフェライン)の間違い。


ドラマ仕立ての第4番アレコレ



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