BWV998



仕事を完全リタイアしたこの4月以降、以前と比べてギターを手にする時間が増えた。昔からきちんと弾きたいなあと思いながら手付かずだった曲を少しずつさらっている。少し前にトローバのソナティナに着手し、ひとまず第1楽章を何とか通せるようになったが、その後、続く第2・3楽章にいくか他の曲にいくか思案。第3楽章ロンドを少しつついてみたが、あまり面白味を感じず、どうしたものかと思っているうちに、この夏の暑さもあって月日ばかりが過ぎた。これではいかんと思い立ち、次の課題曲としてバッハのBWV998「プレリュード・フーガ・アレグロ」に取り組むことにした。


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セゴビア編とEdson Lopes編


バッハのBWV995~1000番それと1006aはリュートまたはそれに類する楽器(ラウテンヴエルク等)のためのものとされ、ギター・リュート属の愛好家には馴染みのある作品だ。もちろんそれらの作品の真偽をめぐって過去から様々な研究や議論がなされてきたが、新バッハ全集でこの7曲がひとまず認知されることになった。 中でもBWV998「プレリュード・フーガ・アレグロ」はもっとも好きな曲の一つだ。初めてこの曲に接したのはクラシックギターを始めてまもない高校時代で、例のセゴビアアルバム第1巻に載っていた楽譜だった(但しセゴビア編では終曲のアレグロは含まれていない)。ギターを始めて少し経ち、朝のNHKFMでバロック音楽に親しむようになった頃で、バッハの作品を自分の手で音に出来ることに感激したものだった。

オリジナルのBWV998は変ホ長調だが、セゴビア編を含めてギター用編曲では多くの場合ニ長調に移され、6弦を2度下げてDに合わせる。これだけでもギターの響きが途端に重厚になって「やる気」にさせられる。プレリュードはその低弦に支えられて8分の6拍子にのった流れるようなフレーズが美しい。フーガは出だしこそ気分よく始められるのだが、3声フーガの織り成す文様が広がるにつれ、左手の押弦に苦しむようになる。終曲アレグロは16分音符のスケールだけを見ているとさほどではないが、8分音バス音の下支えをしっかり出しながらとなると、難易度急上昇となる。 どこまで手中に収められるか。おそらくフーガで挫折するような気もするが、ひとまずプレリュードからスタート。少し気合を入れて頑張ってみよう。


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課題曲に設定したその日の現状確認。楽譜を広げてプレリードの前半を録音してみた。運指はまだ決めておらず、遅めのテンポで弾いたにも関わらずバタバタと左手の無駄な動きが目立つ。


デイヴィッド・ラッセルによる演奏。カポタストで半音上げ、原調のEs-durで弾いている。


チェンバロによるオリジナル調性での演奏


リヒテルによる演奏



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音楽とクラシックギターに目覚めて幾年月。道楽人生成れの果てのお粗末。

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