ビゼー「演奏会用半音階的変奏曲」



気付けばクリスマスイヴ。これといった趣向もなく、いつもの週末土曜日だ。みなが浮かれていたバブル期も指をくわえて傍目にみていた身にとっては、楽しかったクリスマスの思い出もない。今も昔も平々凡々…嗚呼 まあ仕方ない。気を取り直して日常ルーチン。先回の続きで、こんな盤を取り出した。


202212_GreatPianists_Gould.jpg


20年程前に「Great Pianist of The 20th Century」という名で出ていたシリーズ物のグールドの巻。グールドは例のボックスセットがあるのだが、同じ録音ながら別企画の盤で聴くのも悪くない。このシリーズは20世紀を代表するピアニストの代表的な録音をそれぞれCD2枚の収めてある。先日記事に書いたリパッティもこのシリーズ。今思えば随分と珍しいピアニストの盤もあった。もう少し手を広げて買っておけばよかったと少々後悔している。

グールドのぼう大な録音から2枚のダイジェストを作るにあたって、企画担当者は随分と悩んだことだろう。その結果選ばれたのは、バード、ギボンズ、スカルラッティが数曲、モーツァルトとハイドンが1曲ずつ。それと時代が飛んでR・シュトラウス、スクリャービン、ベルク、プロコフィエフなど。中ではカルメンやアルルの女で有名なビゼーの「演奏会用半音階的変奏曲」が珍しい。ビゼーといえばまずはカルメン、アルルの女、交響曲ハ長調あたりが思い浮かぶが、それ以外にといわれると馴染みはぐっと少なくなる。この「演奏会用半音階的変奏曲」は彼の数少ないピアノ作品のひとつ。ピアノ愛好家にはそれなりの知名のある曲かもしれないが、一般にはグールドが弾いているということでにわかに知られるところとなったようだ。実際、ぼくもグールドの演奏で初めて耳にした。ビゼーのメロディーメイカーとしての一面に加えて、後期ロマン派風の拡大した半音階技法を駆使した佳曲で、ピアニスティックな魅力にもあふれていて聴きごたえのあるコンサートピースだ。


この盤の音源。



全日本ピアノ指導者協会ならびに同協会協力者提供の音源。



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