新生<テクニクス>のコンポ



昨年秋、復活を果たしたパナソニックのオーディオブランド<Technics>。先日、新生テクニクスのオーディオセットを少しじっくりと聴く機会があった。


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テクニクスブランド復活に際して、まずかなりハイエンドのリファレンスシステムR1シリーズがこの春にリリースされた。ただR1シリーズはセットで揃えると国産高級車並の価格となり、実際のセールスよりは復活の象徴的モデルとでもいうべきものだった。そして少し前に、普及価格(といっても相応の値段だが)のプレミアムシステムC700シリーズが発売されるに至った。今回聴いたのはこのC700シリーズだ。C700シリーズは、アンプ・CDプレイヤー・ネットワークプレイヤー・スピーカから成る。全部合せてメーカー希望小売価格は60万円を切る位。実際には50万円程度の市場価格になるのだろうか。それぞれの詳細はHPを見ていただければ分かるが、おおむねオーソドクスな仕様。それより何より最初に目がいったのはそのデザインだ。


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取り分けアンプ。最初、パワーアンプの上にプリアンプが載っているのかと思ったが、そうではなく、アナログメーターが下部、ボリュームつまみが上部という一体型だ。その明るい色調と合せて、とても斬新な印象を受ける。横幅は一般的なフルサイズコンポより小さく34センチで、実物は写真の印象よりコンパクトだ。そのデザインと相まって、都会的なリビングルームによく合うだろう。アンプの入力はデジタル系が4系統、アナログ系もMM対応のフォノ入力と、ライン入力を持つ。


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そしてスピーカも目をひく。樽型に膨らんだエンクロージャに16センチ口径の平面振動板を持つ同軸ユニットがマウントされている。平面型スピーカはかつてのテクニクスのお家芸だったことを思い出した。樽型に膨らんだ両サイドは厚さ40ミリ、重量も9キロ近くあって、ズッシリと重い。

さて肝心の音はどうだったか…
そのコスメティックデザインの印象そのものに、とてもスッキリとした清涼感のある音というのが第一印象。アンプやCDプレイヤーは現代の標準的な技術でオーソドクスに作られているようなので、音の印象の多くはスピーカによるものと思う。中高音の解像度は高いが、妙なエッジが立ったり、強調感を感じることはなかった。そして低音。これが見かけ以上に素晴らしい。仕様値では、40Hz(-16dB)、45Hz(-10dB)とあったが、この数値は確実にクリアしている印象だ。オーケストラにおけるコントラバスの深い基音がしっかりと出ているし、バスレフの共振周波数周辺の盛り上がりや付帯音も極少で、よくチューニングされていると感じた。エンクロージャの設計が周到で、不要共振や反射、定在波を押さえ込んだ結果が、このスッキリとした解像度の高さにつながっているのだろう。

ぼくは今のところ現有のセットを買い換えるつもりはないので、これ以上このモデルに目が向くことはないのだが、もしこれからオーディオセットを新調して音楽を楽しみたい、特にリビングルームに物々しくないセットを置きたいと考えるむきには、有力な選択肢の一つではないかと感じた次第だ。


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昨年秋の発表会



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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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