ボロディン 交響曲第2番ロ短調



お盆の過ぎて八月も後半。このところ暑さ小康状態。さすがに35℃超えの猛暑に見舞われることはもうないかな…。そうはいってもまだまだ快適とは言い難い季節。夏の疲れが出る頃、気を付けないと、と勝手に理由を作って定時少し過ぎにそそくさと退勤。夏の疲れなどと言ううなら、早く寝ればいいのだが、習慣付いた夜遊び、もとい音盤タイムをパスするのものなあと、こんな盤を取り出した。


Kirill_Kondrashin_1979.jpg  DSCN3981 (560x560)


アレクサンドル・ボロディンの交響曲第2番。キリル・コンドラシン指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団による1980年のライヴ録音。手持ちの盤は、毎度お馴染みネット経由激安箱買いの中の1枚。1984年発売の文字がある。コンドラシン(写真)は1981年3月に急逝。西側に出て、コンセルトヘボウの指揮者となって、まさにこれからの時期だった。幸い、その頃のライヴ録音がいくつかリリースされた。この盤はその中の1枚。プロコフィエフの交響曲第3番ハ短調とカップリングされている。

ボロディンをいうと、もっとも知られるのは交響詩<中央アジアの平原にて>、それと2曲の弦楽四重奏あたりだろうか。交響曲は3曲書いていて(第3番は未完)、この盤の2番は中でももっとも知名度が高く、ロシア国内ではチャイコフスキーについで愛好されていると、ライナーノーツに書かれている。
第1楽章の冒頭はおどろおどろしいモチーフで始まるが、美しい第2主題が出ると、いかにもボロディンという世界に入っていく。交響曲という、いわゆる絶対音楽という形式によっているためか、民族的なモチーフだけに頼る安易さはないが、それでも第3楽章などはそうした色合いが強い。第2楽章スケルツォや第3楽章からアタッカで続く終楽章もリズムの扱いが際立ち、その合間をぬって民族的なモチーフが顔をのぞかせる。
コンドラシンとコンセルトヘボウ管による演奏は、このオケの上質で美しい音をよく伝えるもので、いわゆるロシア風のワイルドとは無縁。そして美しくスケールも大きい。アナログ最後期のフィリップス録音も秀逸だ。このコンビにるライヴ盤が手元に何枚かあるので、また折に触れて聴くことにしよう。


ゲルギロフがこの盤と同じオケ、ロイヤルコンセルトヘボウ管を振った演奏。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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