ブルーノ・リグットの<ショパン:ワルツ集>



週明け月曜日。相変わらずの梅雨空続く。きょうは朝夕とも傘のお世話になった。近年空梅雨気味の年が多かったように感じるが、今年はいかにもこの季節らしい天気が続いている。
八時少し前に帰宅。食事を済ませ、風呂につかり、といつもの平々凡々の日課が済み、夜半の御一人様タイム。何気なく音盤棚を見回していると、器楽曲を並べたエリアに未聴の盤をいくつか見つけた。一時期、狂ったようにレコードを集めた頃のもので、多くがネットで@200円ほどで箱買いしたもの。玉石混合。主に70年代半ばの盤。若き日のデジェ・ラーンキ、ラドゥ・ルプー等々。そんな中からこんな盤を取り出した。


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ブルーノ・リグット(仏1945-)の弾くショパン:ワルツ集。1976年録音。手持ちの盤はIPG-テイチクレーベルの国内初出盤。第1番から第18番まで(第19番はカット)。宇野功芳氏によるライナーノーツによればリグットはヘンレ版の楽譜を使い、その順番に従っている由。ブルーノ・リグットはサンソン・フランソワ唯一の弟子とされ、1963年19歳のときにロンティボーで入賞してそのキャリアのスタートを切った。

ぼくはショパン愛好家でもないし、そもそもピアノ音楽自体もそれほど親しんでいるわけではないので、ピアニストの特質は録音で一度聴いたくらいでは中々把握できない。従ってこのリグットの演奏も、これが他のショパン弾きと比べてどう違うの即答できない。そう思いながらも聴き進めていると、サンソン・フランソワの弟子だからという先入観もあってか、このリグットの演奏は優れて詩的で、よい感覚の表出を感じる。現代のショパン弾きと比べると音のダイナミズムはずっと控えめで、全編が中程度の音量でさりげなく弾き進められる。テンポはマイナーキーの曲ではやや遅く、他の明るい調子の曲でいくらか早めに感じる。曲のあちこちの現われるテンポ・ルバートも控えめ。総じて軽めの感覚で一筆書きを見るかのような印象だ。


1976年録音ではカットされていた第19番イ短調。リグットは90年代にショパンのワルツ集を再録音している。この音源は90年代のもの。1976年録音の淡白ともいえる歌い口とはかなり印象が違う。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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